#着物の仕立て屋 埼玉県行田市に9月1日オープン | 着物屋さんの中の人

着物屋さんの中の人

埼玉県熊谷市にて今年で創業17年になる着物屋の店主です
毎日着物を着て店頭や街中をウロウロしております

 

 

 

着物ファンに最も近い職人

 

 

 

和裁師という仕事があります。着物を仕立てる職人のことです。着物の仕立ては今も手縫いを基本としています。反物(たんもの)という幅40cm、長さ13mの生地をお客様の寸法に合わせて裁断し、針と糸を使って一針一針手で縫い上げて仕立てます。着物1枚を仕立てるのに掛かる時間は2日間〜4日間です。

 

当店「着物の仕立て屋」では現役の和裁師が店頭にて仕立て加工作業をしております。プロの和裁師の仕事を目の前でご覧いただけるお店です。和裁を知っていただくこと。プロの仕事を見ていただくこと。そこから着物への興味をお持ちいただけたら嬉しいです。

 

そしてこの店を和裁師の独立支援の為に開放し「着物ファンと和裁師のマッチング」イベントを随時開催してまいります。独立をしたいけどお客様がいない和裁師と着物の着心地や着姿に直結する「仕立て」にもっとこだわりたい着物ファンとの出会いをサポートします。

 

店舗のある埼玉県行田市は足袋蔵の街として2017年に日本遺産の認定を受けました。着物の仕立て屋の建物は「力弥足袋」の商標で知られた牧野本店※の店舗兼住宅です。大正13年(1924)頃に建てられた行田を代表する"半蔵造り"の店蔵です。

 

和装産業の歴史あるこの場所と建物で伝統の技術と着物文化をもっと身近なものにするために2018年9月「着物の仕立て屋」をスタート致します。

 

 

 

着物の仕立て屋

企画運営/熊谷きものこすぎ

店主 小杉 治

 

 

 

 

着物の仕立て屋 (牧野本店)

 

 

 

 

 

 

※ 牧野本店について

 

 牧野本店は明治維新後の明治7年に武士から足袋商人に転身した牧野鉄弥太氏によって始められました。

明治32年以降3棟の足袋蔵を建設するなど商売を拡大して行き、大正中頃には白足袋の製造も手掛けるようになりました。そして大正時代後半には、木造洋風建築の工場(大正11年8月10日棟上、施工は現在の関口工務店の先代の関口由三郎)を建設、電動ミシンを導入して設備の近代化を図りました。ほぼ同時期に工場西隣の土蔵も建設しています。

 さらに少し遅れて、現在の店舗兼主屋の建設に着手しました(大正13年頃建設)。この木造二階建ての店蔵は、行田市内に現存する5棟の店蔵の中で最も保存状態の良い、大正期の行田を代表する建物で、間口4間、奥行き3間の総欅造り(欅は深谷産、隣の愛宕社境内で木挽きされた)の帳場や、盗難除けの「おろし戸」など往時の姿を良く留めています。

 その後、昭和初期の足袋産業全盛の時代には工場を現在の様に2階建てに建て増して(「御神楽」と牧野氏は呼んでいます。柱を見ると2階を継ぎたした様子がよくわかります)生産を拡大、「力弥たび」の商標で足袋の製造・販売を行ってきました。

「力弥たび」は八戸市を中心に東北に向けて手広く商売を行っていましたが、足袋産業の衰退、従業員の高齢化、後継者不在といった悪条件が重なり、平成17年4月をもって3代続いた歴史に終止符を打ちました。

 

その後、各建物は若干の老朽化は見られるものの早急に修理等を要する部分は見られず良好な保存状態でしたが、一時は工場取り壊しの話が持ち上がりました。そこでNPO法人ぎょうだ足袋蔵ネットワークが足袋の博物館として活用したい旨をお願いしたところ、工場と土蔵1棟の使用をご許可頂き、埼玉県の助成を受けて平成17年10月に「足袋とくらしの博物館」を開設するに至りました。

 

NPO法人ぎょうだ足袋蔵ネットワーク「 足袋とくらしの博物館」より抜粋

http://www.tabigura.net/tabihaku.html

 

 

■仕事内容 ■アクセス

 

 

 

着物の仕立て屋 公式HP

https://kimonositate.jimdofree.com/

 

営業スケジュールはHPをご確認ください

 

 

 

 

 

着付け生徒募集中(行田会場あり)

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週1回 9〜12月着付けのお稽古

https://ameblo.jp/kimokosu/entry-12398505619.html

 

短期集中着付け個人レッスン

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