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着物語 -KIMONO STORY-

好きなもの。
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モットーは “一日1スイーツ”。
着物まわりを中心に、
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東京に大雪が降る前の6日(金)、歌舞伎座にて二月花形歌舞伎を観てきました。

演目は 「青砥稿花紅彩画 (あおとぞうし はなのにしきえ)」、

通称 「白浪五人男 (しらなみ ごにんおとこ)」。


たとえ見たことがなくても、

「知らざあ言って聞かせやしょう

浜の真砂(まさご)と五右衛門が・・・」


という弁天小僧が名乗りを上げるときの名ゼリフは

どこかで聞いたことがあるという方も多いのでは?




過去に尾上菊五郎さんが演じる弁天小僧を観たことがあります。

菊五郎さん、御年71歳。

わたしが見たのは数年前のこと。


「小僧(こぞう)」 というくらいですから、弁天小僧は少年なんです。

女装しても美しい、やんちゃな不良少年。

そういう同級生いたかも ・・・(笑)江戸時代にもいたのでしょうね。

盗賊集団の一人なので、なかなかに腹が据わった美少年です。


その美少年を七十歳くらいの菊五郎さんが演じるのですから

「ま、歌舞伎とはそういうものよねー」という風に、

どこか頭の中で変換しながら観た記憶があります。


歌舞伎ではそんなの当たり前ですし、もちろん

菊五郎さんの熟練の芸には、有無を言わさず目を奪われるのですが。


今回の弁天小僧は、尾上菊之助さん。

菊五郎さんの息子さんで、現在は36歳。


率直な感想を言うと、、、

「やっぱり若い弁天小僧さんはいいなあ」 と思いました。

当然ですが、無理がない(笑)

単に若いというだけでなく、菊之助さん、演技もとても良かったです。


わたしの中では、菊之助さんは、女方のイメージのほうが強いです。

ですので、正体がばれたあとの胆の据わった悪い男の役を菊之助さんが演じるのは、線が細くて物足りないんじゃないかな~なんていらぬ心配をしていました。


心配無用でしたね。

ユーモアのある、男らしい弁天小僧さんでした。

やはりお父さんに似ています。さすが、音羽屋さんのお家芸。

松緑さんとの名コンビも、なにか安心させてくれました。


ああ、歌舞伎の魅力にズブズブと溺れていくわたし…。

働かなくては、とコブシを握りしめます(笑)

次回の歌舞伎鑑賞は、同じく 「二月花形歌舞伎」 の午前の部。

今度は染五郎さんと七之助さんに注目です。