彼女はおそろいのリングをつけてるんるん気分。
電車でも、道でも、家でも店でも、手を繋いで右手に嵌めているリングを写真とる。
みんな見てるよ??彼女は堂々、私ははずかしい。
年季が入っていないぎらつくリングを片手に街に繰り出し、夜はリングを外し重ね合わせて保管。
そして私たちはリングのように重ね合って短い夜を激しく過ごす。
そんな毎日の中、ふと。
私「あれ?左指??
(あれ、わかってんの?あほ?結婚って証だよ?)
彼女「ん?なんか右手浮腫んでるから、なんとなくーー」
私「(いやいや、片手だけ浮腫むってあるかいな!このツンデレデレが)、そうなの?それって、結婚って事なんですけどー!」
私はまあ、まんざらでもないく、鼻の下を地面に引きずらせながら真顔で支度するのでした。
自分は右に付けてますよ。自分から左につけないし。果たしてどっちがツンデレなのだか。
左手にギラつく指輪を見ながら、好きを隠しきれない彼女の頭を撫でるのでした。
なんでったってノンケだったんですよ。
