感動したので、この興奮が冷めやらぬうちに。
ピクサー展に行ってきました。
ピクサーです。あのピクサー。あのピクサーの制作過程をまとめにまとめたものが見れる、知れるということで、これは行くしかないと意気込み、本日とうとう東京都現代美術館に足を運べました。
そりゃすごいだろうな、絶対満足度の高い展覧会だぞ、とワクワクドキドキしながら。
しかしその期待を大きく大きく上回って帰り道では、1,500円じゃ贅沢すぎる!!3,000円、4,000円払いたい!!!ぐらいの満足度でした。
はてさて、
特に満足度の高かった2点を、覚えているうちに書き記していきます。
ひとつめはゾートロープ。トイストーリーバージョン。
すごいも何も、ウッディの腕のへにょへにょした動き、バズの跳ねる感じ、リトルグリーメンのぺたぺたした歩き方。実際に目の前でみんなが動いている様は、とうとう実態になって目の前でみんな楽しそうにぴょんぴょん動いてるよ!!という感動をもらいました。すごかった。ずっと見ていられる。見れば見るほどキャラクターの動きに発見があって楽しかったです。
ふたつめ。
3Fに差し掛かった時出現したアートスケープ。あれだけで1,500円分の価値は十分に(いや、もっと)ありました。
あの映像のクオリティはもちろんのこと、何よりあの映像を見せるタイミングがとても良かったと思っています。
前半でアニメーター、クリエイター達のこだわり、苦労、作品への愛情を存分に見て、聞いて、
あー、すごいね。アニメ制作ってすごいね。ピクサーのこだわりすごいね。
と感動していたところに、
彼らの作品が動き出す、しかも大画面で高クオリティのアニメーションを投入。
あんだけこだわってさ、たくさんの絵を描いてさ。展覧会には飾られなかった、むしろ即ゴミ箱行きになった作品、スケッチだってあるはずです。それも100,000枚、1000,000枚、、1億枚以上の紙たちが。
たくさん悩んで描いて描いて、悩んで描いて描いて。
「監督、これでどうでしょう?」
「いいね!最高だよ!これでいこう!」
しかし、実際画面に映されるのは、そのスケッチからいろんなアニメーターやらが手を加えた、修正を加えた、CGの画面。
もちろん「私の想像した世界の中でキャラクターが動いているよー!!」と感動するでしょう。間違いなく。
でも手書きの紙達は、表には全くでないのです。
そっっれをさぁぁ!!
その紙達がさ、動いてるアニメーションを作るのはさ、描いた本人達が見たらもう泣くよ。大号泣だよ。絶対家宝にする。
そうです。そうなんです。制作者が頑張ってきている現場を見た後にアートスケープ見させられたら、制作者の気持ちになって見ちゃうよ。
1番最初に見ちゃったらさ、
あー、この展覧会はこういう世界観なんだな。映像のクオリティすごいな。で終わると思うけど、途中でだしたことによりすごい感動する映像になりました。
1番最後に出しても良かったかなとは思います。
そしてあの映像のDVD欲しい。
アートスケープは1つのアトラクションのような感覚でした。
この展覧会は、アニメ制作を夢見る学生さんや、勉強中の方、アニメーターの方にとってもとてもいい教科書になってるんじゃないかなと思いました。後、刺激にも。
最高の褒め言葉を言うとするなら、
ピクサー作品を好きでいて良かった。
です。