□□□□□
「ふははっ!」
「……笑い事じゃないよ。」
「すまん、悪い……だけどさ。」
目の前のナムジュナ、笑いを堪えてる。
昨夜のことを話したら、大変そうだとか言いながらも、笑っている。
「……明日からコンサートだろ?
終わったら、速攻で帰るから。
振りの間違いとか、歌詞の間違いとか、そういうのは全部任せるから……
帰ってもいい?」
「……いいよ。
ステージで気が散るよりはいいさ。」
「ありがとう。」
「で?……」
「何?」
「名前とか、準備とか、あー、出産は?日本で?それともこっちで?」
「んー、その辺はまだ考えてない。……いのりが落ち着く方法でいいと思うけど。」
「……そうだな。
あ、出産祝い何がいい?」
「気が早くない?ㅋㅋㅋㅋㅋ」
「ㅋㅋㅋㅋㅋ」
「……まずは、少しでも彼女が落ち着けるようにならないと。」
「なあ?」
「ん?」
「……なんか変な感じ。」
「ㅋㅋㅋㅋㅋ……何が?」
「……甥っ子とか姪っ子が、できたみたいな。……なんか、完全に親戚のおじさん気分。」
「ㅋㅋㅋㅋㅋ」「ㅋㅋㅋㅋㅋ」
「……」
「どうした?急に黙って……」
「……なんかさ、彼女の悪い癖って言うか。」
「1人でやろうとしたがる?」
「んー、でもさ。考えてみたら、俺のせいなんだよな。
昨日も言われたけど……3日ぶりに帰ったわけだし。
帰りの時間よりも、海外公演とかの仕事が入ったら、それこそ何日も帰れないだろ?
1人でやらなきゃって。
自然と考えちゃうよなーって……」
「んー、そうだな。」
「……この仕事。
続けててもいいのかな……?」
「……ホバ?」
「ん?」
「ちゃんと話し合うしかないよ。
いのりさんの場合、jhopeじゃなくて、チョン・ホソクの奥さんなわけだろう?
それでも、俺たちはjhopeを失いたくは無い。
なくては行けないダンスリーダーなわけだし。
できるなら、足が動かなくなるまで、一緒にやっていきたい。
いのりさんも、自分や家族のために辞めるなんて、きっと望んでない。」
「うん」
「俺達もできるだけ協力するし、したいし。
だから、頼ってくれていい。」
ニコッとして見せたエクボ。
「頼もしいな、ホント。」
(。・艸・)ハッ! (。-艸-))ハッ! (( 。>艸<)-3クション!!
ソファで眠っていたユンギヒョンがくしゃみと同時に起きた。
「……はぁ。
で?……いのりさんの具合は?」
起きて早々に尋ねられる。
「んー、昨日ジンさんからもらった梅干しとお粥は食べれてるけど、ほかは水も時々ダメみたいで……」
「んー……」
「あ、そうだ……今夜うちに来ません?……ナムジュナも。
叔母さんが作って行ってくれた料理、食べきれなくて……
少しもらってくれると助かるんだけど……」
「なら、俺が行く。」
ドアを開けて入ってきたジンヒョン。
どこから聞いていたんだろう?
「大勢で押しかけると、気を使わせないか?……体調も。」
「……ちょっと待っててください?
聞いてみます。」