再びこんばんは~
今日は久しぶりにいろいろ更新できます。うふv

以前ご紹介した企画に加え、
またまた素敵な企画の登場です!

【君の恋、君への恋】の桜様主催

君にお届け ~4月おバカ企画~

For you ~君/に/届/け/2次小説サイト~


実は、去年チャットで他のサイトマスター様といろいろお話してるときに、
盛り上がったことだったのですが、
その場の勢い的な話を
なんと!
桜さんが企画として本当に実現させてくださいました!
うわぉ~~!!まさに夢みたいだw

ありがたや~ありがたや~~

もちろん私も参加予定です!

まだ一部謎のベールに包まれている企画ですが、
たくさんの方に参加していただければいただくほど、
盛り上がる企画ですので、

私のサイトにいらしてくださった
おバカなノリが大好きだというそこのサイトマスター様!!
是非是非、参加お待ちしてます!

とにかく4月になるのをお楽しみに!!


ああ~企画が花盛りで楽しみすぎる!!
ロマンティックが・・・じゃない、ワクワクが止まらない~~~~!!

こんばんは

きんもくせいです。


妄想補完話はあまりにも本誌が風早の補完すぎたので、


今回は風早の短編をあげてみます。


時期はあえて
片思い、両想いどちらの時を想像してもいいように書いてみました。



ではでは~早速どうぞ~



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灰色の分厚い雲が空を覆い、
そこから、無数の冷たい雫が降り注ぐ。

いつもと同じ土手の道を歩いていると、
靴の音を掻き消して、水の跳ねる音とともに、
洗い立てのスニーカーに残念な色をつけていった。

(あーあ)

朝起きて窓を開けた瞬間にため息がでた。
雨になるとなんとなく憂鬱だ。
家を出るときに持たなくてはいけない傘もわずらわしいし、
学校に行っても、
外に出て遊ぶこともできず、教室でじっとしていなくてはならない。

たとえ雨が上がったとしても、
校庭がぬかるんでいて、乾くまでは時間がかかる。

友人たちと約束していたサッカーは当分お預けかもしれないな。

気持ちの重さのせいか、
少しだけ長く感じるいつもの道を歩きながら、
そんなことを考え、風早はもう一度ためいきを吐いた。

ぬかるむ足元から、前方に視線を戻したときだった。

遠くに一つの傘が目に入る。


くるくるくる




こんな雨を心の底から楽しむように軽快に、
そして
ウキウキとさせてその傘は




くるくるくる





まるでダンスを踊るかのごとく、リズミカルにまわっていた。

灰色の景色の中で、
色鮮やかに咲いた花のように、
小さく跳ねたり飛んだり、実に楽しそうだ。

風早はその傘に釘付けになる。
自然と歩く早さが増していく。


と、急に何かを見つけたのか、、
その傘はいきなり半分の高さに落ち込んだ。

傘の持ち主が屈んだからだ。

そして、
すぐに元の高さまで戻ると、

右、左

とキョロキョロとあたりを見渡すように、傘が踊り、
急に小走りに走り出す。

「あっ!」

思わず小さく声をあげた風早も、慌ててその傘の後を追って走り出した。
さっきまで気にしていたぬかるみも、靴に跳ねる泥などすっかり無視して――

とにかく見失いたくない!
その一心だった。

風早にはその傘の持ち主が誰だかわかっていた。

みんなが背中を丸めて歩くようなこんな雨の日に、
逆にこんな雨だからこそ心から楽しんで
ウキウキできるのは少なくとも風早のまわりには一人だけだったからだ。

ぐんぐん、近づいて、
喉の奥からその名が出てこようとしていたまさにその時だった。

突然、

ピタリ。

傘が止まった。

思わず風早も止まる。

すると、傘が一瞬ふわりと揺れて、
歩道の脇に生えている草のあたりまでトコトコと近づいていく。

何をしようとしているのか単純に興味が出て、
風早は話しかけるのを躊躇し、その様子を見つめていた。

と、
その傘の隙間から、
色の白い細くて長い指が差し出された。

そして、
ゆっくりと、
その指の上から、大きな葉の上に小さな何かがのるのが見えた。

表情は傘に隠れて見えないが、どことなく嬉しそうにしている気がする。

指先から葉の上に乗せられたものを目を凝らして見ると、

それは小さなかたつむりだった。

のそりのそりと葉の上を這って大きな葉の上を移動していく。

(ああ、そうか。)

風早はそれまでの様子を思い出していた。

途中で不自然に屈んだのは、
このかたつむりを道の途中で発見したからだ。

そして、
きっと、踏まれないように自分の手に乗せて葉のあるところまで運んであげたのだろう。

「っはは」

思わず笑みが漏れる。


彼女の優しい強さにまた触れた気がした。

「黒沼!」

思い切って声をかけると、
ちょっとビクッとしたように傘が揺れ、
こちらを向いた

「風早くん?」

そして、いつものように彼女は笑う。

晴れでも雨でも嵐でも。
いつでもどこでも変わらない。
とびきり無防備な笑顔で。



こんな雨も悪くない。

君がそれを教えてくれた。



君がいるから。

そう思えるんだ。


「おはよう!」

風早は笑顔で爽子の傍へと駆け寄った。


【END】


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と、いうわけで

雨だなぁ~嫌だなぁ~
そう思っていて、
ふと、
爽子ならどう楽しむのだろうかとおもって思いついたお話です。

傘をテーマに書いてみました。(タイトルの花とは爽子と傘の両方をさしてます)

軽く爽子を追っかけるSTK(ストーカー)w状態な風早^^;
見つめすぎだからw

ちなみに、
私は虫は触れられません・・・ギャー!ってなります。
昔は大丈夫だったけど、
かたつむりもたぶん、無理かも・・・。

息子がカマキリの卵とかを嬉々として持って追いかけてくる夢をたまに見ます。
現実になったら卒倒するかもしれませんw


最後まで読んでくださりありがとうございました。







3月3日はひな祭り!!ですが、

実はあやねのBDだったりするのです!(‐^▽^‐)

ひな祭りが誕生日素敵ですあやねーさん♪


これはその記念に

SLASH 詩麻様の

矢野ピン誕生日企画【inverse】に投稿させていただいたお話です。


ピンの誕生日まで開催されているので

これから続々と素敵な作品が読めるとおもいますので、

矢野ピン好きな方は是非足を運んでみてくださいね♪


For you ~君/に/届/け/2次小説サイト~-inverse

【携帯の方はこちら


設定は、

高校2年の終わり、
あやねとピンはまだお互い無自覚です。
だけど、少しだけ変わりつつある。
そんな状態を想像してからご覧ください。

それではどうぞ~~~


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あやねは一人憂鬱な気持ちになっていた。

どうも今日はイマイチついてない。
昨晩から雨が降り続いていたせいか、
髪のまとまりがよくなかった。
おまけに肌の調子も悪く、いつもよりも化粧ののりが悪い。
他人は、そんなことで・・・なんて言うかもしれないが、
これはあやねにとっては由々しき問題だった。

(やっぱりパックするんだった)

姉の持ってる高級なパックの一つでもして寝れば、結果が違ったかもしれない。
ハァとひとつため息を吐いて
あやねはイライラとした気持ちのまま
学校へと向かった。

だが、ついていないことはそれだけでは終わらなかった。



朝、一番で出会った人物がこれまた最悪だった。

「あっ!」

背後からやけにバカでかい声がして、あやねは振り返る。

目に飛び込んできた姿
それは、
あやねの担任、荒井一市、通称ピンだった。

「おい、矢野」

そう言って、ピンはあやねにゆっくりと歩みよる。
190cmはあるであろう身長が近づくと、
さすがに威圧感があった。

「なに?」

だが、あやねはそんなことは意に返さず、
あからさまに不機嫌な顔をして、ピンを見上げてキッと睨んだ。

「ん?おまえ、何朝からとんがってんだ?」

「・・・べつに」

特に不機嫌な気持ちをぶつける理由はないのだが、
あまりにも悩みがなさそうなノー天気な声で言われると、
ついイラッとしてしまう。

「じゃあね」

そのまま横を通り過ぎて教室へ行こうとしたとき、
ふいに、ピンに
腕をガシッとつかまれた。

「なによ!」

振り向いたあやねに向かって、
妙にピンがまじめな顔になる。

(え?)

一瞬、戸惑うあやね。

「お前あとで職員室に来い!」

いつもなら、風早あたりに向けられるであろうお決まりのセリフが、
今日はなぜか自分に降りかかってきたのだ。

「はっ?なんでよ!?」

つかまれた腕を振り払いながら、
あやねは声を荒げる。

「いいから来いよ!」

そう言い残すと、
ピンは鼻歌まじりにそのまま逆方向へと歩き出した。

「ちょっと、ピン!!」

背中に向かって叫んだが、ピンは振り返ることなくそのまま姿を消した。
一人取り残されたあやねは釈然としない気持ちのまま、
イライラをさらに募らせた。




教室にかばんを置き、
爽子やちづと挨拶を交わしてから、
あやねはピンの元へ行くため、仕方なく職員室へと続く廊下を歩いていた。

(あ~あ、最悪・・・)

歩きながらピンからの呼び出しの理由を考える。
思い当たること・・・は実はひとつある。
この間のテストの結果が思いのほか悪かったのだ。
特に自分でも自信のあったはずの数学が落ちてしまっていた。

(やっぱ、あのことか?)

それに・・・。

さっきの教室で会った爽子とちづの様子も気になった。
気のせいか、妙に自分に対して、遠慮がちというか何かを隠しているような距離を感じた。

(あたしがイライラしてたから?)

近寄りがたい空気でも出していたのかもしれないと、
あやねは自分の態度を少し後悔した。

(あ~~もう何やってんの・・・)

鬱積とした気持ちを抱えたまま、

「失礼しま~す」

重い足取りで職員室の扉を開ける。

「おっなんだ?なんか用か?」

入るや否や、
ピンがニヤリと笑いながらこちらを見ていた。

「なんだじゃないでしょ?呼び出したのはそっちじゃない!」

あやねはその言葉にカチンときながらも、仕方なくピンの傍まで行った。

「冗談だよ冗談。お前ほんと今日とがってんな~。そんなトゲトゲしてるとろくな彼氏できねーぞ」

「よけいなお世話よ!そんなこと言いたくて呼び出したなら帰るわよっ!!」

クルリと背を向けようとしたあやねに

「まあ、待てって」

ピンがとりあえず座れと隣の席を指差した。

ここまで来て何も聞かずに帰るのも釈然としないので、あやねはしぶしぶその指示に従い座る。

「・・・どーせこの間のテストのことでしょ?」

「テスト?」

「・・・数学下がってたし」

用件ならわかっているからとっとと済ませたい。
そう思って言ったのだが

「別にんなことで呼び出したりしねーよ」

ピンからは意外な答えが返ってきた。

「えっ?」

あやねは驚いた顔をしてピンを見る。

「そもそもだ。テストなんてのはな、大まかな自分の目安くらいに考えとけばいいんだよ。点数ばっか気にして中身頭入ってなきゃなんも意味ねーしな。あんま考えすぎると俺みたいなスゲー奴にはなれねーぞ!」

ガハハと大声で笑うピン。

「・・・あたしは別にあんたみたいになりたいわけじゃないけどね。」

本当にこれでも担任か?とあやねは半ばあきれてジト目でピンを見た。
だがこの担任、
たまに根拠のあるんだかないんだかわからない、妙に説得力のあるセリフを言うからあなどれない。

「とにかくだ!過ぎちまったことをクヨクヨ気にするだけ時間の無駄だ、やめちまえ。今回ダメでも次があんだろ?」

「まあ、そうだけど・・・」

なんでか妙に納得してしまう。
ピンのペースに巻き込まれるのなんてご免だと思ってるはずなのに。

「おまえって見た目と違って結構細かいよな~」

「見た目とちがってはよけいだってば」

そしてあんたは担任のくせに気にしなさすぎ。
ひとつツッコミを入れた後、

「・・・じゃあ、呼び出したのは何よ、まさか雑用押し付けようってんじゃないでしょーね?」

「あのなー俺様のことなんだとおもってんだよ」

「・・・」

世界一いいかげんな担任とか?
そう思ったがこれ以上ツッコムのもバカバカしいので
あやねはとりあず心の中だけにとどめておくことにした。

それから、
しばらくの沈黙の後、
ひとつ咳払いをしたピンは、

「用件はな、なんていうか・・・これだ」

ちょっと気まずそうにしながら、頭を掻いて、おもむろに自分の引き出しをあけて何かを取り出した。

差し出されたものを見て、
あやねの目が点になる。

「・・・・は?」

「だからこれをやるっていってんだよ!」

ぶっきらぼうにピンから手渡されたものにあやねの視線は釘付けだった。

「・・・・・」

「おい、なに黙り込んでんだ?」

ピンから手渡されたもの。
それは

カラフルな紙に包まれた小さなアメ玉だった。

しかも1個。

予想外のものを渡されてしばしあやねの思考が停止していたのだが、

「・・・・・あのね!あたしはアメ一個のために呼び出されるほど暇じゃないのよ!!」

怒りがフツフツと沸いてくる。

「なんだよ、1個じゃものたりねーのか?ったくしょーがねーなー、じゃ特別にもう1個やるよ。ほれっ」

さらにあやねの手の上にもうひとつアメ玉が増える。

「そういう意味じゃないってば!」

それを強くにぎりしめながら、
ガタッと立ち上がる。

「んじゃ、出血大サービスだ!これ全部やるからよ、とりあえず受け取れ。用件はそれだけだ」

ピンはそういったあと、
引き出しにあったほぼすべてのアメを一掴みして、あやねの上着のポケットに半ば無理やりねじ込んだ。

「ってなにすんのよ!・・・もしかして、マジでこれだけなの!?」

「ああ」

「し、信じらんないっ!」

来るんじゃなかった!
一刻も早くその場を立ち去ろうと、
ドカドカと職員室の扉の方へと歩いていく。

その背中に向かってピンの声が飛んだ。

「とりあえず、今日はおまえのアレだしな、去年のアレとイロイロ込みだ!いいか?これでちゃんと返したからな!!・・・あと、今日ぐらいおまえ素直になれよ、おめでとさん。」

「全然めでたくないわっ!!」

「ちなみに俺様は7月25日がだな・・・」

「知るか!!」

ピンの声をさえぎるようにそういって、
あやねはその場を立ち去った。



「・・・ったく、なんだってのよ!・・・時間の無駄だった!!」

本当に話せば話すほどわけのわからない教師だ。
あやねが今まで出会ったことのないタイプの、いい加減な俺様教師。
ピンといると落ち着かない。
話していると自分のペースまでもがかき乱されてしまってどうにも調子が狂う。
しかも、なんだかんだでなんとなく自分の中のすべてを見透かされているような気になり、
心がざわつくのだ。

(今日はあたしのアレ?去年のアレとイロイロ込みって何?アレアレばっかでわけわからん!おめでとさんって・・・ほんとなんなのよ!!)

それに・・・。
大量のアメを詰め込まれて妙に膨らんでしまったポケット。

(いったいこれどうしろっつーのよ!)

と、
怒りが収まらないまま、
廊下をズカズカと早足で歩いていたあやねの耳に、
すれ違った女子生徒の声が飛び込んできた。


「そういえばさー今度、彼氏がホワイトデーにさ~・・・」

その言葉を聞いて、あやねの足がピタリと止まった。

(ホワイトデー?)

あやねの頭に瞬時に浮かぶピンとの会話

(『去年のアレ』って・・・)

覚えがあった。
去年クラス替えがある前に、
あやねがピンに渡した賄賂のバレンタインの義理チョコ。
まさかこれがあのお返しだとでもいうのだろうか。
しかも1年遅れで。

(・・・まさか・・・ね)

にわかに信じられないけど、でも思い返せばあの時のピンはちょっと照れくさそうにしていた・・・気がしないわけでもない。

(あげたものに比べたらはるかに安すぎるお返しだけど・・・)

あやねはしばらく考え込んでから、
手にあったアメ玉の包みを
クルクルと解いて
その一つを口の中に放り込んでみた。

「うわっ・・あまっ」

キャラメル味のアメが口の中いっぱいに広がった。

そのアメに溶かされるように、
なぜだかイライラしていた気持ちが治まり、
あやねの心も不思議とスルスルとほどけていく。

「ったく・・・」

(わかりづらいのよ。しかもホワイトデーってまだ先だし・・・でも・・・)

これがピンの言う”去年のアレ”だとしたら、
もう一つの疑問が残る。

(じゃあ、『今日はおまえのアレだから』ってなに???)





そして、その直後、”おまえのアレ”が判明することになった。


教室に入るや否や、

「あっ矢野ちん!」

「あ、あやねちゃん!!」

ちづと爽子が後ろ手にしてあるものを隠しながら顔を高揚させて、
戻ってきたあやねを出迎えたのだ。

そして、
口をそろえて


「「ハッピーバースデー!!!」」


そう言いながら、後ろに隠していたプレゼントをあやねの目の前に差し出した。

「おめでとうあやねちゃん!」

「矢野ちんおめでとう~!」

「えっ?あれ???・・・あ・・・そっか・・・今日・・・」

差し出されたプレゼントを受け取りながら、ポカンとしたままどこか他人事のようにあやねはつぶやく。

(それで・・・)

ようやく何もかもが納得がいった。

朝来たときに、妙に二人がソワソワと自分に隠すようにしていた理由も。
そして、
ピンのあの言葉の意味も――

「あははは、なんだよ矢野ちん忘れてたの?今日誕生日じゃん!」

「あやねちゃんお雛祭りの日に誕生日だなんて、素敵だなぁ~」

爽子とちづの声に反応した風早が駆け寄ってきた。

「えっなに?矢野、今日誕生日なの?おめでとー!!」

そして、近くの席に突っ伏して寝ていた龍も顔をムクリとおこし、

「おめでとう」

ボソッとつぶやいた。

「何?矢野の誕生日だって??めでてーじゃん!!」

風早の声に反応したクラスメイトがそれにつられて口々に
おめでとうの大合唱になった。

ふと、再びピンの言葉がよぎる。

(おめでとさんってそういう意味だったのか・・・でも、なんで知ってるの?)

担任だから当たり前なのか?
でも、そんな細かく生徒のことを覚えているようにも見えない。

(聞いたらたぶん、『俺様の知らないことなんてないぜ!』とか言ってはぐらかしそうね・・・。)

あやねはこらえきれずに
ふふふと声に出して笑う。

朝の髪のまとまらなかったことも、化粧ののりが悪かったことも、
そんな些細なことは、もはやどーでもよくなっていた。
なんだか気持ちがとても軽い。

「???何笑ってんの?矢野ちん」

「あやねちゃん??」

「あ、ううん、なんでもない。ありがとう。すごい嬉しいわ」

今までこんな風に大勢の人から、おめでとうと言われたことなどなかったあやねは
少し顔を赤らめ、恥ずかしそうにそれをごまかすかのように、
そっと髪をかきあげた。

そんな
あやねの様子を見て、爽子も笑顔になる。
ちづも、矢野ちんが素直だと変な感じだな~と言いながらも嬉しそうに、ニカッと笑った。

二人からもらったプレゼントを開けながら、
しばらくワイワイと盛り上がっていると、

気がついた時には、あやねの口の中にあるアメはいつのまにか溶けて消えてなくなっていた。

しかし、
ポケットの中にある数個のアメがあやねの手によって包まれている。

(イロイロ込みにしては安すぎるっつーの)

あやねは心の中で、不器用なわかりづらい担任の優しさにクスリと笑った。

(7月25日ね・・・)

さて、このお返しどうしてくれようか?

ポケットの甘すぎるアメをまた一つ取り出して、口の中に放り込みながら
あやねはあれこれ策をめぐらせるのだった。



【END】



:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

矢野ちん誕生日おめでとう!
ということで書き始めたんですが、
ピンがざっくりホワイトデーまでとまとめてくれちゃって^^;

あんまりラブな感じではないのですが、
なんとなくお互い”無意識な特別”という感じが伝わりましたでしょうか?


冒頭でもご紹介しましたが、


SLASH 詩麻様主催
矢野ピン誕生日企画inverseはまだまだこれからうひょーってなるお話が
続々掲載されていくとおもいますので、
矢野ピン好きな方はスキップしてGOです!


For you ~君/に/届/け/2次小説サイト~-inverse

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素敵な企画に参加できて本当に嬉しかったです。
詩麻様ありがとうございます^^

最後まで読んでいただきありがとうございました。