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「ふははっ!」


「……笑い事じゃないよ。」


「すまん、悪い……だけどさ。」

目の前のナムジュナ、笑いを堪えてる。

昨夜のことを話したら、大変そうだとか言いながらも、笑っている。


「……明日からコンサートだろ?

終わったら、速攻で帰るから。


振りの間違いとか、歌詞の間違いとか、そういうのは全部任せるから……


帰ってもいい?」


「……いいよ。

ステージで気が散るよりはいいさ。」


「ありがとう。」


「で?……」


「何?」


「名前とか、準備とか、あー、出産は?日本で?それともこっちで?」


「んー、その辺はまだ考えてない。……いのりが落ち着く方法でいいと思うけど。」


「……そうだな。

あ、出産祝い何がいい?」


「気が早くない?ㅋㅋㅋㅋㅋ」


「ㅋㅋㅋㅋㅋ」


「……まずは、少しでも彼女が落ち着けるようにならないと。」


「なあ?」


「ん?」


「……なんか変な感じ。」


「ㅋㅋㅋㅋㅋ……何が?」


「……甥っ子とか姪っ子が、できたみたいな。……なんか、完全に親戚のおじさん気分。」


「ㅋㅋㅋㅋㅋ」「ㅋㅋㅋㅋㅋ」


「……」


「どうした?急に黙って……」


「……なんかさ、彼女の悪い癖って言うか。」


「1人でやろうとしたがる?」


「んー、でもさ。考えてみたら、俺のせいなんだよな。


昨日も言われたけど……3日ぶりに帰ったわけだし。

帰りの時間よりも、海外公演とかの仕事が入ったら、それこそ何日も帰れないだろ?


1人でやらなきゃって。


自然と考えちゃうよなーって……」


「んー、そうだな。」


「……この仕事。

続けててもいいのかな……?」


「……ホバ?」


「ん?」


「ちゃんと話し合うしかないよ。

いのりさんの場合、jhopeじゃなくて、チョン・ホソクの奥さんなわけだろう?


それでも、俺たちはjhopeを失いたくは無い。


なくては行けないダンスリーダーなわけだし。


できるなら、足が動かなくなるまで、一緒にやっていきたい。


いのりさんも、自分や家族のために辞めるなんて、きっと望んでない。」


「うん」


「俺達もできるだけ協力するし、したいし。


だから、頼ってくれていい。」

ニコッとして見せたエクボ。


「頼もしいな、ホント。」


(。・艸・)ハッ! (。-艸-))ハッ! (( 。>艸<)-3クション!!


ソファで眠っていたユンギヒョンがくしゃみと同時に起きた。


「……はぁ。

で?……いのりさんの具合は?」

起きて早々に尋ねられる。


「んー、昨日ジンさんからもらった梅干しとお粥は食べれてるけど、ほかは水も時々ダメみたいで……」


「んー……」


「あ、そうだ……今夜うちに来ません?……ナムジュナも。


叔母さんが作って行ってくれた料理、食べきれなくて……

少しもらってくれると助かるんだけど……」


「なら、俺が行く。」

ドアを開けて入ってきたジンヒョン。

どこから聞いていたんだろう?


「大勢で押しかけると、気を使わせないか?……体調も。」


「……ちょっと待っててください?

聞いてみます。」