スマートギアでミラクル再現/菊花賞
<菊花賞>
末脚切れるスマートギアはDウッドから坂路に移動し、(200メートルのラップ)14-14の時計になった。猿橋助手は「変わらずいい感じ。距離はやってみなければ分からないが、素質は高い。追って味があるから楽しみ」と期待。前走差し切った野分特別は、厩舎の先輩で02年の菊花賞馬ヒシミラクルも勝っている。武豊騎乗で怖い1頭だ。
出典:日刊スポーツ
上昇ブルースリ最有力候補だ/菊花賞
<菊花賞>
菊花賞は4年ぶりに皐月賞馬もダービー馬も不在の状況で行われる。今夏最強の上がり馬オウケンブルースリ(牡3、栗東・音無)の1番人気は確実だが、果たして支持に応えられるのか。過去、同様の状況で本命馬は6連敗中。ジンクス打破に挑む。
ダービーが行われた日には一介の未勝利馬でしかなかったオウケンブルースリが、人気を背負って菊舞台に出てくるとは誰が想像しただろう。4月の福島にデビューがずれ込んだ原因となった体質の弱さが解消し未勝利、生田特別、阿賀野川特別と3連勝。重賞初挑戦の神戸新聞杯3着で出走権を得た。初勝利から4カ月余りで大出世。ほどなくディープスカイが天皇賞に矛先を向け、ブラックシェルは故障で断念した。トライアル上位2頭の回避と相まって、最有力候補に躍り出た。
「1番人気は覚悟している」。音無秀孝師(54)は重圧を受け止めた。前走は負けて強しの内容。後方から豪快に追い込み、ダービー馬から首+半馬身差に詰め寄った。上がり34秒5はメンバー中最速。「負けたけれど、今回につながるレースをしてくれた。前半折り合えれば、末脚は死なない。コーナーを6つ回るから、内に入れたいね。菊花賞ほど内を回らなければいけないレースはない」と内田騎手の戦法に納得し、コース取りをポイントに挙げた。
皐月賞馬もダービー馬も不在の年、1番人気は71年ニホンピロムーテーを最後に勝てていない。75年イシノアラシ4着、81年サンエイソロン2着、90年メジロライアン3着、91年イブキマイカグラ2着、97年シルクジャスティス5着、04年ハーツクライ7着。ジンクスを破れるか。「運も含めていろいろな要素がかみ合ってほしい」とトレーナーは願望も込めた。
出典:日刊スポーツ
菊花賞 燃えよブルースリ!怒りの豪脚
「菊花賞・G1」(26日、京都)
4年ぶりに春のクラシック馬が不在の菊花賞。遅咲きの素質馬オウケンブルースリが主役に名乗り出る。3連勝の勢いをぶつけた前哨戦の神戸新聞杯は3着と健闘。収穫のあるレース内容だった。末脚自慢の上り馬をエスコートするのは名手・内田博。ビッグタイトル奪取へ、人馬ともに意欲を見せる。
淀の長丁場でド派手なアクションを演じる。ダービー馬ディープスカイの天皇賞参戦に続き、神戸新聞杯2着馬ブラックシェルが戦線離脱。“乱菊”の主役へ、上り馬オウケンブルースリが躍り出る。
日曜には栗東坂路で4F58秒7-14秒9を計時。月曜は厩舎周りの運動で体をほぐした。1週前追い切り(15日)は馬場が重く、4F56秒2-13秒7という平凡な時計となったが「併せ馬をすることが大事だったから問題ない。レースが詰まっているから、仕上げはやりやすい」と音無師は出来の良さを強調する。順調に階段を上り、描いたとおりにたどり着いたG1舞台。特に手を加える必要はない。
初勝利を挙げたのは3戦目。ダービーの翌週だった。勝つ味を覚えてからはトントン拍子。3連勝で重賞に挑んだ。前半は後方で脚をため、折り合いに専念すると、メンバー最速の上がりを繰り出して3着に追い込んだ。菊へ確かな手応えを感じ取る内容だった。「あくまでもトライアル。賞金加算が目標だった。掛からなかったのは収穫だね。(ある程度の位置へ)行かなかったけど、行こうとすれば最初の1Fを押すことになる。次の三千メートルを考えるとよかったのかも」。主戦の内田博に全幅の信頼を寄せるトレーナーは力強くうなずく。
1番人気が予想される。「条件馬が1番人気になるのは過去にないらしい」と苦笑いしながらも、潜在能力の高さを思えば、そんなデータも軽く受け流すことができる。「母系から三千メートルが気にならないこともない。でも、二千四百メートルで強い競馬をしている」と胸を張る。
2走前の阿賀野川特別に指揮官は力を再認識したという。「ダイワワイルドボアの鞍上が手綱を持ったまま後ろを見て、追い出すのを我慢していたのに、それをアッサリ差し切ったんだから」。そのダイワがセントライト記念を制したから、より自信を深めている。
「折り合えば末脚は死なない」。まとめて差し切るだけの脚力はある。最後の1冠奪取へ。昇り竜の勢いが頂点へと加速する。
出典:デイリースポーツ
菊花賞 “栗東留学”で「金」ジャックだ
「菊花賞・G1」(26日、京都)
秋華賞は“栗東留学”のブラックエンブレムが関東馬のG1連敗記録をストップ。3着に同じ小島茂厩舎のプロヴィナージュが入り大波乱を呼んだ。菊花賞は同じく栗東滞在の小桧山厩舎2騎がスタンバイ。ダービーは惜しくも2着に敗れたスマイルジャック。神戸新聞杯は折り合いを欠き9着。春の実績馬が巻き返しに懸命だ。ベンチャーナインも豊富な経験と末脚が武器。栗東滞在の関東馬が今週も淀の直線で舞う。
あと五十メートル-。最高の名誉・ダービー馬の称号は、ゴール目前で夢と終わった。G1ホース不在の戦国・菊花賞。春の実力馬スマイルジャックが金メダル獲得に意欲を燃やす。
飛躍の秋を胸に挑んだ神戸新聞杯。スタートを決めた小牧はマイポジションに導く。だが、1角にさしかかろうとしたとき、いつもと違う姿があった。「あれだけハミをかんでしまっては…」と、芝崎助手が振り返るように、明らかに折り合いを欠く形で2番手を追走。坂を登り切った時には体力は残ってなかった。「あれだけ(の期間)休んだのは初めてだったからね。当日はテンションが高かった」と敗因を振り返った。
中間は美浦に帰らず、栗東で過ごした。「最初の1週間はテンションが上がっていたが今は心配ない」と環境への適応は十分だ。普段の調整は坂路からDWを2周。ダービー時と同じくハードトレを課して本番に臨む。「前走は仕上がりは悪くなかったが、目いっぱいの追い切りが不足していた。今回はやるべきことをやれている」と仕上がりには絶対の自信を持つ。「トモが随分と良くなった。追い切っても体が減ってこない」。春からの格段のパワーアップも感じている。あとは自身との戦いである“折り合い”のみ。前走の過ちは繰り返せない。
先週、秋華賞を制した小島茂厩舎同様に、栗東滞在の関東馬からG1馬が誕生するか。「栗東は環境がいいし、施設も使いやすい」。芝崎助手も効果はプラスと考えている様子。「うちも“その気”になるよ」。西高東低が続くが、視界は開いた。関東馬の逆襲が始まる。
出典:デイリースポーツ
菊花賞 ウチパク、初クラシックVへGO
「菊花賞・G1」(26日、京都)
オウケンブルースリの鞍上には現在92勝で関東リーディング首位の内田博。今年の宝塚記念をエイシンデピュティで制するなど、今や大舞台に欠かせない存在であるのは誰もが認めるところだ。
同馬には新潟で行われた阿賀野川特別から騎乗している。「先生(音無師)から直線だけで十分力を出せると言われた。その通りでいい感じに伸びた」と末脚の強烈さを実感。続く神戸新聞杯では追い込み届かず3着に敗れたが「あの時は折り合いに専念して後ろからになった。でもダービー馬に迫ったし、内容は良かった。折り合いはいくらでもつくということが分かったし、距離も長ければ長い方がいい」と2度目の騎乗で馬を完全に把握。着順は3着でもトライアルとしては満点に近いレースであった。
京都芝三千メートル以上の騎乗機会は08年天皇賞・春(ポップロック12着)の1回のみ。芝外回りも計13回とコース実績には乏しい。それでも「(残り八百メートルからの)下りをうまく利用しないといけない。そこからどれだけスムーズに外へ出すか。この馬は長くいい脚を使ってくれる。うまく引き出したい」と力強く話した。Vイメージはすでに出来上がっている。
出典:デイリースポーツ
菊花賞 シゲルフセルト、4キロ増がカギ
「菊花賞・G1」(26日、京都)
3連勝でオープンへと駆けのぼったシゲルフセルト。夏最大の上り馬がG1の舞台で躍動する。「小倉滞在で調教とレースがうまく合致した。並んだら食らいつく闘争心が成績につながっている」と、川村師は好結果の要因を説明する。春先は折り合いに課題。距離は三千メートルになるが「ストライドの大きな馬。距離はこなせる」と心配していない様子。ただ「カンカンがどうか」と前走から4キロ増の57キロをカギに挙げていた。
出典:デイリースポーツ
菊花賞 キングリー、叩き効果で一発狙う
「菊花賞・G1」(26日、京都)
叩いた効果が見込める。ヤマニンキングリーは栗東CWで6F88秒8-41秒9-12秒3。マチカネカミカゼ(3歳500万)を0秒9追走し、並入した。「前走はイレ込んでいた。走る気が前に出すぎた感じだね。1回使ってガス抜きできたし、今度は大丈夫だろう」と河内師は期待を込める。順調さを欠いた春とは出来が違う。「今はカイ食いの心配もない。折り合いが付くし、距離も大丈夫」と大金星を狙っていた。
出典:デイリースポーツ
菊花賞 ロードアリエス、馬体しっかり
「菊花賞・G1」(26日、京都)
神戸新聞杯はしぶとく5着に粘ったロードアリエス。馬体重は22キロ増の514キロだったが「数字が増えていたように実が入ったね。春先はひ弱かったが、夏を越して成長した。特にトモがシッカリとしてきたよ」と田代助手は見た目にも分かるたくましさに目を細めていた。19日にはDWでしまい重点に3F38秒3-12秒2。G1に向けて入 念な仕上げ。「掛かる馬ではないから距離は問題ない」と本番を楽しみにしていた。
出典:デイリースポーツ
菊花賞 ベンチャーナイン、末脚発揮だ
「菊花賞・G1」(26日、京都)
「こっちもいいですよ」と芝崎助手が馬上から首筋をポンポンと叩いたのはベンチャーナイン。スマイルジャックと同じく皐月賞、ダービーの道を歩み、切磋琢磨(せっさたくま)してきた。前哨戦の神戸新聞杯では4着。栗東入り後も環境にすぐに馴染んで、順調な調整過程を描いている。「春の使い込んでいた時と違い、リフレッシュ度が全然違う」と心身ともに充実。自慢の末脚でアッと言わせるか。
出典:デイリースポーツ
菊花賞 ダイシンプラン、確かな能力信頼
「菊花賞・G1」(26日、京都)
ダイシンプランは栗東DWで3F44秒1-14秒1をマーク。中1週でも硬さはない。「以前はツメの不安があったけど、ここにきてしっかりしてきた」と藤原助手は出来の良さに笑顔を見せる。「タイキシャトル産駒だけど、距離が持たない感じはない。新馬のときに岩田ジョッキーが“化け物や”と言って上がってきた馬だからね」と、三千メートル克服にも自信。新馬戦でのちのダービー3着馬を破ったほど。確かな能力に信頼を寄せていた。
出典:デイリースポーツ

