最近。  
今までやっていた仕事の一部を後輩に引き継ぐ必要がありまして。
 人に教えるのって難しいなぁと思いつつ、スムーズに引き継げたら良いなとも思いつつ。
 
 私の仕事は舞い込んだ業務を周りの人に捌きつつ、チームとしてまとめていく必要があり。
 引き継ぎ中の後輩はそういう経験がなくて、1人で仕事抱え込んでどんどんオーバーワークになっている雰囲気で。
 さすがに「1人で全部の仕事は絶対出来ないから、他の人に振るのも貴女の仕事だよ。それが全体の為でもあるし」ってな事をやんわり言ってみたのですが。
 後輩は「そんなこと◯◯(私)だからできるんです。年上の人も居るのに私にはそんなことできません!」に言われてしまった。

 その時思ったのが「『出来ない』と『やらない』は違うんだよなぁ」という事。
 ……言いませんでしたよ。もちろん。
 
 この私。
物心ついた頃からワガママや甘えることが出来ない環境で育ち、「人に頼るってどうやるの?」な人格に育ち。
「自分の力で出来ないことはそこまでだと言うこと。全て諦める」と決めていた20代30代。
 そんな私が人を捌くなんて得意な訳ないじゃん。やり過ぎたりやり無さ過ぎたり、とことん自分が嫌になったり、(たぶん)影で文句言われたり。
 そんな中でも自分が振った以上はきちんとフォローできるように色んな業務に足突っ込んだり、少しずつ自分なりにチーム全体を把握しておくようになった。
 もちろん、まだまだ未熟だし、私のやり方が苦手な人もいるだろう。
 でも私は「自分で決めて、自分でやってみた」
 やり続けるといつか出来る日が来るかもしれない。けどやらない限り出来る瞬間はたぶんやって来ない。
 

  こういうことって、きっと自分では気づかないんじゃないかと思う。第三者の視点だから、私は後輩の今の状況が冷静に見えただけ。
 今、私はやる前から決めつけて第一歩を始めない理由にしてないだろうか。
心当たりは多々ある(笑)
大切なものを取りこぼす前に自分で気づけるようになりたいなぁ。