こちらは一体なんでしょう?
正絹(シルク100%)の生地に染められた瓶の柄の生地です。ワインやタバスコのようにも見えますね。
幅は約38cm、長さは1丈(約3m80cm)です。はたして何に使う生地なのか。
正解は
着物の裏地です。
裾回しや八掛という名前で裾や袖口の裏に付ける品になります。通常は無地やぼかしの生地が使われますので柄の入ったモノは珍しいと思います。歩いた時や後ろ姿の足元からチラッと見え隠れします。表の着物はシックな色や柄で抑えめにして、裏地で思いっきり遊ぶ、大人のお洒落です。
紬や小紋の着物におすすめです。シュッシュっと足さばきも良い生地です。
角通しと呼ばれる江戸小紋柄の裾回しもございます。遠目には無地に近い柄ですので控えめなお遊びを楽しめると思います。
こんな楽しい裾回しを作られている東京シルク「みのる小紋」が4月15日(金)~17日(日)の3日間、熊谷きものこすぎ店内にて春の新作展示発表会を開催します。「みのる小紋」プロデューサーの長島 誠(ながしま まこと)さんも3日間来場され、モノ作りの話や春着物のコーディネイトをご披露いただきます。
入場無料、ご予約も不要のイベントですのでどうぞお好きな時間にお出掛け、お楽しみくださいませ。
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2016年 春の新作
みのる小紋
■4月15日(金)~17日(日)
午前10時より午後6時30分まで
■熊谷きものこすぎ
埼玉県熊谷市上之1789-6
048-520-2436