今、私は無職だ。



普通に高校卒業後、四年大学に通い
一般的に就職もして、ありきたりな新社会人だった。

親や周りの大人たちの敷いてくれたレールを
ただただ乗っていただけで大学まで行けた。

自分の将来だって誰かが決めてくれたらそれでいい
そう思って行き当たりばったりだった。

てきとーに給料高い民間企業を受けて
受かったからそこで就活終わり。

2、3年働いて結婚して子ども産んで
ごく当たり前な人生を歩むんだろうと思っていた。




しかし社会はそんなに甘くない。


何も考えずに就職してしまったが故に
何のために働いているかわからなかった。

給料がいいからってお金が欲しいからって
そんな理由では続けられなかった。



社会に出てすぐに、
私って誰のために生きてるの?
てよく考えるようになった。

家族のため?友人のため?恋人のため?将来のため?


本当に自分がしたいことは何だ。
お金は大切だけどそれよりも大切なものがあるはず。

そればかりを考えるようになった。






今まで自分の意見を言ったことがない
自分はこうありたいという意思を周りに示したことがない


この考えがたどり着いた。



今まで周りの目ばかりを気にして
親が喜ぶからこうする、周りがこうしてるから真似る。

そうやって育ってきたから
本当の自分の気持ちがわからなくなっていた。
というより無意識のうちにわかろうとしていなかった。

これは誰のせいでもない。

もちろん親や周りの人の言われた通りに生きてきたが
だからといってそのレールの上で
苦しんできたわけでもない。

親のおかげで大学までスムーズに行けたのだ。


しかし大学まで人に決めてもらった人生を
何不自由なく何も考えず過ごしてきたせいで
いざ自分の未来を自分で決める時が来たら
もちろん自分では決めることが出来ず...

自分の将来がここで大きく決まるなんて
これっぽっちも考えてなかった。


私はもう大人なんだ。
誰かの手も借りず自分で生きていかなきゃいけないんだ。


気づくのが遅かった。





私には居場所がほとんどない。

居心地がいい場所がほとんどない。

誰も信用できなくなった。

こころの奥の私の意見を言えなくなっていた。

言ったら終わりだと思っていた。





しかし違った。

本当にやりたいことがあったから
家族や友人、恋人というごくわずかの
関わる人たちに相談した。

みんな支えてくれる人ばかりだった。

みんな理解してくれる人ばかりだった。



今まで自分の意思をこころの奥にしまい続けていたが
わかってくれようとして、応援してくれる人が
ちゃんと周りにはいた。

まだ言えてないこともあるけれど
それも理解してくれる人たちだろうと信じたい。

外から見たら逃げていると思われるかもしれない。

でも自分がやりたいことに挑戦して何が悪い。

周りには味方がいる。

支えてくれる人たちに
これから先、ゆっくり時間をかけて
感謝の気持ちを伝えていきたい。




大切な人たち、そして自分のために働きたい。


---きみちゃん---