野暮ったくみえるスーツはショルダーラインに原因あり | 恋愛も仕事も外見を変えて成就させる。

恋愛も仕事も外見を変えて成就させる。

「たかが外見・されど外見」見た目で損をするのは馬鹿らしい。
度胸の女服・色気の男服、メンズモデル木村公一ブログ


色気ある男のための外見コーチ木村公一です。

よく聞く言葉、「ジャケットは肩で着るもの」

これには二つの意味がある。

まずは、「ジャケットは服の重みが全て両肩にのって、肩で受け止めて着る」
という意味。そこで肩にかかる重力が均等に分散されていれば、
スーツ自体の重さは気にならない。


今までモデル撮影で、「これが一流の肩のライン」と思ったものは
ブルックスブラザースのブレザーだった。


カーブや凸凹のある複雑な形をした人間の肩に沿って、
布自体の重みが肩全体にかかるように設計されていて、
一流の縫製技術やアイロンワーク
とはこう言うことかと感心した。

着心地は感覚的なものなので是非ショップで
試着してほしい。




もう一つの意味としては、美学的な観点から、
男のジャケットの見た目が、第一印象の良し悪し、
存在感そのものにまで影響するからです。

人は相手の顔を見ながらコミュニケーションをとります。
その時に顔の土台であるショルダーラインが不安定だと
その人自体に不安定さを感じるからです。


そこでスーツを選ぶ基本ルールとして肝に銘じたいのは
「肩に合わせる」ことなのです。


袖丈や着丈は多少なら補正できます。
しかし、肩を補正する事は出来ません。

肩がフィットせず自分でしっくりこないスーツならば、
色柄やカタチがどんなに好みだったとしても、
すっぱりと諦めて別のものを選びべき。


最近はコンパクトな肩が主流で、
実際の肩幅の内側ぐらいまでショルダー位置が入り込んだ
ジャケットを着ている人も見かけます。


しかし、顔の大きな日本人は、
スーツのショルダー位置が肩より
少し張り出すくらいのパットが入っているほうが、
小顔に見えると思っています。


そして肩のラインで忘れていけないのは、
ショルダーの延長にあり、
肩と一体となっているアームホール。


試着時に、可動域のことを考えて
オーバーサイズにならないように注意が必要。

案外気が付かないが、やんか野暮ったいなと思うスーツスタイルは
ここら辺のアンバランスが原因かもしれない。