いまさら『君の名は。』 | きみどりいろのそら

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どうしても観たくなって行ってきました。
単館経営の映画館でしたが、始まる前から多くの方が並んでいて、思っていたより年齢層高め。時間帯の問題かもですけど。
 
 
『君の名は。』の説明はいまさらですよね。
現在、歴代興行収入ランキング4位。235億円を超えたとのことで、この数字だけでもすごい映画。残念ながらアカデミー賞入りは逃したようですけどね。
 
 
これをいまさら映画館で観たいと思ったのは、『関ジャム』で槇原敬之さんがRADWIMPSの「なんでもないや」を大絶賛していてすっごい共感できたからでした。
それから予告動画を見まくったら、もう行かずにはいられなくなって……。
 
 
どなたかが感想を「ミュージッククリップみたい」だとおっしゃっていたんだけど、この方はたぶん悪いほうの例えで。私は最大限にいい意味で壮大なミュージッククリップだなと。
ストーリーは正直、予告動画や口コミを見漁ればほぼほぼ想像できてしまうものの、物語と音楽とのマッチングが素晴らしい!
推測するに「ミュージッククリップみたい」という言葉には断片的だという意味も込められているんだろうけど、その誰もが感情移入できる“余白”があるのが逆にいい。
少なくとも私は泣きに行って、自分を重ねて泣いて帰ってきました(笑)。
メインターゲットは10代20代かな。だけど、年を重ねた人ほど心にくるものがあるのではないかと思いました。
 
 
新海監督の作品は「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」ともに、ミュージッククリップみたい、と思ったけど今回もしかり。いや、いい意味で。何回も言うけどいい意味で。
彼の目にはこんなにもきれいに世界は映っているのかなぁ。故郷もお近くなので、ぜひ応援したいお人だわ。
 
そして案の定、RADWIMPSにハマる私。現在の仕事のBGMとなっています。野田さんの言葉選びが好き。
歌詞を読んでいると、いまを現在進行形で捉えてる人たちなんだなーと感心すると同時に、自分が過去の人になってしまったような感覚に陥ったりして。。。
 
もうしばらく、曲を聴きながら『君の名は。』の世界にどっぷり浸ろうと思います。