染織作家 小野さんのさき織り角帯 | 着物屋さんの中の人

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埼玉県熊谷市にて今年で創業17年になる着物屋の店主です
毎日着物を着て店頭や街中をウロウロしております

 

 

さき織りの角帯が入荷しました。さき織り作家の小野さんに作っていただきました。今までバックや名古屋帯でさき織りの作品を作られていた小野さん。

 

 

 

 

 

今年の春、個展へお邪魔した時にさき織りのバックを拝見し、是非角帯でも作って欲しいとお願いし仕上がったのがこちらの角帯です。

 

小野さん自身、今回初めての角帯を作られたそうです。

 

 

 

 

 

海外の織機を使って制作する小野さんのさき織りはハリがありとてもシッカリしています。初めて作った角帯とは思えない程の存在感です。

 

驚く事にこのさき織りの角帯は水洗いが可能とのこと。小野さんいわく洗ってもこのコシやハリは変わらないそうです。

 

 

 

 

 

早速、結び心地を片ばさみ結びで検証しました。

 

 

結果。

 

 

見た目の通り一度結んだら決して緩みません。ビシッと決まり続けます。只今店頭にて展示しております。どうぞ現品を手にとってお確かめ下さい。

 

 

◆さき織りの角帯 各98,000円(税別)

 

 

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裂き織り工房

樹絲布 - きしの-

主宰・染織作家 小野 博子

 

 

プロフィール

1960年 福岡県久留米市に生まれる

1986年 東京藝術大学美術学部デザイン科卒業

卒業製作(綴れ織りによるタピストリー)デザイン賞受賞

1988年 東京藝術大学大学院形成デザイン専攻修了

1993年 川島テキスタイルスクール別科修了

福島県喜多方市で日本画家と共に「工房ゆづりは」を開く

1997年 日本クラフト展入選

2002年 全国裂き織り公募展入選

「紬と織の公募展」入選 他、個展・グループ展など多数

2012年 横浜に活動拠点を移し新たに裂き織り工房を開設する

 

裂き織りの帯やバック、タピストリー、布のあかりなど幅広く手掛けている