仙祥園 TAO Paradise

仙祥園 TAO Paradise

基本、整体師として生計を立てています。

2~30年前から、ヒーリングや東洋医学に興味を持ち
ヨガや操体法、氣功などの健康法や、瞑想、レイキ、
座禅、密教などのヒーリングにはまり込んでいますが、
今はもっぱら、薬草のこととか気功法の研究をしています。

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氣功は書籍やDVDなどで独学で学ぶのも
限界を感じて、熟練した先生から直接
指導を受けたいと思って、3カ所くらいの
気功教室に通いました。

どの先生も、それなりの知識はあって
それなりに得るところは多かったのですが
教え方がいまいちで分かりにくかっただので、
落胆して教室を離れました。

なかには、鏡の動きができない先生も
いらっしゃって、指導員としての
完成度は低レベルだと感じました。

たしかに
氣功という、あやふやなところが多い
カルチャーで、全く何も知らない
初心者に教えるのは至難の業だと
思います。

初心者にも、わかりやすくというのも

無理なのでしょう。

今まで気功教室に通っていて、
最大の収穫はW先生に「大雁功」という
超大作の氣功を伝授していただいたこと
でしょう。

W先生は、もともと師事していたH先生から
「大雁功」の伝授を受けていましたが、
その後、来日していた中国の気功師の
柔軟で美しい演舞を観て、この動きを
自身の「大雁功」に取り入れようと
いろいろ工夫されていたようです。

この中国の気功師の動きは流水系
といって、手や腕がしなるように
柔らかくなめらかな動きになります。

僕はW先生から「大雁功」の指導を
受けるとき、手や腕は水中に漂うワカメ
が揺らぐように、粘度の濃い油の中で
動いているようにゆっくりとした動きが
できるよう指導を受けました。

「大雁功」や「太極気功十八式」などを
波間に揺らぐワカメのように演舞すると
非常に美しい演舞になります。

これを「流水型」といいますが、
このしなやかな動きが気に入った僕は
ネットで検索しているうちに福田淳子さんの
Youtubeの動画を見つけました。

その演舞の美しさはW先生の「大雁功」が
ぎこちなく見えるほど、自然でしかも
美しい。

これに感動した僕は、今まで意識したことも
なかった太極拳をやりたいと思うようになり、
福田淳子さんの動画をみながら動きの真似を
していくうちに、いつのまにか太極拳の教室に
通うようになったのです。

今まで頑なに避けてきた太極拳の教室に

少し顔を出したのですが、これが非常に

わかりやすい。

まず、太極拳の動きのいくつかのパターンを
教わるのですが、ダンス教室でステップを
教わる時のように、足の置き方、
腰をひねる向き、進む方向とかの
動きの指導はもちろん、経絡に
気を通す方法までパターン化されており
非常にわかりやすいです。

これなら、全く何も知らない初心者でも
太極拳をマスターすることはできそうだと
思いました。

僕が今まで太極拳を避けてきたのは、
中腰になって、腰や膝の負担が半端なく
「下半身がしんどい」という勝手な思いこみから
僕には無理だという判断。

ヨガをやってたころから、片足立ちが苦手で
バランスがうまくとれない僕は、太極拳の
動きは無理だと勝手に思いこんでいたのです。

もちろん、氣功の中にも「大舞」など、
片足立ちを多用する動きもありますが
ごく一部にしか過ぎません。

驚いたことに、この教室では片足立ちの時に
足の裏のどの部分に体重を載せるといい
といった、コツの伝授もあり、片足立ちが
出来るようになりました。

ここまで初心者のフォローがあると、
本当に「至れり、つくせり」です。

その人、その人の苦手な部分を克服し
出来るようになるまでフォローする。

これが、指導員として本当のスタンス
なのだと思いました。


日本では氣功をやっている人口よりも
太極拳をやっている人口の方が
多いと言うことは、それだけ太極拳を
教えている指導員が多いわけです。

指導のノウハウも完成されていて
氣功を習う前に太極拳を習っておけば
気功の習得もよりスムースに
覚えられるものと気がつきました。

もっとはやく、太極拳をやればよかった。