そうま「さぁ、『パルプフィクション』観終わりましたね。」
りゅーせー「観終わったねー。面白い作品ですよ」
そうま「本当面白い。実は今年観たばっかでこれ2回目だけど、ちゃんと面白いわ」
りゅーせー「俺最初に観たのいつかなぁ、20代前半だから...下手したら10年前かなww。いやーやっぱ面白いよね、なんかこうさ、殺伐とした話なのにおしゃれってすごいよね。」
そうま「そうなんだよね。ギャングの日常なのに全体的におしゃれなのよ」
りゅーせー「ギャング、ドラッグ、人の死じゃんww。このワードはおしゃれ要素0なのよ。それを映像と音楽の見せ方であんだけおしゃれにもってってる。」
そうま「音楽も大事よねぇ。最初のさ、レストランでの強盗二人の会話終わりに、音楽がデンデデデンデデンデデデンデン...てねww。あれいいわ~、こっちもエンジンかかる」
りゅーせー「それでオープニングのタイトルコール入ってね、タイトルのロゴがまたおしゃれなのよ。ただそっから長いw。」
そうま「そう、オープニングのタイトルバックがエンディングかってくらい長い笑。」りゅーせー「まぁそれが過ぎればやっと本編でね、これまたふたりの洒落た会話が始まんのよ。」
そうま「会話ももちろん説明じゃないし、ストーリーと全く関係ないよね、ヨーロッパのバーガーの話とかさww。会話のひとつひとつが繋がりを感じないのに、全体を通してなんであんなに自然なんだろね。」
りゅーせー「一貫性はあんじゃない?」
そうま「一貫性かーそうなんかなぁ。最初の二人の会話はバーガーの話じゃん?なんだっけ、フランスじゃクオーターパウンダーはチーズロワイヤルって言われてるとかだっけ。なんでこんな会話できんのww」
りゅーせー「無駄なんだけど無駄じゃないんだよねww。おしゃれで言うと部屋もいい、綺麗だし。」
そうま「バーよかったよね、赤くてさ、雰囲気でてた。」
りゅーせー「殺伐としてるのにおしゃれに見えるのなんでだろ。内装綺麗だし、小物もいいけど、theオシャレじゃないのにオシャレに見える。他の映画で言うと、例えば『シンプルシモン』はかわいい色と小物使ってオシャレに見せてる。でも『パルプフィクション』はキャラの部屋としてそれぞれの個性だしてるのにオシャレ。ジャンキーの部屋はジャンキー感あったけど、そこにオシャレがあったww」
そうま「おしゃれがあったww。でも確かに部屋は個性でつつも整ってた。」
りゅーせー「一回目観たときはほんと衝撃が強かった。登場人物濃いか薄いのかわかんないんだよなぁ。濃いっちゃ濃いけどさ。」
そうま「濃いでしょ。何人も殺してきたやつが急に奇跡を信じて改心したり。あーでもこれキャラの濃さではないか」
りゅーせー「キャラ設定だもんね。なんかこんな変な感じすんの日常に落とし込んでるからだと思うんだよね。ギャングの日常なんだよね。他のギャング映画は日常は撮らないじゃん、抗争だったり、ギャングとしてのイベントを起こしてるよね。でもこれはギャングの日常を切り取ってる。だから非日常(ギャング)の中の日常の非日常を描いてんのよww」
そうま「非日常(ギャング)の中の日常の非日常ww。まぁ言ってることはわかる。ギャングの日常だから今までと観てて感覚が違うのか。キャラで言うとギャングにはいそうだし、確かに濃くはないかも」
りゅーせー「濃いっていうならウルフだと思うんよね。キャラ立ちがちゃんとしててカッコいいよね。短い時間しか出てないのに印象に残ってるってことはキャラ濃いのよ」
そうま「なるほどね。」
りゅーせー「印象に残ってるって言えば、猿轡のシーン!ここが一番好き!。絵面が超シュール。ブッチとボスからしたらホラーサスペンスとか危機的状況じゃん?こっちは笑っちゃうからなww」
そうま「観客としてはさっきまで揉めてた二人が仲良く猿轡されてんのがっつりコメディだもんね。俺も好き。」
りゅーせー「そうま君の好きなとこは?」
そうま「俺が好きなとこねぇ、好きなパートでいうとラストだな。レストランでサミュエルがかっこいいとこ!だってここで全部繋がるしね。何でサミュエルは途中で消えて、ヴィンセントが死んじゃうのか。自分たちに出来事を神の軌跡と信じるのか、はたまた偶然と捉えるのかで二人の運命が分かれてく。中でも好きなシーンはサミュエルがパンプキンに向かって『お前の命を買ったんだ、これでお前を殺さなくてすむ』って台詞。ここかっこよくない??」
りゅーせー「あのクソださい格好で言ってるからより映えるよね」
そうま「Tシャツに短パンなw。それであの台詞をあの目力で言われちゃあ、観てる方はたまんないよww」
りゅーせー「わかるわー。さて、まぁ映画のラストまで話いっちゃったし、この映画にキャッチコピーをつけるなら?w」
そうま「急に来たなーww。むずいねー、ギャングの日常なんだよな。でもおしゃれなんだよね。」
りゅーせー「そうな。殺伐としたギャングの日常を音楽と撮り方でおしゃれに見せてる映画の一面があって。殺伐とおしゃれの相反するものをまぜてんのよ。だって日本でギャングいうたらアウトレイジとかよ?」
そうま「そうか、アウトレイジかww。コメディでしか見ない西田敏行がバカ怖いもんね。」
りゅーせー「キャッチフレーズ安直でいいならザ・タランティーノなんだよね。」
そうま「いやー安直やなぁ。俺正直タランティーノあまり観てなくて、どこらへんがザ・タランティーノなの?」
りゅーせー「会話のテンポと音楽の使い方。あと設定?殺伐だけどオシャレに見える素晴らしさ。」
そうま「あー会話ね。会話はもうアメリカンだもんねww」
りゅーせー「ウィットにとんだ会話が一見本編にかかわらないのに絡んでくる、これがオシャレ!シーンは会話に宿る!!」
そうま「おー名言でたね、『シーンは会話に宿る』ww。まぁ殺伐とオシャレはありじゃない?このワードいれたいな。どのパートも奇跡か偶然は続いてるよね。ミアも助かり、ブッチもボスも助かったし、ヴィンセントが死んだのはやっぱ奇跡を信じなかったから。ブッチは金時計を信じた。」
りゅーせー「そうなってくると信仰心なんだよな、でもやっぱ殺伐なんだよ。殺伐とおしゃれと雑談は?」
そうま「それなら会話劇がいいな。」
りゅーせー「あーこの映画って重要なのは会話だと思うしね。いいじゃん」
キャッチコピー『殺伐とおしゃれの会話劇』
そうま「でも弱いよな。煽るって意味ではな。これってキャッチコピーていうよりまとめだな。」
りゅーせー「急に信仰心芽生えるもんな。だとしたら、あれじゃない。『信じる者は救われる。』w」
そうま「それ宗教勧誘やんww。信仰心は忘れよ。殺伐とオシャレに戻ろう。」
りゅーせー「オシャレの代名詞はなんだ?」
そうま「んー菅田将暉、、?ww」
りゅーせー「あーね。名作キャッチコピー調べるか。お、ブラックサンダー『一目で義理とわかるチョコ』。『やめられない止まらないかっぱえびせん』あーこういうのか、じゃあ殺伐なりたってるくね?」
そうま「じゃあやっぱり『殺伐とおしゃれの会話劇』で。」
りゅーせー「決まり!とまぁこんな感じで勝手にキャッチコピー作ってやっていきます!」
そうま「ほぼレビューぽくなったけどねw」
りゅーせー「いんだよ、プロモーションなんてこんなもんだろ。」
そうま「んなわけねぇだろw」
りゅーせー「まぁこっちは気ままにやってっからw」
そうま「それもそうか。まぁこんな感じでこれからもやっていくので皆様どうぞよろしくお願いします。」
りゅーせー「最後まじめにやんのねw。ではここまで読んでいただきありがとうございました!!」