美容院って苦手だにゃー

今日は語っちゃうよー

美容師さん、面白い方がいいよ～。たすかるわー。

ってか、無口な人だと、超こまる～。

私って、人見知り芸人と気にしすぎ芸人がミックスしてるから美容院行くのが超苦痛。

なんでって？

まず、美容院入った時点できれいになろうとしている自分が　もう、はずかしい。

身の程を知れってね。

「今日はどうしますか？」って聞かれて、髪の長さを的確に言う自信はないので待っている間にヘアカタからチョイスした髪型を見せる

本当は好きなタレントの写真でも持っていきたいけど『わ！切り抜き持って来たよー』とか『その顔じゃ、ねー』って笑われるんじゃないかと思うと、とても持っていけませぬ。

髪型が決まったところで、最難関のシャンプー台へ。

え～、　おチビな私はフツーにシャンプー台の椅子に座って背もたれを倒しても、洗面台に頭がまったく届きません。なーのーでー、ズルズルと体をずらして洗面台に頭を乗せます。そーするとー、ヒザがイスのヒザ部分に届かなくなるのでヒザが折れない。足をピーンと伸ばしたままで寝るんです。

ワカリマスカー？　このはずかしさ。

足にタオルケットみたいなもの掛けられると、足が真っすぐになってるから、体が浮いて見える　まぬけなイリュージョンみたいだし。

「失礼しまーす」と頭を持ち上げられるとき、どうしても自分からもちあげてしまう。重くて失礼なような気がして。でも気を使って持ち上げてるってことがバレるとこれもまたはずかしいので、ある程度、重さを残しつつ、頭を上げるむずかしさ。腹筋使うよー。

そして、顔にかける布の恐怖はわかるよね。ずれたときのあのきまずさ。もちろん全力の顔面筋肉を使ってもとにもどしますね。顔はひょっとこみたいになってるね、きっと。
そんないろんな筋肉を使いつつ、髪を洗ってるときも、無言という恐怖に負けて私から話し出す。

「今日はわりとあったかいですよねー」

困ったときには、天気の話よね。

が、しかし、「そうですねー」で会話が終わった時のきまずい空気。顔がかくれてて相手の表情が見えないからなおさら怖い。

そして、さらにー

「おかゆいところございますか？」

キター。死刑宣告！！

もう、いろんなところでネタにされてるので関西以外ではかゆいところあってもみんな言えないってことは美容師さんも知ってるはず。

それを承知で聞くんですかー。そりゃ、聞きますわな。

マニュアルで決まってるんでしょうね。さっきまでタメ口で話してても敬語で聞いてくるからね。

小さい声で「だいじょうぶです」と言ってみる。

あーきまずい。はずかしい。本当はかゆいのにかゆくないって言ってるって思ってるに決まってる。

ハァハァ。洗髪だけでこの疲労感。

フラフラしながら、カット台に戻ると雑誌をドーンと置かれてる。

女性週刊誌ばっかりやー。そんなゴシップ好きなおばちゃんやないでー。一応、マッチとGLAYが載っていないかチェックを入れてみますけれども。でも、やっぱり、すぐ横に人がいるのに会話が無いことが恐怖な私は話し始める。

「うちの子、小学校１年生なんですけどねー」

困った時には、子供の話よね。天気の話はさっきしちゃったからね。

美容師さんからいろいろ話してくれれば、楽なんですよー。

話してくれなくて盛り上がらないときはネタを変えていろいろ話しまくる私。

一か八か、「このまえGLAYのライブ行ったんだけどさー」とも言ってみる。これでＧＬＡＹファンの美容師さんならいいんだけどね。食いつけ―！！

最後に「こんな感じでどうですかー」って。セットまで終わってるのに「やっぱりもう少し切ってください」などと言う勇気あるわけないっしょー。

「え！こんなに短くなっちゃったの！？」なんて、絶対言えません。笑ったふりして目を細めて鏡を見れない私。イヤな顔できないもん。

「さっぱりしましたよー。」「あー軽くなったわ―」などと差し障りないことを言って店を出て行く私。

もちろん、そっこー家の鏡でじーっと見る。「あー今日も切りすぎちゃった。でもまぁ、すぐに伸びるさ。」というのがたいてい、いつもの感想である。

ちなみに、カットだけでこの苦行。パーマなんて、恐ろしくて頼めません。

美容院でそんなに気を使わなくてもいいんだよ。なんて友達には言われるけどダメだねー。ちびまるこちゃんに出てくる恥ずかしがり屋の中野さんの気持ちがよーくわかるわー。

んっ？何の話だっけ？

美容師さんはおもしろい方がいいかどうかだよね。

そんなわけで、美容師さんがおもしろい人の方が絶対いいよね。私の疲労感も半分くらい減るような気がする～