既成品もいいけど、自分だけの着物が欲しい!と思ったことありませんか?

着物の醍醐味と言えばやはり「お誂え」でしょう。

今回は初めのお誂えで気をつけるべきポイントをご紹介します。


まず反物を決めますが、どんなときに着る着物が欲しいのかをはっきり店員さんに伝えましょう。

着物は洋服と違って1枚で身体の8割をお覆いますので、その柄が似合うか否かがはっきりしています。

ですから、色柄を選ぶときは必ず肩にあて、顔映りを確認します。

可能なら胸元で合せ、仕立て上がりをイメージしてから決めましょう。


反物が決まったら柄の出し方を決めます。どこをとっても同じ柄なら考える必要はありませんが、そうでない場合ある程度柄の出し方を調整することが出来ます。

具体的に言えば、顔に一番近い衿元のにどの柄を持って来るのかを指定することで、着姿の第一印象は大きく変わります。

何色か色を含む着物なら、暗い色を衿に持ってくることで、引き締まった印象に。

逆に、明るい色なら、若々しく明るい印象になります。


また、袷のお仕立てなら八掛(はっかけ)を選ぶことが出来ます。

八掛とは着物の裾の裏地の事で、普段は見えることはありませんが、歩いている時に一瞬着物が捲れて八掛が見える事があります。

その一瞬が何色かというところにも、その人のこだわりが現れるわけです。

見えないところにも、こだわるのは古今東西変わらないんですね!


さてここまで来れば、あとは採寸してもらって、出来上がりを待つだけです。

仕上がりは早い所で2週間、混んでいれば2ヶ月掛かったりもするそうです。

着る予定が決まっている場合はお早めに!


お読みいただき有難う御座いました!

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