主人と一緒に幕張を見ていて。
「やっぱり、プル様は凄いね。ジャンプで転んだのをみたことがない。」
すると主人…
「ジャンプなんてある程度の選手になれば誰でも跳べるのさ。
ようは試合で跳べるかどうかさ。」
そうだ、現役の選手にはこの命題があるんだと再認識しました。
さっとん、凛としていました。
体がきゅっとしていて、厳しさがありました。
オーラが増しました。
メドべさん、決意を感じました。
今迄の芝居(?)のようなイメージが変わりました。
彼女は本気で人生を懸けてきた。
ああ、それぞれの選手たちが戦いに、また挑む。
ボーヤン君、ジェイソン君。
クリケットへ。
最初は衝撃だったけれども、なぜか必然を感じています。
おおいなるクリケットの懐へ。
戦略と冷静と愛を持って、選手たちを導く。
ボーヤン君が4ルッツを目の前で跳ぶ。
ジェイソン君が目の覚めるような美しいスピンで舞う。
メドべさんが情感たっぷりに、凛と舞う。
そこでゆづ君は何を感じ、進化してゆくのだろう。
もちろん、ゆづ君は王者なのだけれども、
きっといまの場所で留まっていようとは思っていないだろう。
やはり進化、挑戦をと。
今は金沢のショーに備えているゆづ君。
もどかしいなどど思わないでほしい。
季節がひとつ進んだなら、君もあの場所へ。
どうか足の不安がなくなるまで、楽しむスケートをしてほしいです。
クリケットさんの担うフィギュア界の役割は凄いですね。
ジャンプだけではダメで、スピンだけではまたダメ。
トータルパッケージ…。
そうしてトータルパッケージですらさらに進化を目指す。
監督を、コーチを信じて。
でも、でも、最後に氷上に立つのは、選手ひとりきり。
自分次第、自分を信じて。
とてつもないほどの世界が広がろうとしている。
新世界のフィギュア界へ。
その世界でゆづ君が中央で笑っていますように願います。