モテる男の外見力UP!コーチ木村公一です。
この写真は1945年8月30日、ダグラス・マッカーサーが飛行機のタラップを降りて、日本に降り立った時の有名な写真。
ルーズな軍服。レイバンのメタルフレームのサングラス。コーンパイプという、これがザ・アメリカという外見で登場。
この軍服は身体の大きさが一目で分かるくらいにフィット感をだし、アメリカ人の大きな身体を誇張するためのモノ。
レーバンはアメリカ製のサングラスでアメリカのワイルドさ、強さそのものを。
そして、コーンパイプは本来、暖炉などでリラックスした時に銜えるもので自由、余裕を演出してる。もしこれがタバコだったら印象は全然違うものになるはずだ。
このスタイルは、考えに考えて作られたもので、その効果も相当にあったのではないだろうか。
そして、モデル的に見ると、この写真の角度とポーズ!完璧なんです。いやらしいくらい。
アメリカという戦勝国が、敗戦国に上陸する歴史的な場面でこのスタイル、やられたと言う感じです。
もし、ヨーロッパやほかの国だったらここまで、砕けたカジュアルだっただろうか?
もう少しきちっとした軍服だったと思う。
しかし、当時これを見た日本人は、これこそアメリカ人そのものと思った事だろう。
こういった服装戦略は今でもアメリカ人は得意中の得意で、歴代大統領を見てもみんな完璧、ちなみにブッシュは西部で演説をする場合は、わざわざウエスタンブーツとウエスタンベルトに着替えて演説をしていたらしい。
ヒットラーの時代からこの服装戦略が始まったらしい。
参考 「落合正勝 ファッションは政治である」