2019年12月2日(月)
本日22時を持ってPC版アメーバピグのサービスが終了いたしました。
思い返せば2012年大学1年生の夏に登録したあの日から、8年近くの歳月をピグの中で過ごしました。
今はまだ悲しみのただなかにいますが、これまでの思い出をここに記録しておこうと思います。
◆初めてのピグ
「天使」という名前で広く周知されている私ですが、元々は水色という名前でピグをはじめました。
きっかけはリアル友達からの紹介です。
「サマーウォーズの世界観に近い面白いチャットサイトがある」という言葉に興味を掻き立てられ、その日のうちにアカウントをつくりました。
最初のうちは20代広場に常駐し、様々な人と軽くて浅いおしゃべりをしつつ、時には釣りゲームにいそしむというのが主な楽しみ方だったと記憶しています。
ネットゲームに課金するという経験も、このピグの釣りゲームが初めてでした。
コンプリート景品のカッパの気ぐるみがどうしても欲しくて、2000円の課金をしゲームをらくらくコンプリートしたのは今でも鮮明に覚えています。
今でこそ知っている人はいないと思いますが、私はカッパの気ぐるみアバターでピグの初期を過ごしていたのです。
◆喧嘩との出会い、天使の誕生
安穏とした日々はそう長く続きませんでした。
ある日のこと、イベント一覧の中に「討論」と題するものがあるのを発見しました。
何気ない気持ちでイベントを訪れると、sanpoという人物が主催する討論会が催されていました。
最初の議題は忘れもしません。「水商売は必要か」というものでした。
私は”不要”という立場で意見を主張しましたが、今でこそわかる喧嘩師と呼ばれる連中にぐちゃぐちゃにされた苦い思い出があります。
特に「さくら」という女性ユーザーからはこっぴどくしてやられました。
悔しくて仕方なかった。
というのも、私は当時大流行していたmixiというSNSで論客気取りのことをやっていて、今でも検索すればでてくる程度には知名度と実績があったからです。
初めてのチャット論争とは言え、そうした経緯があった私には、ピグの討論の場においても少なからず自信がありましたが、その自惚れの鼻は喧嘩師達によって見事に叩き折られたのです。
ひどい醜態を晒してしまった。水色としてはもうやっていけない。
そこで生まれたのが「天使」です。
2012年秋のことでした。
※写真左 天使 写真右 命
◆天使というより悪魔?
天使に改名して以降の活動は、もっぱら喧嘩イベントの主催・参加と釣りイベントの主催です。
イベント主として下記タイトルのようなイベントを乱立し、また、過激な内容のブログ記事投稿によって知名度とアンチの数をまたたく間に伸ばしていきました。
・私は芸能人の娘です
・私はお金持ちで美人で賢い女の子です
・どうして私をいじめるんですか?
・私より足が太い人ってやばくね・・・
・公園の野良猫をぼっとん便所に放り込みました
・猫を川に落としてしまいました
・未成年だけど飲酒なう
・川で溺れている子がいたけど、あの子助かったのかな?
・犬は殺しちゃだめだけど、猫はいいよね?
タイトルに加え、私のブログ効果もあってイベントは常に大炎上。
「天使じゃなくて悪魔じゃん」という言葉を毎日のように浴びていました。
そうした状況は喧嘩も起こりやすく、喧嘩師連中が自然と集まるようになっていました。
私が喧嘩師として周囲から認知されてきたのもこの時期からだと思います。
これらの写真は、炎上の燃料にもってこいでした。
◆喧嘩への没頭
知名度と存在感を手にした私は喧嘩イベントで積極的に喧嘩を行っていきました。
時間と体力は今の何倍もあり、3時間以上ぶっ通しでチャット喧嘩をすることも珍しくありませんでした。
気が合う人もぼちぼちできてきて、喧嘩イベントは喧嘩の場であるとともに憩いの空間でもありました。
そんな中で特に私と仲良くしてくれた喧嘩師の一人がおでんです。
彼はこのときからピグ最強喧嘩師として君臨しておりましたが、駆け出しの私ともフランクに接し、また私もその好意に応え、おでんの特等席である角の空間を常に確保しておくという非常にかわいらしいことをやっておりました。
すると男の性でしょう、おでんは私が通う関西大学の学園祭の日にオフ会を提案してきましたが、私は返事にまよっていました。
当日になっても返事をしていませんでしたが、おでんは関大の学園祭にやってきたようでした。
私はフルマックスでおでんを無視した形となり、これに立腹したおでんはこの日から猛烈な天使叩きを始めることになったのです。
いつものように特等席を確保していても、いつものようなお礼の返事がありません。
心当たりはあったので特に気にせず喧嘩に興じていると、驚くことにおでんが相手の肩を持ち出したのです。
当時のわたしは「喧嘩は喧嘩」と割り切れておらず、仲が良い人とは喧嘩をしたくないと考えていました。
無論、おでんもそう考える中のひとりでした。
なのでおでんからの意外な形での攻撃にショックを受けるとともに、その感情は憎悪へと変わり、その日から数年おでんとの関係は非常に険悪なものとなりました。
喧嘩師パート前半 終了
次回予告
喧嘩師パート 後半
「◆2chよりの使者」