手持ちの木工旋盤で作る最大サイズのオーバルボウル
昨年の暮れに近所でイチョウの木が伐採されていました。
枝の何本か頂いてきていました。
幹表面に沿って挽くには乾燥が進みすぎると硬くて挽けなくなります。
また伐採したばかりですと、高速回転する旋盤に取り付けられた木材から遠心力で水分が飛び出してきます。
今が挽き時と判断して作業を始めました。
先ず、出来上がりはこんな風、まだ塗装もしていないスッピン状態。
まな板や仏具にも使用されるイチョウの材は緻密で粘りがあり、あまり歪みも出ず、白くとても美しいのです。

旋盤に取り付けられる最大直径の25センチに丸太を切断します。

切断しました。
チェーンソーを使えばあっという間ですが、住宅地なので鋸で気長に切断します。

旋盤に取り付けました。
樹皮をつけたまま挽きたいのですが、イチョウの樹皮は柔らかすぎて仕上がりがよくありません。
この樹皮を削り取ります。


樹皮をすべて剥ぎ取りました。

丸太を半割にして、外側から挽いていきます。


外側部分は完成です。

内側を挽くために、旋盤にとりつけるチャックを底にとりつけます。

内側の切削の始まりです。

中心部から掘っていきます。
楕円形の器なので、刃物が木材に接して削っている時と、宙を切っている時が交互にあるので、刃物をひっかけないように細心の注意を払って作業を進めます。

ずいぶん彫り進んできました。 もう少し


まだ生木状態なので、材の中の水分が遠心力で水分が外側に集まってきます。
刃物には水滴が付き始めました。

挽きの出来上がりです。
形状としては、もう少し薄い方が美しいのですが、実用品として日常使うつもりなので、落としたり手荒に扱っても破損しないよう厚めにしました。

このまま数か月か1、2年乾燥させ、歪みを修正して塗装して出来上がりです。
木の長い(気の長い?)作業です。
