今回の観光で1番楽しみにしていたヴァチカン美術館とサン・ピエトロ大聖堂。ホテル選びも朝イチで行ける徒歩圏内にしたくらい気合十分。でもどちらもかなりの行列になるらしい。どちらを先に行くか、迷うところです。
とりあえず向かってみたけれど、どうしても目に飛び込んでくる大聖堂の存在感。ちらっと見たところまだそんなに並んでない様子だったのでこちらから行くことにしました。
建築には詳しくないけれど、もう本当に美しい建築美。細かい装飾もステキで待ち時間もまったく飽きない。そしていよいよ中に入ると、もう息もできないほどの美しさ。礼拝が行われていたようで流れてくる讃美歌も参拝者も厳かで美しい。
写真を撮るのが申し訳なくなるような空間でした。
せっかくなので、有料だけどクーポラというドーム部に登ってみます。ドーム屋根の壁面が息をのむような美しさ。ここに着いてからずっとドキドキして胸を押さえている気がする。さあ、ここからドームのてっぺんに向かって320段の階段を登るわけですが。
これが本当に怖かった!体力的に大丈夫か?ばかり気にしていて、自分が閉所恐怖症だということを忘れていました。階段は螺旋状になっていて上に行くほど狭くなっていく。1人分ギリギリの横幅で挟まれるような感覚はほんとに恐怖。後ろには恰幅の良いイタリア人のおばちゃんたちが「狭くて通れないわ」「ちょっと体を斜めにして歩けば大丈夫よ」なんて言いながら(想像・笑)がんばって登ってきてるから引き返せないし、もたもたできない。もうやだー。こわいよー。戻りたいよー。と、どうせ日本語わからないと思ってブチブチいいながら半泣きで登りました。
やっと登り切った時には体力より精神力を使い果たしました。はぁ、今度はこれを降りなくちゃいけないのか…
ちなみにここからの景色は絶景でしたよ(はしゃぐ元気はなかった)
(この圧迫感は恐怖でしかなかった)
(登り切ったところの景色はキレイで頑張った甲斐がありましたが)
景色を堪能した後は、かなりの覚悟を決めて階段を降りました。進むほどに狭くなる感覚はないので下りはちょっと楽。とは言えずっと緊張状態だったので降りきったときはぐったりでした。
ここには郵便局もあってエアメールを送れるらしいけど、そんな余裕は到底なく。そして地上から見えていた彫刻が間近にあるけど、これも大仏恐怖症(?)の私には恐怖でしかない。元気に写真撮影しまくる夫と離れすみっこで休憩してました。
その後は安心のエレベーターで地上へ。感動と恐怖の入り混じる強烈な思い出となりました。
次はお待ちかねのヴァチカン美術館へ。でもそこはもちろん大行列。とりあえず30分ほど並んでみたけどほとんど列は進まず入り口は遥か彼方。これでは入場できるのは夕方かも。。。ということで諦めることに。
次回は絶対に時間予約して来るよーと誓ったのでした。
ここからはローマお約束の観光地巡り。
まずはトレビの泉から。ここも多くの観光客で賑わっていました。なんとか座れるところを確保してコイントス。コイン1枚を投げると再びローマを訪れることができるらしいので、また必ず来られますようにと念を込めて投げました。ちょうどお昼だったのでランチ探し。ペペロンチーノをたべたいと夫が言うので鼻を頼りに(?)お店を探します。お店を探すのは楽しいのだけど、あまりに高価すぎるのは困る。でもせっかくだから美味しいものが食べたい。宝探しのような気分でお店を探します。入ったお店はカジュアルなレストラン。でもペペロンチーノって通じないのですね。拙い英語で店員さんに聞いて、なんとか ウィズ ガーリックみたいなものを頼んだけど、出てきたのはニンニク入りのチーズパスタでした。後で聞いたけどアーリオオーリオって言えば良かったんだって。そっか。たしかに聞いたことあったわ。ちなみに私は安定のトマトソース。とても美味しくいただきました。
美味しいランチの後はスペイン広場でジェラートを食べるプラン。ところがジェラートは観光地価格。ミラノのジェラートの5割増でした。でもこれは外せない。ここでジェラートを食べることに意味がある!という訳のわからない意地を通しました。ポカポカ陽気にジェラートは間違いない。
(またローマに帰ってこられますように)
この日は新幹線でミラノに移動。まだ時間もあるし行きたいところもあるけど、万が一乗り遅れた場合リカバーできないので、観光は早めに切り上げることにしました。真実の口も次回だね。夫はローマの休日を観たことがないらしいので次回までに予習しましょう。
ホテルで荷物をピックアップしてテルミナ駅へ。駅にもショップが色々あって待ち時間もあっという間に過ぎました。ミラノ駅の新幹線は来た時とは違って満員。結構疲れたし眠って帰ろうと思ったけどそれも怖いかも。寝るときは交代でね。とか言っていたらなんだか様子がおかしい。ものすごくスピードが遅い。そしてついには止まってしまいました。何かトラブルなのか渋滞なのか。よくわからないけどとにかく進まない。空調も効きが悪く私は寒気が止まらずなんだか気持ち悪い。上着を重ね着して膝掛けにくるまってブルブル震えていました。19時前に到着する予定が、ミラノに着いたのはすでに21時過ぎ。私はまだ調子が悪くとてもレストランでご飯を食べられる状態ではなかったので、スーパーで何か買ってホテルで食べようとするも、スーパーはギリギリ閉店時間に間に合わず、結局ホテルに戻る途中で見つけたトルコ料理屋さんでカレーをテイクアウトしてホテルでいただきました。なんでイタリア最後の夜にトルコ料理をホテルの狭い部屋で食べなくちゃいけないんだーと夫はムッとしてるけど仕方ないじゃん!!(トルコ料理が悪いのではなく、単にイタリアだからイタリア料理を食べたかったということです)
私はカレーすら食べられず早々にベッドに横になっていました。と・・・テレビを見ていたダンナがなんだか楽しそう。少し気分も良くなってきたのでテレビに目をやると、それはクイズ番組でした。回答者は椅子に固定されていて間違うと1m前進。ゴールにはたっぷりのオイルを塗った太鼓腹のおじさまが立っていて、何回か間違うとそのお腹に顔が埋没するという仕組。司会者の女性が、正解すると「ブラーボー」間違うと「オー、ノー」と大袈裟なリアクションで盛り上げる。日本の「ガキの使い・・・」みたいな番組でした。これが夫のツボにハマったらしく、ものすごく不機嫌だったのも忘れて大笑い。「俺、イタリアに住めるかも」って。移住ポイントはそこですか。。。まあとりあえず機嫌が治ってよかった。
こうしてイタリア最後の夜は更けていくのでした。