こんにちは、kanaですリボン

 

わたしがどうしてきものを好きになったのか。そして、それを仕事にしようと決意したのか。自分のバックグラウンドについて一度ふりかえってみようと思います。

 

1971年広島生まれ。姉とふたつ離れての女の子でした。この12年後に妹が誕生。妹と干支が一緒ビックリマーク猪突猛進いのしし年生まれです。

 

当時連続テレビ小説の「虹」が放送中でした。戦中戦後の混乱期、大学講師のインテリ妻かな子(南田洋子さん)が疎開や買い出しなどを経験するなかでたくましさを身につけていくという内容。父も母もかかさず観ていて、大好きな朝ドラだったそうです。

 

そして、「香名子」と命名されます。名の字を使うかなこさんはあまりいなくて、そこがお気に入りでした。

 

父は母に「仕事はしなくてよいので、子供のことを第一に家庭を守ってほしい。」と言っていたようです。給料からいくらか渡して、これで今月やりくりしてというような。給与明細はみたことないらしいです。母は、生活に支障はないものの子供にかわいい服を買ってあげたいし、もう少し余裕がほしいと不満に思っていたとのこと。

 

 

わたし、こんなにかわいかったのね~~~ハート

母のおかげでございます。

 

ここからがびっくりなのですがびっくり

母は近所に小さな住宅付き貸店舗(もと美容室)を発見して、結婚前の虎の子を手付金として先に不動産会社に渡します。それから父に「すごくよい物件があったから、見るだけ見てみよう」と言って巧みに誘導し、ついにそこに引っ越して美容室を開店することに成功しました。結婚前には東京の美容室に住み込みで働いていた母、その行動力には恐れ入ります。

 

近所には営業中に子守をしてくれるおばあちゃんがいて、わたしはすくすくと育っていったのです。そして、上の矢印画像のようなふりふりの服を着せてもらっていたのですが・・・

 

 

なんということでしょう・・・

赤いおさる猿になってしまいました。

 

塀や高いところが大好きで、髪はベリーショート。本当は男に生まれる予定だったのに何かを母のお腹の中に忘れてきて、女の子になってしまった・・・と本気で思っていました。

 

このころに家族みんなで貸店舗から引っ越し、マイホーム兼美容室での新しい生活がはじまりました。小学校入学前までの「わたしのこと。その1」でした。

 

 

つづく顔