埼玉県行田市にある「足袋とくらしの博物館」。毎週土曜日と日曜日の10時から15時開館しています。1階は足袋工場になっており今も職人さんがこの場所で足袋を製作しています。2階が行田足袋の歴史や資料が展示された博物館になっています。入館料200円です。
昭和の初め行田足袋の全国シェアは8割。年間8,400万足の足袋が作られていました。休みを計算せずそれを365日で割ると、なんと1日の生産量は23万足にもなります。200社以上もの足袋工場があったそうです。そして時代とともに生産は減り今現在、行田の足袋工場は5~6社となりました。
行田を知らしめた足袋の歴史を伝えていこうとNPO法人ぎょうだ足袋蔵ネットワークさんが中心となって建物を残し、職人さんに仕事を続けていただいています。
着物屋としても着物とは切っても切れない「足袋」というアイテムが今でも地元で作り続けられていることをはとても有難く誇りに思います。もっと伝えなければいけないと考え、本日4月2日博物館にいって動画を撮影してきました。先程編集が終わりましたのでアップします。
こちらの職人さんは好きな生地から足袋を作ってもらえます。足を細かく採寸してのフルオーダーではなく足サイズのみでの採寸から製作になりますが好きな色や柄の足袋が気軽に作れるのは嬉しいです。特に男性モノの足袋は面白いものが少ないですし、毎日着物生活の私には消耗品でもありますのでとても有難いです。
是非1度足をお運びください。
NPO法人ぎょうだ足袋蔵ネットワーク
http://www.tabigura.net/