この本は、ぼくが初めて子供のために買った絵本です。
そのときすでに、ムスコは1歳を超えており、
お母さんがどっからともなく調達してくる絵本たちにどっぷり浸かっておりました。

もともと僕自身が仕掛け絵本好きだったのと、
当時の絵本ラインナップに仕掛けものがなかったので、
会社帰りに「仕掛け」を求めに街の本屋に行くと、まあ、あることあること。
たしか1時間近くかけて
 ・どんなのが喜んでもらえそうか
 ・今持ってる本とテーマやキャラクターがかぶらないか
 ・お父さん絵本「第1号」としてのインパクト性
とかを考えながら、ぐるぐるおんなじところを行ったり来たりした結果選ばれたのがこれです。

決め手は、仕掛けの元となっているテントウムシたちがいいぐあいに盛り上がっていて
視覚だけでなく触覚でも楽しめそうなところと
ものが増えたり減ったりする感覚がつかめるようになるかなと思ったからでした。
さらに、背景だけでなくテントウムシたちもカラフルなのも気に入りました。

買ったばかりの頃のムスコは、読み聞かせ中にもくっついてるテントウムシ自体に関心が行き
やがて、乱暴に数ページを一気にめくるいたずらが好きになったりで
こちらの購入意図がなかなか伝わらなかったのですが、
数をかぞえることを覚えだしてからは、毎ページごとに
テントウムシをひとつひとつ指で押さえながら「いち、にい、さん・・・」と一生懸命数えだし、
お父さんの読み聞かせとのコラボセッションが成立するようになりました。
もうちょっとしたら、1ページめくったらテントウムシが1匹ずついなくなる規則性を見出して
2ページ飛ばしたら何匹になっているかの数当て(ちょっとした足し算引き算)まで
できればいいなと思います。

この本の卒業は何歳になるだろうね。
子供のころ、お父さんに絵本を読んでもらったことって
はたしてどれくらいの人が記憶してるのだろう。

ぼくの場合、鮮明に記憶してます。
なぜって1回しか読んでもらったことがないから。

2階の寝室で、川の字に並べたふとんのまん中で
妹と2人いつもの通り、寝る前のおふざけをしているところに
「たまには、本でも読もうか」とおやじが登場。
『グリム童話集』(確か、今でも実家にあったはず)の中の何篇かを
読んでくれたが、読んでるおやじ自身が眠くなり、
なんと子どもたちより先に寝てしまった・・・

後にも先にもこれっきりなのに、未だに忘れられないあの時のこと。
育児の一行為に過ぎないのに「伝説」としてしまった、おやじのすごさ。

僕にはこんなこと真似できないけど(だって子供たちに絡むの好きだもん)、
でも子供たちが大きくなったときの記憶に、
「あの時の絵本」とともに自分が留まっていたいなあと思い、
ブログを立ち上げてみました。

このブログの登場人物はたぶん次の4人です。
 ・お父さん(ぼく)・・・ マイペースな普通の会社員
 ・お母さん ・・・ シンプルであることを好む専業主婦
 ・ムスコ ・・・ 4歳・幼稚園年少組さん、とにかくお調子者
 ・ムスメ ・・・ 7か月、すでにガンコなところあり

ムスメがつかまり立ちを始めた今日を「君たちの絵本」ブログ
はじまりはじまりの日とします。
そして・・・
ブログのことなんて、ついぞ関心のなかったぼくの背中を
ポンっと押してくれた会社の同僚たちに感謝します。