真行寺君枝

 

 


 

オールインワンジェルクリーム

ディオティマ

 

 

ディオティマ・オールインワンジェルクリーム

 

 

桜となでしこが秘める

 

類まれなる植物のパワー

 

 

えもいわれぬダマスクローズの香りが

 

あなたの肌を神秘のベールで包みます

 

オールシーズン用

 

 

株式会社うつくしく

 

 

 

 

 

 

おはようございます

 

本日もよろしくお願いします。

 

 

 

今日は

 

5年前に亡くなった母の祥月命日なので、

これから墓参りに行くところです。

 



お祖母さんと孫
わたしと同じ年齢の母 京都

 

 

 

あなたの母上はご健在ですか?

 

 



わたしの母は、93歳で亡くなりました。


体のあちこち、特に骨ですね

悪くして、

その度に入退院していましたが、


亡くなる一年前、

風呂場で石鹸を湯船に落とし、

それを拾おうとして

風呂の淵で胸を圧迫してしまいました。


救急車を呼び、病院に運ばれると


動脈解離と判断され

手術をするかどうかを問われました。


兄とその子どもたち

それに姉とわたしと弦人のみなが

手術を望みました。


手術は成功しましたが、

 

 

 

朝焼け
朝を迎えると同時に手術は終わりました
 

 

 

3日後、左半身に麻痺が出て

リハビリ病院に移り、

ようやく家に戻れましたが



徐々に徐々に衰え

誤嚥性肺炎で再入院もしました。




そのとき、

 

ストレッチャーで運ばれているとき



「わたし死ぬのかね」



と聞くので



「まだ、死なないわよ」


とわたしは答えました。





それから

また家に戻ることができ、



___

 

 


嚥下食の朝食作りはわたしの役目でした

 

 


嚥下食

みかんジュレ

(蜂蜜,生ローヤルゼリー入り)

海老ピラフ

(卵,パセリ,玉ねぎ,ニンニク,サヤエンドウ)

椀物

(白子,人参,柚子,じゃがいも,ねぎ)

 

 

 

 

嚥下食
カニのポタージュ サワークリーム添え

ヨーグルトとキューウィのジュレ

 

 

 

 

嚥下食
鮭のトマト煮込み

柿ジュレ

平飼い卵プリン

 

 

 

 

嚥下食

さつま芋のポタージ

ほうれん草の黒胡麻和え

粥 梅干つゆ添え

 

 

 

 

嚥下食
カジキとズッキーニのクリーム仕立て

生ローヤルゼリー入りヨーグルト

 

 

 

 

嚥下食
アイスクリームのホイップクリームがけ

海老天丼

ブロッコリーのポタージュ

 

 

 

 

嚥下食

鯛とキャベツ,人参,蓮根,玉葱,トマトの煮物

マッシュポテト添え

オレンジジュースのジュレ

 

 

 

______

 

 



介護士の方々の支援を受けながら



姉の手厚い介護もあって

自宅で往生を遂げることができました。





箏の演奏

亡くなる半月前、

知人の箏の演奏家に来ていただき

母の枕元で

美しい音色を披露してくださいました。

 

 

 

幼少期から箏を習っていて

三越の舞台で演奏したこともあり、

その写真がどこかにあったはずです。

 

病床で

家族も聞いたことのない「夜の大工さん」

という箏の練習曲の歌を突然歌い出した母

 

夢で幼少期を駆け巡っていたのですね。

 

 

 


母の心臓が動いていないと

 

姉が気づく2時間ほど前

 

 

朝5時にわたしが見に行ったとき、

母は、眠りながら

 

かくっと口を開きました。


体を触ると温かかったので、

わたしはそのまま自室に戻りましたが



後になって

あのとき、あの瞬間に

事切れたのだと、わかりました。



その朝、わたしは

「今夜はナゾトレ」の録音があったので

スタジオに向かい、

 

 

そうした日に限って録音機材のトラブル



やっと家に戻ると

 

葬儀屋さんが来ていました。


 

母はわたしの縫った服を着て

 

黄泉の国へ旅立ちました。

 

 




母

 

 

今も忘れられないのは、

 

母のぬくもりです。

 



容態が悪化していくなか、


痛みを軽減にマッサージをしますが

 

 

小さなベッドで添い寝したのです。

 



やわらかくてふわふわな

あたたかな母の温もり



今でもはっきりと

わたしの肌が、その触感が覚えています。



赤ちゃんの誕生した瞬間

生命の循環

 

 

 

わたしを生んでくれたお母さん

 



お母さんは



いつもどんなときも見守ってくださった



親孝行の一つもできないまま

逝かせてしまいましたね。



あなたは人の役に立つことを

生き甲斐とする人生を送りました。

 

 

それを幸せと思って生き通しました。

 

 

 

そのような真似は

 

わたしにできるものではありませんが

 

 

少しでも近づくことが

 

いつかできるかもしれません。

 

 

 

これから花を携え、会いに参ります。

 

 

 

 

 

最後までお読みくださいまして

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

あなたに

 

幸せが

 

たくさん降りそそぎますように

 

 

KIMIÉ