これは、着物に目覚めて私が思い始めたこと。"着る物"以外の着物が持つミラクルな力を観察しながら日々着物と向き合っています。神奈川県相模原市、東京近郊&スペイン バルセロナを拠点として着付け、パーソナル着物スタイリング、海外着物活用法などを綴るプライベートBlog
これは、着物に目覚めて私が思い始めたこと。"着る物"以外の着物が持つミラクルな力を観察しながら日々着物と向き合っています。神奈川県相模原市、東京近郊&スペイン バルセロナを拠点として着付け、パーソナル着物スタイリング、海外着物活用法などを綴るプライベートBlog

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Incluso más allá de su era, esta espiritualmente rica combinación mantiene su belleza.
追悼 池田重子さんのコレクション展にて
「着物は豪華でなくても優雅であればいい、立派でなくても洒落たものであればいい。」と語られていた池田重子さん。
その言葉の通りに、彼女が残してくれたコーディネートは、
見る者の心を和らげ、ワクワクとした夢に誘う。
背景に寄り添い、ストーリーをもって完成されるコーディネートは、
他愛に満ちている。
自分本意ではない、他者や環境を想う心豊かなスタイルは、
明治、大正、昭和初期の着物でも古さを感じず、現代にも生きる輝きを持って美しい。
日本の装いの根本的精神を伝え残してくれた池田重子さん。
この精神を絶やさぬように、自分も次に繋げる役割をもって励みたいと思いました。
世界に誇るすばらしい文化を「衣の文化」として残してくださりありがとうございました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
写真は昭和中期の母の着物と帯に、刺繍半襟、絞りの帯揚げを多目に。
池田重子さんに敬意を表して。
【正装、準礼装、略礼装を見つめ直しての素敵】
¿Cual es el
objetivo del vestido formal y Cuáles son mis encantos?
年の初めは集い、成人式、卒業式、入学式、式典などが目白押しで、
フォーマル、セミフォーマルが続く。
ここで今一度、フォーマル着ってそもそもなんだ?
誰のために装う?ということを見直したうえで素敵に装ってほしい。
これを考えれば、「無難」な選択はしなくなるだろうし、
装いに「祝」の心も「けじめ」の心も込められるだろう。
得に着物は洋服以上に装いに意味や願いが込められている衣服。
重ね着の枚数、選ぶ色、柄の種類、紋への気遣いなどなど。
あ~、だから着物は決まりごとが多くて小難しいのよ~!
なんて声が聞こえてきそうだけれども、では洋服には決まりごとが無いと??
ま・さ・かっ!
先日、ファッションレスキューの先輩とフォーマル着について話している祭に気づいたことは、着物は伝統文化や歴史に関係が深いから決まりごとがあることを何となくは知っている。だから難しそうに思う。
洋服にも決まりごとは山のようにあるけれど、なんとなくもその存在を知らないから難しそうに思わないだけでは?ということ。
これってかなり危険。
だからパーソナルスタイリングでその教養もお伝えすることが必要とされる時代なんだなぁということも改めて実感したわけですがw。
決められたルールの中でいかにその方らしく「素敵に」、その場に華を添えられるか。
フォーマル着はまさに「ギフトの装い」の頂点!と改めて実感したのでした^^
今春にフォーマル、セミフォーマルを着られる機会がある方、
「これでいいよね?」装いは是非卒業してもらいたいと思います<m(__)m>
(写真は礼正装着物8ファッションテイストのイメージマップ。
ファッションレスキュー「ファッションテイスト8カテゴリー」を基に構築中)
【晴れの日を通して】
Lo que me siento por Seizinsiki es el amor de familia
相模原市で成人式会場にて着付け直しコーナーを担当させていただいて4年になる。
毎年多くの新成人のかた、親御様と接し、それぞれの想いに
自分の過去も振り替えさせてもらっている。
子は子で想うこと、未来への希望や意思だったり、はたまたまだ幼かったり、色々なことを着付け直し中に話してくださる。
その姿を見てお母様も涙ぐんだり、気持ちを残したりと
暖まるストーリーを見せてくださる。
自分がはたちだったころ、まだまだ幼かったなぁと感じるのは、着物に対する気持ちにも現れている。
お婆様、お母様、そして私と3代着ているこの振り袖はわたしの娘にも残してあげたいと語るお嬢様、
一人娘のためにと貯金をして買ってくれたの。と着物を愛しそうに見つめるお嬢様、
御姉様が妹のために着付けを半年かけて習って着付けてくれたのと嬉しそうに話すお嬢様、
レンタルだけど、お母様が早起きしてお化粧もヘアも着付けもやってくれたけれど、着崩れが激しくてとやってきたお嬢様はお母様の頑張りをずっと語ってくれた。
新成人の御家族に対する愛情がたくさんたくさん溢れている晴れ着の日。
改めて「晴れ着」の役割やパワーを感じた1日でした。
今年も貴重な通過儀礼の晴れ舞台をサポートできる機会をいただきましたこと、心よりお礼申し上げます。
新成人の皆様もありがとうございました。
皆様の晴れやかな笑顔にエネルギーをいただきました。
ご成人、まことにおめでとうございます!!
生徒さんの菊地原さんもアシストをどうもありがとうございました!!
【いよいよ明日、成人式!】
Mañana es el SEIZINSHIKI
明日は晴天のようですが、この連休で一番寒いそうですね。
下着に後首元が大きく開いたヒートテックや、股下までのタイツ、ストッキング(股下までだとトイレに行くときに上げ下げの着崩れに困らない)を履いて、防寒を♪
足指が寒い場合は、白の5本指ロングソックスの上に白足袋を履くと温かいです。
地元相模原の方、当方は中央区の着付け直しを担当しています。
市民会館横の会議室塔2階に待機しておりますので、裾を踏んでしまったり、トイレ時の脱着乱れ、気分が悪くなったりきつかったり、ゆるくて帯が安定しないなどのお困りの際はお気軽にご活用くださいませ。
最後に、
成人式は日本の文化となった一つの通過儀礼。
「大人になったことを自覚し、自ら生きぬこうとする青年を祝いはげます」趣旨で開かれているものです。これまで自分を支えてくださった方々を是非思い浮かべながら、自らの格・品を自分で下げないように振るまっていただきたいと願います。
欧米諸国の方々がうらやむこのきらびやかな通過儀礼を、新成人の心で磨かれる、誇り高き式となりますように。


















