昭和30年代ころの川にはウナギをはじめ川魚がたくさんいました。

ちょっと思いつくままに書いてみましょうか。


ウナギ

ナマズ

コイ

フナ

ハヤ

オイカワ

カジカ

モロコ

タナゴ

ヤツメウナギ

ドガンボ

ギンバチ(ギギ?)

アユ

スナドジョウ

カワエビ

カラスガイ


こうして並べてみるとずいぶん種類があったものです。

中流域ですのでヤマメとかの冷水を好む魚にはめったに出会いませんでした。


まだ農家がふんだんに農薬を使わなかった時代です。

川辺にはネコヤナギなどが茂り、川底にはバイカモなどの水草が豊富でした。


外来種はライギョとソウギョくらいで在来種がおびやかされることもありませんでした。

ブラックバスなどというとんでもない魚はもちろんいませんでした。


家の前に川があったせいで、「さかなとり」は半分遊びであり、半分は仕事でした。

日本全体が貧しい時代でしたから、家に持って帰れば母が喜んでくれました。


あの頃まででしょうか、川が古代からの姿を保っていたのは。