バスの中だけ。 | キクチヅコのブログ

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 ねこです。 
 なまえは「千鶴子(ちづこ)」です。
 10さいです。


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ちゃんとお留守番できましたよるん♪






夜昨日 仙台


サザエさん「これ、スマートホン。ツイッターもスカイプも入れてあるから」


フネ「ツイッター・・・。これが『ささやき』っていうやつね」


サザエさん「いや、『つぶやき』だよね」


フネ「あら~、指紋がつくわね~(ふきふきピカ☆)」


サザエさん「・・・。(おかんのかけてる老眼鏡眼鏡のほうが指紋ついてるなぁ)」




フネ「おとうさん。ホラ見て!」


波平「おかあさん、使い方明日忘れちゃうんじゃないか~?」


ワカメ「ねぇ!ちょっと電話をかけてみてよ!」


フネIS03「・・・。もしもし~聞こえますか~?お母さんです~」

ワカメ携帯「聞こえますよ~。まっち(妹)ですよ~」


フネIS03「どうもこんばんは~。今は8時15分です~」

ワカメ携帯「こんばんは~。そうですか~」


フネワカメわいわいワイワイ


波平サザエさん「・・・。」






仙台から帰ってきました。


仙台は1週間前に行った時より、道路は修復され、


ガソリンも並ぶけど買えて、お店もぽつぽつ営業再開しています。



家は古いので、部屋やお風呂の壁にヒビ、柱のズレ、


開かずの扉、閉まらずの扉、雨漏り・・・


オカンは「ごくろうさん、がんばってるね、家!」と家に声をかけています。


昨日ガスの点検が来たそうなので、まもなくガスも使えそう。




仙台で会った人に「ご家族はご無事ですか?」と聞いて、


答えが返ってきませんでした。


浜の方に住んでいる別な方は、家族の安否が分からず


「自衛隊の方が丁寧に探してくれたけどダメ。もう重機を入れるしかないね」


と話してくれました。


今回帰って、無事だと思っていた親戚の悲しい知らせを聞きました。


私が話した人は家族も含め、みんな泣いていませんでした。




1週間前は悲しみに蓋をして今を生きることに懸命だったけど、


時間が経って、蓋だけでは溢れ出しそうな想いを


上から押さえ込んでるような、ひりひりした感じを受けます。




帰りの高速バスの中、静かに泣いている人が何人もいました。


殆どが首都圏で暮らしている東北縁の人たちだと思います。


バスに乗る前も、降りた後も、前を向いて今を生きなきゃならない。


バスの中だけ、泣くことを許されたみたい。




でも、


被災地で暮らす人たちは、心がひりひりしたまま、まだ泣けない。






いとこのお姉ちゃん、その場所に花を手向けられないけど、


うちでお花を飾るよ。


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一人でも多くの人の無事と、一日も早い復興を祈って。






おしまい 肉球