袖先をダブルにするか
シングルにするかは個人の好みで
ダブルの方がよりフォーマル性が
高くなるというだけのことである。
ただ、ダブルの場合は
ボタンの代わりにカフリンクスが
必要になるためカフリンクスの
素材と色に気を使わなくてはいけないと言う
コーディネートの手間が発生する。
カフリンクスはシルバー素材が合わせやすい。
白のシャツにダークのスーツには
寒色系で色を合わせた方がしっくりくる。
カフリンクスのサイズも小さければ小さいほど
上品にフォーマルに収まる。
カフリンクスは装飾品ではあるが
普通のボタンのように、手首をしっかり
締め付けないといけない。
それが本来のダブルカフとカフリンクスの
役割で、隙間だらけのダブルの袖は
中途半端が余計に目につくだけではなく
だらしなさ、気の隙間が見え隠れする。
カフリンクスの選択は、ネクタイと同じように、
いやそれ以上に気を使わなければならず、
かつシャツとネクタイの色とのコーデーイネートが必要だ。
ネクタイを締め、ジャケットを羽織り、
最後にカフリンクスをどれにするか決めると言った類のお洒落である。
「男の服装術」落合正勝
飾りは難しい。
安易な装飾は発想の安易さが表現される。
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