部落に「小鳩会」という子供会があった。

世話人が神主さんだった。


その小鳩会の行事にクリスマスパーティーがあって、クリスマスイブに一軒の家に集まってケーキではなくてちらし寿司などを食べた。

何故、ちらし寿司を覚えているかと言うと、それをがっついている私の写真が残っているからなのだけれど。


で、世話人の神主さんの音頭で「きよしこの夜」なんかを歌ってしまう。

一歳下の子で「清」というのがいたんだけど、みんなでその子を見つめて

「き~よし~このヤロ~・・」

とかやるわけ。


でももっと面白いのは、もうお気づきの向きもあるかも知れないけど、神主さんがキリストの生誕祝いをしてしまうところなんだよね。

子供の頃はなんとも思わなかったし、そんなことを指摘する大人もいなかったんだけど、私が大人になってから、そのことに気がついて思い出すたびに、なにか微笑ましい気分になってしまう。


世界中こんなだと平和なんだけどね。