スーツはsuper100's, 200's表示より、感覚と素材で選ぶ | 恋愛も仕事も外見を変えて成就させる。

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度胸の女服・色気の男服、メンズモデル木村公一ブログ

色気ある男を作る外見力コーチ木村公一です。


洋服店にはいろんな素材の服がありますが、
あまり気にしなくていい。

感覚と肌触りと着心地、そして
ちょっとだけ、これだけ知ればいいという話。


ウールをベースに重さや手触りを確かめて選ぶ

スーツ生地に使われる糸には、
ウール(羊)やカシミア(カシミア羊)、
ビキューナ(ラクダ種ラマ属の動物)といった動物の毛と、

コットンやリネンのような植物の繊維を原料とするものがある。


天然の素材にはそれぞれ、伸縮性や反発力、
吸湿乾燥する性質があり、独特の光沢、艶、肌触りが楽しめる。


その中でも「ウール」をベースの生地に考えてもいいと思う。


理由は、まず熱や水分によって収縮差を生じる性質から
"生きた繊維"といわれるように、
冬は暖かく夏は涼しく、温度調整してくれる点。


ウールによってはオールシーズン対応できるウール生地もあり
何より価格が手頃なこと。


スーツ生地には「スーパー100's」といった表示をよく見かける。

これは使われている羊の原毛1キログラムから
どれだけ長い糸が取れるかと言うグレードのこと。


数字が大きいと繊維の1本が細く長い、
つまり基本的にはデリケートな生地ということ。


高級なスーツになると、スーパー200'sという生地もあるが、
この辺は仕事にも余裕があるエグゼクティブ向け。


機動性が求められる35歳までのビジネスマンなら、
スーパー100sもあれば十分。


それよりも持ったときの重さや手触りを確かめて、
試着をして着心地で決めた方がいい。


生地の選び方の目安として
手羽だった紡毛糸(ウーレン)で織ると組織の目が粗くなり、カジュアル向きに。


手羽の少ない梳毛糸(ウーステッド)で織ると目が詰まってなめらかな光沢を放ち、
陰影が出てドレッシーな印象になります。


ビジネスに向くのは、もちろん後者。


ウール以外で個人的に好きなのはモヘア(アンゴラ羊)。
ピンッと張った糸が凛々しく光沢も上品で能の装束のよう。

そしてウールに混紡するとサラッとした着心地で、
蒸し暑い日本の夏用にオススメです。

写真はイタリアの名門ブリオーニのスーツ、独特の光沢感
super幾つかは知らないが、どこのクラスの人間かは
実際見ればすぐに分かると思う。