東京都議会選挙が盛大に行われた。その裏で同じ日に兵庫県知事選挙も行われた。結果は現職の井戸氏が再選を果たした。
40パーセント台と相変わらず酷い投票率であったが兵庫県民は井戸氏を選んだ。初代兵庫県知事である伊藤博文から数えて52代目、5期目。どうやら20年彼が務めるようである。
正直、勝谷氏の兵庫県政も見たかった。
どう変わるのだろうか。何も変わらないだろう。
兵庫県に限ったことではないが。
僕の生まれた兵庫県というのは、何ともバラバラな地域である。良く言えば多種多様。
令制国で言えば、摂津、丹波、但馬、播磨、淡路。
五畿七道で言えば、畿内、山陰道、山陽道、南海道。
どこ出身と聞かれれば県では答えない。
横浜市民が神奈川とは言わないように。
いま僕が住む町は兵庫県の北部。阪神間で生まれた僕からしたら同じ兵庫県かと目を疑うくらい何もない。言葉も違えば文化も違う。そして他地方同様に過疎化が酷い。山陰で育った僕からしたら、ここは関西より山陰という言い方の方がしっくりくる。なるほど日本の縮図とはこのことか。
今回の県知事選で人口の集中する神戸や阪神間、姫路など所謂瀬戸内側で演説をしたかと思えば、北部の日本海側なんか選挙カーが猛スピードで通り過ぎただけである。
北部の人間がどれだけ沿道で手を振ろうが、イヤホンをつけて通り過ぎる若者のいる三宮に立つ方が、そりゃ票は取れますよ。
地方が必死ななか、そんなことなど、まるで関係ない東京都。そんな東京都議会の都知事選を東京に住んでいない東京に関係ない一億一千万もの日本国民はニュースで見せられる訳だ。
いくら東京が首都で、影響力がデカかろうが、地方からしたらどうでも良いローカルニュースである。
あくまで個人的意見だし、こんなことを言うと叩かれるかもしれない。でも言わせてもらう。
東京には良い意味でこけてほしい。
東京がこけたら日本がおわりだなんて言う奴もいるが、そもそも東京しかエンジンがない国がおかしい。
この島はリスクが多すぎる。
道州制とか地方分権とか地方創生とか。
そんなんじゃなくて
本社や省庁の分散を。
政治、経済、文化の中心は分けるべきだ。
人口を満遍なく戻せ。
なんだったら再鎖国するぐらいの改革が必要だ。
一体、日本という名の
金のメッキをつけた泥舟はどこへ向かうのか。
右向け右の国民は
いつまで舟をダラダラ漕ぐのか。
このままでは体力が持つまい。
現状維持で経済成長など無理がある。
日本はすごい国だ、世界が賞賛、おもてなし。
最近なぜ、こんな番組やニュースが多いのか。
間違ってないが、そのうち
そんなことは言ってられなくなる時がくるはずだ。
幸い日本国民はそうなった時でも
それを受け入れる準備は出来ているようだが。
話が脱線してしまい、すみません。