大塚HD、大型ルーキー上場1年目の成績表は
「結果には満足している」。12日に2011年3月期決算を発表した大塚ホールディングス。
東京証券取引所での会見に臨んだ樋口達夫社長は、上場後、初めて迎えた通期決算をこう総括した。
連結営業利益は前の期比19%増の1175億円。国内最大手、武田薬品工業の3670億円には及ばないが、
同日発表した第一三共(1221億円)、アステラス製薬(1191億円)といった“先輩”たちと肩を並べた。
「ポカリスエット」や「カロリーメイト」といった機能性飲料・食品を含む「ニュートラシューティカルズ関連事業」では経費のコントロールを強化。
同事業の営業利益を前の期の22億円から178億円に伸ばした。
食品やミネラルウオーターを含む「消費者関連事業」の赤字幅も63億円改善。
主力の抗精神病薬「エビリファイ」を柱とした医療関連事業に収益を依存した体質が指摘されるなか、
「総合ヘルスケア企業グループとして、事業マトリックスを強化できた」(樋口社長)と成果を強調する。
上場後、低迷が続いていた株価も、好決算への期待からか4月下旬から上昇基調に入っている。
公募価格の2100円を上回り、12日も一時2248円をつけ上場来高値を更新した。
樋口社長も「多くの投資家にうちの事業内容が理解されてきた結果」とひとまず胸をなで下ろす。
経費のコントロールを強化って、
こんなことするから、仕事が減るんですよねー・・・・。