3ヶ月半ぶりの店外イベントを終えて | 着物屋さんの中の人

着物屋さんの中の人

埼玉県熊谷市にて今年で創業17年になる着物屋の店主です
毎日着物を着て店頭や街中をウロウロしております

 

 

 

7月16日と17日の二日間、熊谷市の印刷会社㈱ピーアイピーさんにて浴衣イベントを開催しました。ピーアイピーさんは毎月地域情報誌「NAOZANE」を発行している会社です。その情報誌にイベント広告を掲載し、イベント会場としてもお借りしました。

 


 

毎月のように店外でのイベントを開催しておりましたが振り返れば3ヶ月半ぶり。まだまだ世の中は落ち着かない状況ではありますが、小さくでも出来ることから始めていきたいという思いで今回開催に踏み切りました。

 

 


熊谷もうちわ祭りや花火大会は中止となり浴衣を思い切り楽しめるイベントは無くなりましたが個人的に楽しみたい方や家族で楽しみたいというお客様が想像以上にご来場いただきました。楽しそうに浴衣を選ばれているお客様の姿は嬉しいの一言に尽きます。

 

 

 

 

 

 

ピーアイピーの方にこのイベントの売上目標額を聞かれドキッとしました。考えてなかったからです。しいていえば来場人数の目標としてどなたか一人は来てほしいかな。そんな感じです。

 


 

商売のスタイルを10年前から変えました。損か得かの判断ではなく「楽しいか楽しくないか」の判断で全てを決定しています。楽しいと思えたらやる。楽しそうに思えないならやらない。だから開催するイベントは楽しいことがやれたのだからそれだけで「成功」と解釈しています。

 

 


今まで参加者ゼロの開催イベントはお陰様でありませんが1名だけのイベントは沢山あります。1名だから失敗とは思いません。自分が勝手に楽しそうと思ったことに自分以外に一人でも共感していただけた→やって良かった→成功!です。

 

 


だからこの10年間イベントで失敗したことがありません。十年無敗です(笑)

 

 

 

 

 

 

戦略も企画も私には思い付きません。だた感覚に従うだけです。10年こんな調子ですが今もまだ着物屋をやらせていただいてます。楽しいことを続けてきただけの自分はとてもとても「着物屋をやってきた」なんて言えません。着物ファンの皆さんがこんな私を「許してくれている」「やらせてくれている」と強く感じています。

 

 


だから有難うの言葉では足りないです。現在私の楽しいと思うことの「誰の為に」の部分には「着物ファンの為に」があります。なんとしても喜んでもらいたい。

 

 

 

 

 


続けたのか。続けられたのか。続けさせてもらったのか。続いたことは一緒でも中身は全く違います。この先がどうなるかより今まで貰った沢山のものを一つ一つ有難うの感謝の気持ちを添えてお返ししていくことが今の私の使命です。

 

 


変化の多い世の中ですがその場その場で出来ることを小さくても続けて参ります。是非ご意見やご要望もお聞かせいただきたいと思っています。

 

 


どうぞこれからもきものこすぎにご期待ください。