義父をタクシーでショートステイ先に迎えに行き、

そのまま有料老人ホーム入居となる。


 話せる時間は車中の10分あるかないか。


その中で、

確実に二つ伝えたいと思っていた。


昨年末初めてショートステイに行く時、そして別のショートステイに移った時は、

「病院みたいなところに行くんだよ」(介護施設と言ってもイメージ出来ないと思って)

「温かいご飯が出てくるところだよ」

「いつも誰かが見守ってくれるよ」

「看護師さんもいるよ」

と言って見送った。




今回はそれとは違い『施設入居』ということで、

ひとつは、

「引っ越しするんだよ。住んでたところは片付けて返すからね」

ということと、

「家から持って来たいものがあったら教えて」

ということ。


『認知症だから言っても分からないだろう』 

ではない、 

この二つのことだけは心に引っかかって欲しかった。




施設入居後は、

家に泊まるとか外出して施設に戻った時、隔離期間が必要になり、隔離期間もその後も対応も施設の方にお任せするしか無いから、そこまでして家に行くという必要性を義父から感じなかった。

それでも、

今までのように、ショートステイ先を移るだけ、もしくはそれさえも分かっていなかったかもしれないけれど、

これまでとは違うということは伝えておきたかった。



伝わらないとしても、

居室にテレビがあること、新聞が来ることで、自宅の暮らしに近く感じてくれたらと願う。



何とか自分の思うようには伝えられて、自己満足でしかないけれど、どっと疲れた。