fifth(フィフス)

彼女はおそろいのリングをつけてるんるん気分。

電車でも、道でも、家でも店でも、手を繋いで右手に嵌めているリングを写真とる。

 

みんな見てるよ??彼女は堂々、私ははずかしい。

年季が入っていないぎらつくリングを片手に街に繰り出し、夜はリングを外し重ね合わせて保管。

そして私たちはリングのように重ね合って短い夜を激しく過ごす。

 

そんな毎日の中、ふと。

 

私「あれ?左指??

(あれ、わかってんの?あほ?結婚って証だよ?)

 

彼女「ん?なんか右手浮腫んでるから、なんとなくーー」

 

私「(いやいや、片手だけ浮腫むってあるかいな!このツンデレデレが)、そうなの?それって、結婚って事なんですけどー!」

私はまあ、まんざらでもないく、鼻の下を地面に引きずらせながら真顔で支度するのでした。

 

自分は右に付けてますよ。自分から左につけないし。果たしてどっちがツンデレなのだか。

 

左手にギラつく指輪を見ながら、好きを隠しきれない彼女の頭を撫でるのでした。

 

なんでったってノンケだったんですよ。