久しぶりに描きたくなって筆をとる。
実際に筆は握っていないけれど。
あー。もう。
本当に、君って人は。
君って人は…
私のぬるい想像なんて全く意味がない。
容易いほどに呆気なく飛び越えていってしまう。
あのね、正直に言う。
本当にもうダメかと思ったのよ。
あんなに大好きで、
尊敬していて、
憧れで、
癒しで、
元気をもらえて、
こんなにトキメクなんて、君しかいないと確信すらあったの。
絶対消えるものはないと思っていたの。
根拠のない自信で、ただ心がそう感じていたから。
2020年、世界は変わった。
私も、変わった。
君の映像さえ全然見られなくて、静かに歌を、君の声を聴くこともなくなった。
ツイートは全ていいねとリツイートするなんてマイルール、いつから辞めたんだろう。
『嫌いになった?』
ううん。ただただ、毎日に必死だったんだ。
だから、そんな大切な時間さえ持てなくなっちゃった。
私が抱えられる、この腕で持てるものの定量は、
もうずっとずっと昔から決まっていたから。
だから、少しだけ置かせてね。
これまでたくさんたくさん、持っていたもの。
私の宝物たち、ほんの少しだけここに置かせて。
あれから2年。
少しずつまた、私も変わった。
君も変わったよね?
でも、私、今思うよ。君の声聴いて心底感じる。
変わらないものの方が多かったのかもしれないと。
特に、君の心の奥にずっとずっと揺らめく情熱の炎は。
時に燻っていたかもしれないけれど。
3月に発表されたファンクラブアプリ。
短い期間で色々なことがあった。
期待。喜び。戸惑い。不安。悲しみ。心配。苛立ち。失望。
もう、私の心は二度と煌めかないのかな。
あんなに好きだって自信しかなかったのに。
ずっと好きでいられると思っていたのに。
ずっと好きでいさせて、って言ったのに…
そうやって勝手な想い押し付けて、
あがったりさがったりして、
それでも絶対君の作品だけは買い続けてる。
タイミング逃してたまるもんか、って。
初回限定盤がマストって、もはや脊髄反射。
『それって意地?』
ううん。
またいつかの【あの時】を待ちたくて。
その時が来た時に、君の作品全て持ってないとまず自分に怒られちゃう。
ねぇ聞いて。
君に出逢ってからもうすぐ、まる9年。
君のこと好きになって、10年目。
HOCUS POCUS 3 聴いて、観て、ちゃんと分かった。
君もずっと苦しかったよね。
誰よりもライブをしたいひと。
誰よりもNissyのファンのひと。
誰よりもエンターテインメントをつくりたいひと。
誰よりも自分のつくったものでみんなを笑顔にしたいひと。
他の誰でもない君だってこと、私この2年で忘れてた。
燃え続ける君の心の炎に焼かれて、私思い出した。
変わらない想いに胸が打たれた。
なんでもない顔してるけど、
身体はもうずっとボロボロだし、
不規則な生活は当たり前だし、
全然寝てない時も普通にあるし…
そういう人だった。君は。
いつか燃えたぎるその心の炎で自分自身を焼き尽くしてしまうんじゃないかって、
こっちが心配するくらいの人だったよ。君は。
ちゃんと、受け取ったからね。
全部全部、受け取ったよ。
諦めないでくれてありがとう。
また好きにさせてくれて、本当にありがとう。
ライブ、絶対行くね。
会いに行くからね。
だから、元気でいてね。
身体は本当に大切にしてね。