どさ、ゆさ -5ページ目

くらま温泉 峰麓湯

http://www.kurama-onsen.co.jp/
京都市左京区鞍馬本町520
電話番号:075-741-2131

$どさ、ゆさ

■泉質:可
■設備:可
■料金:可
■雰囲気:優
■露天:有
■総合:6

 鞍馬口駅から基本的に電車の到着と同刻に無料送迎バスが出る。自分は叡山電車往復と鞍馬神社愛山費と温泉がセットになったチケットを利用した。基本的に露天風呂のみの利用で、内風呂も利用する場合は2500円もかかる。しかしまあ、露天風呂にも小さな内風呂みたいな空間はあるので問題はない(脱衣所は外なので寒いが……)。自分が行ったときはほとんど貸切状態で、露天風呂からの景色はなかなか素晴らしかった。お湯の質はそこまで期待できるものではないが(しかしながら硫黄泉なのである、これは珍しい)、京都観光と温泉をセットにできるところはなかなか珍しいので、それなりの価値があると言えよう。

日帰り受付
1100円、無休(10時~21時)

アクセス
鞍馬口駅より無料送迎バス利用

越後湯沢温泉 えちごのお宿いなもと

http://www.oyadoinamoto.jp/index.html
新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢2497
電話番号:024-784-2251

$どさ、ゆさ

■泉質:良
■設備:優
■料金:可
■雰囲気:可
■露天:無
■総合:7

 新幹線の駅から歩いてすぐという好立地に存在する大きい温泉旅館。旅館の日帰り温泉なので料金はそれなりにするけれども、駅構内のぽんしゅ館が800円で狭いことを考えればそこまで割高ではないかもしれない。日帰りで入れるのは源泉かけ流しと循環を兼用した浴槽で、サウナや水風呂など設備は整っており、とにかくきれいで快適である。絶えず源泉は流れてきているのでお湯の質も決して悪くはない。周辺の日帰り施設が混雑していてどうにもならない場合、けっこうな穴場となるかもしれない。夜遅くまで営業しているのもポイントである。

日帰り受付
1000円、無休(10時~21時)

アクセス
JR越後湯沢駅から徒歩2分

貝掛温泉館

http://www.kaikake.jp/
新潟県南魚沼郡湯沢町大字三俣686
電話番号:0257-88-9911

$どさ、ゆさ

$どさ、ゆさ

■泉質:優
■設備:優
■料金:良
■雰囲気:優
■露天:有
■総合:9

 バス停から自然豊かな山道を降りていき、川を渡ると古民家風の建物がそびえていて秘湯感は満載である。古くから眼病に効くと言われている透き通ったきれいな泉質で、よく見ると細かい気泡のようなものが見える。自然湧出したお湯を加熱も加水もせずかけ流しで使っており、内湯と露天ともに大きい浴槽は温度が低めに設定されている。加熱の浴槽もあるので交互に入って楽しむのだろうけど、自分は秋から冬にかけての寒い時期に訪れたので、入浴中結構寒かった。これは夏の暑い時期にゆっくり時間が経つのを忘れて楽しむのがいいだろう。周囲の景色もお見事であり、なかなか悪くない旅館である。

日帰り受付
1000円(土休日は1200円)、無休(11時~14時)

アクセス
越後湯沢駅から南越後観光バス利用、貝掛温泉下車徒歩10分ほど

越後湯沢温泉 駒子の湯

新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢148
電話番号:0257-85-7660

$どさ、ゆさ

■泉質:良
■設備:良
■料金:可
■雰囲気:可
■露天:無
■総合:6

 ガーラ湯沢と越後湯沢の中間あたりにある共同浴場。鄙びた感じではなく、観光客向けにきれいにつくられた外湯という印象で、入浴料も高め。泉質はやや苦いナトリウム・カルシウム-塩化物泉で、pHが8くらいあるアルカリ泉である。肌にまとわりつく感触は悪くないが、残念ながら循環式である。スキーシーズン以外で自分が行ったときでさえ混雑していたので、シーズン中の利用は要注意である。

日帰り受付
500円、木曜日休(7時~21時)

アクセス
JR越後湯沢駅から徒歩20分ほど

鷲の湯

http://www.washinoyu.com/
横浜市神奈川区七島町151
電話番号:045-421-2323

$どさ、ゆさ

■泉質:良
■設備:良
■料金:優
■雰囲気:良
■露天:有
■総合:7

 京急子安駅から地下通路を通って大口通り商店街に出て、国道との交差点に出るとみえてくる。なお、施設の目の前にバス停があり、横浜市営バスで横浜、鶴見、川崎駅へアクセスできる。わりときれいな銭湯だ。ここの名物は北投石を使った浴槽で、個室に入ると上からミストで北投石を通したお湯が降り注いでくる。うーん、ミストはちょっと邪魔なような気もするが……。
 銭湯的な施設のほか、内風呂にも円形の温泉浴槽があり、サウナの隣には温泉利用の水風呂がある。さらに屋外には岩を配した小さめの露天風呂までついていて、関東地方の温泉銭湯としてはかなり優秀な施設といえる。お湯もいわゆる重曹泉でpHが8.5もあり、肌がかなりすべすべする。
 ここの欠点としては人気ゆえにかなり混雑することだ。自分が行ったときはそうでもなかったが、休日ともなるとすごいことになるらしい……。でも、足を運んで損はない施設だ。鉱泉水風呂と露天風呂を交互に入るだけで相当気持ちがいい。

日帰り受付
450円、不定休(11時(土日は10時~)~24時半)

アクセス
京急線子安駅から徒歩5分ほど

高湯温泉 静心山荘

http://www.f-onsen.com/seishin_sec/index.htm
福島市町庭坂字湯花沢1-15
電話番号:0245-91-1129

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■泉質:優
■設備:良
■料金:優
■雰囲気:優
■露天:無
■総合:10

 安達屋旅館の裏、雑木林に囲まれた小径を少し登っていくとやがて開けたところに出て、その名の通り山小屋のようなロッジが軒を連ねている。他の宿は日帰り入浴だと1時間の制限を設けている場所も多いが、ここは特に時間制限なく400円で15時まではいられるのでありがたい。
 露天風呂もなく、ただ木造の浴槽が一つあるのみのシンプルな風呂である。お湯は高湯温泉の乳白色の硫黄泉で、玉子湯との違いはわずかに苦味が感じられること(=カルシウム分を含む泉質であること)、玉子湯ほど大きな湯の華は見られないことである。
 ここの何が素晴らしいかというと、そのロケーションもさることながら、源泉温度が44度のお湯をそのまま加水も加温もせずかけ流しで浴槽に流されていることだ。そのため、わりとぬるめの温度設定になっており、ぼんやりしながらずーっとお湯に浸かっていられるのだ。これは本当に気持ちがいい。静心山荘の名の通り、心も体も静かに温泉で温まり、神経の先までリラックスすることができる。結局この時間帯にここを訪れたのは自分のみで、1時間以上長きにわたって心ゆくまで温泉を堪能した。いや~気持ちよかった。

日帰り受付
400円、無休(10時~15時)

アクセス
福島駅から福島交通バス利用、高湯温泉下車徒歩3分ほど

高湯温泉 玉子湯

http://www.tamagoyu.net/
福島市町庭坂字高湯7
電話番号:0245-91-1171

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■泉質:優
■設備:優
■料金:優
■雰囲気:優
■露天:有
■総合:10

 数多くの温泉サイトや情報誌などで取り上げられている東北屈指の温泉宿であり、いつ行っても活気に満ち溢れている。自分は平日の開店直後に行ったため、混雑することなしに入浴できたので非常に幸せだった。
 休憩料金を追加すればもうちょっと長時間いられるのだが、700円での滞在時間や約1時間。そこまで時間がなかったので、今回は内湯を無視して外湯を回った。
 庭園といってもかなり広く、温泉神社までの散策コースも備わっていて、各所にお風呂が点在している。まずは茅葺屋根の小屋である「玉子湯」から。こちらは露天というよりも完全に内湯であり、いわゆる共同浴場のようになっている。お湯は酸性の硫黄泉で、土湯峠温泉郷にある新野地温泉や赤湯温泉の白湯とは異なり、はっきりとした酸味が感じられる。ややエメラルドグリーンを帯びた乳白色のお湯で、白い湯の華の塊が無数に舞っている。その香りが玉子のようであること、また入浴すると肌が玉子のようにすべすべになることから、玉子湯の名がつけられた。この小屋のすぐ隣には源泉があり、ここのお湯を加水も加熱もせずにそのまま利用している。国内最高レベルの温泉なのだ。この玉子湯、慶長の頃からおよそ140年間ほとんど変わらず霊泉として利用されてきたというのだからすごい。
 もう一つ、野天風呂として天渓の湯に入浴した。時間帯によって男女天翔の湯と入れ替わるらしく、こちらには温度の異なる浴槽があるらしい。これはうらやましい。
 天渓の湯もかなり素晴らしく、巨石から源泉が吹き出し、紅葉を見ながら気持ちよく入浴することができた。旅館というより、ここ自体が玉子湯という小さな温泉郷なのかもしれない。
 ともかく、雰囲気も泉質も設備も何一つ申し分のない温泉旅館である。内湯も今度機会があったらぜひ入りたいものだ。
 

日帰り受付
700円、無休(10時半~14時)

アクセス
福島駅から福島交通バス利用、玉子湯下車徒歩すぐ

新野地温泉 相模屋旅館

http://www6.ocn.ne.jp/~sagamiya/
福島市土湯温泉町字野地2
電話番号:0242-64-3624

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 野地温泉のお隣、雄大な景色を望むスカイラインの途中にある温泉宿である。建物自体は新しく清潔で、あまり秘湯という印象はない。しかし、大浴場へ向かう通路を歩いていると、途中から木造の建物となり、雰囲気がガラリと変わる。
 手前にある内湯は洗い場と浴槽が一つあるのみのシンプルなもので、しかし木造の浴室と真っ白なお湯は手前の近代的な宿泊施設と続いているものとは思えない鄙びた雰囲気がある。
 さらにここがすごいのは野天風呂だ。なんと旅館の庭園内に間欠泉がもうもうと立ち上がっている。この荒涼とした雰囲気の中入るお湯は硫黄の香りが漂い、トロトロとした硫黄泉。すぐお隣の野地温泉は浴槽の種類がより豊富で「雲上の湯めぐり」を楽しめるが、こちらの鄙びた雰囲気もなかなか捨てがたい。

■泉質:優
■設備:良
■料金:優
■雰囲気:優
■露天:有
■総合:10

日帰り受付
500円、無休(10時~15時)

アクセス
福島駅から福島交通「スカイライン定期急行バス」利用、新野地温泉下車徒歩すぐ

赤湯温泉 好山荘

福島市土湯温泉町字鷲倉1
電話番号:0242-64-3217

$どさ、ゆさ

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■泉質:優
■設備:可
■料金:優
■雰囲気:優
■露天:有
■総合:10

 土湯峠温泉郷の途中、新野地温泉と鷲倉温泉の間にある細道を下っていくと赤湯温泉のさびれた山小屋みたいな建物が見つかる。心配しなくても怪しげな看板が道のいたるところに立っているのでまず迷うことはないはず。鷲倉温泉、新野地温泉、野地温泉とこの赤湯温泉は互いに泉質が異なるもののかなり隣接しており、互いに十分徒歩圏内なので是非お湯めぐりを楽しみたいところである。ブナの自然林の散策コースもあり、バスは季節運行(シーズン以外は土日のみ)なうえに1日2本しか来ないが、間の3時間はむしろ少ないくらいである。
 玄関を通るといきなり犬に襲われそうになった。アットホームを地で行く施設であり、宿泊棟は昔名がらの湯治スタイルそのもの。ここは建物に隣接している赤い湯と離れの露天風呂にある白い湯の二種類の泉質が楽しめるのだ。
 まずは内湯の方に向かってみた。階段を下りていくといきなり男女の浴場が湧かれる入口の手前でばあちゃんがそのまま着替えていた。
 脱衣所の雰囲気も昭和に取り残された感じでとてもいい味出している。端的に言えば汚いのだが、こういうスタイルの温泉宿が今もなお健在であるのはうれしい限りだ。
 内湯は真っ赤なお湯が小さめの浴槽に満ちていて、この泉質がすさまじい。真っ黄色の湯の華が多量に浮いていて、手を見てみると温泉成分が大量に付着していた。後程体を拭いてみたらタオルにも黄色いのがくっきり。とても力強い湯であるにもかかわらず、入り心地は最高に気持ちがいい。肌にもやさしく、こんなにいい湯にはめったにめぐり合うことができない、貴重な湯である。
 この内湯にも露天風呂がついていて、ドアを開けると建物の裏のスペースを利用した露天風呂へ降りていける。そんなに広い浴槽ではないが、内湯よりもぬるめの「赤い湯」が源泉かけ流しで満たされており、お湯の中には落ち葉などいろいろ浮いていて非常にワイルドだ。好山荘のトタン小屋みたいな壁と周囲にあふれる大自然を見ながら入浴していると、人生観まで揺らいでくる。これぞ温泉の醍醐味だ。
 しかし、この赤湯温泉はこれで終わりではない。一度旅館の外に出て、露天風呂と書かれた入口を入っていくと、脱衣所もなにもなく、ただ屋根が申し訳程度についているところに今度は白い湯の露天風呂があるのだ。こちらは赤い方の湯とは全く異なる硫黄泉で、灰色の泥のような湯の華が浮いている。硫黄泉といっても酸っぱさはあまりなく、こちらも肌に優しい泉質だった。獅子脅しが絶えず鳴っており、遠くに福島の峰々を眺めながらお湯に浸かる。こんなにいい温泉はめったにない。自分が訪れた300か所を超える温泉の中でも最高レベルの温泉宿であった。今度はぜひここに宿泊して、この素晴らしい温泉をゆっくり堪能してみたい。自炊プランもあり、どうやら4000円以下で宿泊できるようである。きれいな宿泊施設と最高のおもてなしを旅館に求める人には向かないが、泉質と鄙びた湯治宿の雰囲気を心から愛する人にとっては十二分に満足のいく宿であろう。

日帰り受付
500円、無休(10時~15時)

アクセス
福島駅から福島交通「スカイライン定期急行バス」利用、新野地温泉下車徒歩5分ほど

遊亀温泉

http://www.yukifudosan.co.jp/yuki.html
山梨県甲府市太田町11-5
電話番号:0552-32-0974

$どさ、ゆさ

■泉質:優
■設備:可
■料金:優
■雰囲気:可
■露天:無
■総合:8

 南甲府駅から歩ける範囲内にあるが、自分は甲府駅から伊勢町営業所方面のバスに乗り、遊亀公園バス停で降りて住宅街を歩いた。ちょっと見つけづらいが、遊亀公園の裏手なのでしばらくうろうろしていれば地図がなくても見つかるはずである。
 いわゆる古式ゆかしい銭湯で、男女別の入口をくぐると番台のばあちゃんが男女の真ん中に座っている。施設は結構古く、シャワーなどは半ば故障気味だったが使えなくはない。
 ここの目玉はなんといってもその泉質だ。なんと源泉かけ流しである。黄金色で透明な湯はとてもヌルヌルしており、肌触りは抜群である。きちんと温泉のかぐわしい香りが漂い、これは素晴らしい。それぞれ温度の異なる浴槽が三つ存在し、一番奥の黒目になっている浴槽は激熱である。ぬるめの浴槽はとても気持ちが良かった。
 こんないい湯に400円で入れるのは安すぎる。ぜひとも甲府観光のついでに寄ってほしい名湯である。

日帰り受付
400円、木曜日休(14時~22時、日曜日は7時から)

アクセス
身延線南甲府駅から徒歩10分ほど