モデル生活36年木村公一の今からモデルになる方法。
正しい立ち方に目線は大切なポイント
立っているときも座っているときも
正しい姿勢の基本は変わらない。
頭のてっぺんと尾てい骨が一直線。
これが意識できていれば、立っているときにひざが曲がったりせず、
座っていて前かがみになったりすることもない。
一流の俳優さんや、女優さんの対談番組をテレビで見ていても
背もたれにはいっさい背中をつけないで座っている人が多い。
長時間の番組でもその姿勢は変わらない。
姿勢に対する意識が高く、それが習慣になっているから。
姿勢が人に与える印象を知っているから。
そして美しい姿勢のもう一つのポイントは目線です。
禅では、立っているときは六尺(約182センチ)前
座っているときは三尺(約91センチ)に目線を落とすように教えます。
その位置に目線を落とすと、いわゆる半眼の表情、状態になる。
世の中には視覚情報だけではなく、いろんな情報に溢れています。
あるものが美味しいという情報も同じで、認識しているから美味しいのです。
半眼でものを見ると、情報がカットできるので気持ちがとても落ち着く。
半眼は仏様のまなざしと同じ。仏像の前に立ったとき
やさしく包まれる感覚になったり、癒されるようなやさしさを感じるのは
このまなざしの効果なんです。
目が泳ぐ、目がものをいう、目から火がでる、目を剥くなど
目に関する言葉は多く、実際目を見ればだいたいどんな人か判断できる。
目は脳と直接つながっているからね。
目線を落ち着かせ、姿勢を整えてしっかり立つ。
それだけで女性は端正な品格が生まれるし
男性は確たる威厳を感じさせるのではないかと思う。
なぜか美しい仏様のまなざし。
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