③先祖供養の旅記録(広島 尾道~ 千光寺) | 元気が出る言葉の贈り物

元気が出る言葉の贈り物

傷ついたら 大切なことに気づこう

気づくことができたら これからを築いていこう

いつでも前向きに  一歩 一歩

 

尾道初日を終え

2日目の計画は

皆がそれぞれに行きたい場所に行くこととなりました

 

全員一致は千光寺おねがい

歴史 | 広島県尾道市,千光寺は歴史ある玉の岩伝説の伝わる古寺 (senkouji.jp)

 

亡き祖母に父 叔母と子どもの頃から参拝していたお寺です

 

山荘での夜 姉は一つのポーチを鞄から取り出して

テーブルの上に置いたのでした

 

それは亡き祖母の遺品

祖母がずっと大事に残し持っていたもの

何十年とあけていないので今回尾道で

一緒にあけてみてみようと姉は持参してきていたのでした

 

ポーチをあけると

そこには韓国にいる親戚からの手紙や写真などがいくつか入っていました

日本に徴兵され 戦争に負けた後

強制送還された祖母の甥たち

 

とても美しい日本語の漢字で手紙は書かれていました

生き別れとなり 日本で暮らす祖母に子どもたちを(幼かった父達)

想い心苦しい胸の内と 遠く離れた地よりいつも想っていること

祖母たちを想い涙を流すことも多いこと 

幸せでいてほしいと願っていること等が書かれてありました

 

戦争で本名を名乗る権利を奪われたことで

先祖の代から 在日の私たちは韓国名と日本名の2つの名前を所有しています

 

戦争はあらゆる悲劇しか与えません

 

その手紙に書かれている

あまりにも美しい日本の漢字に胸があつくなりました

名前を奪われると同時に 母国語で話してはいけない

日本語で話すこと 日本語を書くことを強要された戦争時代

一生懸命勉強し 何度も何度も書いて覚えたのでしょう

先祖たちの苦労は壮絶なものであったと思います

 

その手紙を読んでいた私でしたが

姉が写真を取り出した途端

「すごい 何これ! すごいんやけど!」びっくり

と叫ぶのです

 

私はその写真を姉から受け取りましたが

姉と同じく 電流が流れるような感覚を受けました

お風呂屋さんの電気風呂に近づいているくらいのビリビリ感です目汗

 

それは嫌な感覚ではなく わかりやすく言えば

亡き先祖たちの持つエネルギーでした

 

何十人と尾道で撮られている大昔の写真

私の父が赤ちゃんの時の写真でも もう84年前の写真になります

 

尾道旅行に出発する1週間前から

いろんな見知らぬ人たちが夢に出てきていたのは

それを楽しみにしていた先祖たちだったということは

いうまでもありません

姉がそれを所有していたのですから

姉の夢に全員登場してきていたわけです爆  笑

 

何年も以前に 三途の川へ行ってしまった姉に

まだ来てはいけないと帰るように現れた曾祖母が

その時に姉に渡した手紙

「すべてはここに記されているから」

 

それがこのものだという事が私に伝わってきたので

姉にそれを伝えました

姉と私は見せられ伝えられるものが違うので

いつも必要な時は2人で伝えあい謎解きをしていますおねがい

 

すべてはここに記されている

 

その写真の裏には

写っている先祖の名前がすべて書かれていたのですびっくり

 

戦争が起きる以前の尾道で撮影されている写真

済州島から渡ってきた私たちの先祖たちでした

 

何十年もポーチの中に隠され眠っていた20名近くの先祖たちが

私たちが見つけたことで歓喜しているのですから

そのエネルギーは当然すごくチュー 

こうやって存在を知らせてくれていることは

とてもすごい経験ですし 嬉しい出来事でした

 

ご先祖さまは本当に子孫たちをみてくれていますおねがい

まさしく姉と一緒に体感した時間となりました

 

「千光寺さんで ご先祖の名前を書いて供養をして頂こう」
 

その中でも一番エネルギーを感じた名前は 

金龍の宝珠になります

 

過去記事にも書いていますが

私の祖父は慶州金氏 神話に残されている

天神の子孫と言われる金氏にあたります

そして祖母は済州島に伝わる神話 地神の高氏

 

神人の子孫とされた昔の先祖たちの名前には

四神の名がつけられていることにも気づかされました

 

私の祖母 祖父には 鳳凰の名がついています

 

みんな 戦争の犠牲になりましたが

乗り越え生きて 命を私たち子孫につないでくれたんですね

そのことを知ると 心から感謝しかないですおねがい

 

 

 

岩をも貫く木の根 前回来た時も感動しましたが

今回も感動ですおねがい

 

 

 

 

 

この岩は 「鼓岩」と呼ばれていますが

亡き父が号泣した場所でもあります

中学を卒業し 進学することなく

ひとり大阪へ出稼ぎに出ることを覚悟した父が

一晩 泣き明かした場所です

母と2人の妹を養うために まだ15歳の父が決心をした場所

長男であり 男一人  強制送還されてしまった祖父の代わりに

家族を養う決心をした父でした

父の苦労は本当に凄まじいものだったと思います

 

弟にこの岩の上に立ってもらいました照れ

父もきっと空の上から 微笑ましく見ていたと思いますおねがい

 

 

藤の花に サツキが満開で美しかったです

 

 

 

ご先祖供養をさせて頂き

私たちの心も 晴れ晴れとしていましたおねがい

 

 

 

 

 

 

 

私は千光寺さんは今回で2度目でしたが

父の思い出の地でもありますので

広島に来た際は 必ず来させて頂こうと思いますおねがい

 

 

千光寺から 持光寺へ

 

私が以前からお会いしたい阿弥陀様がいるお寺なので

どうしても行きたいことを伝え

みんなで向うことにしました おねがい  

 

 

~つづく~