千石高史氏は、経営者としての顔を持つ一方で、違う顔を持っています。それは開発者としての顔です。経営をしながら勉学に勤しんでいる様子が、所々うかがえます。そこで今回は、千石高史氏の過去の経歴を見ながら、今の状況を紹介します。

 

千石高史氏の過去の経歴

千石高史氏は、過去に2件の特許を得ています。そのため、コンクリート業界において有名な経営者です。

 

特許の概要

 

千石高史氏が携わっている特許は、こちらです。

 

1.有機成分を含む泥土のリサイクル工法

泥や土によっては、動物の死骸や落ち葉などの有機成分が含まれていると、コンクリートなどの原料として利用するのは難しいです。

 

そこで、有機成分が含まれている泥や土を再利用(リサイクル)するためのステップを複数人で考えました。このステップが特許として認可されたのです。

 

方法は至ってシンプルです。専用の撹拌機に、有機成分が含まれた泥や土を投入し撹拌し、有機成分を取り除きます。

 

次に凝集材及び中性固化材を投入し、再び撹拌。すると、再利用できる土になる仕組みです。「特許 第4298139号 有機成分を含む泥土のリサイクル工法」に概要が載っています。

 

2.主として産業廃棄物を利用したコンクリートおよびコンクリート製品の製造方法

 

2010年に、産業廃棄物を利用したコンクリートおよびコンクリート製品を製造するステップに関しても、特許を取得しました。千石高史氏が1人で開発した形になっています。産業廃棄物をコンクリートの原料として使うことで、産業廃棄物の減少が期待できるでしょう。

 

「特許 第4431765号 主として産業廃棄物を利用したコンクリートおよびコンクリート製品の製造方法」に概要が載っています。

千石高史氏の現在

現在は、株式会社2社の代表取締役です。とくに「株式会社千石」は、昭和36年に設立されたこともあり、大阪府内では老舗企業。コンクリートに携わる会社の中でも、関西地方では業界内での知名度は高いです。

 

その他に、複数の団体で協会の理事長をしています。なかでも「大阪府砂利石材協同組合」は、セメント新聞社が発行している情報誌「アグリナイト」で、取り上げられたことがあります。

 

内容は、大阪府全体で生コンクリート用の骨材販売を共販するための取り組み・販売価格の適正化について。実は大阪府内で流通している生コンクリート用骨材のうち、9割以上は同団体(に加盟している会社)の製品です。そのため、府内でのシェア率は高いです。

 

共販することで適正価格での販売できる仕組みを作って、価格破壊による加盟会社へのダメージを抑えようとしています。協会内で協力し合うことを心掛けているのが特徴です。

コンクリート業界とは違う会社も運営している

コンクリート以外の会社も経営しています。その名も「株式会社Prevent」です。画像処理能力が高いカメラの販売、防災や介護で役立つ機材の販売などを行っています。

 

カメラに映っている人の体温をサーモグラフィで計測して、人が倒れていないか判断する装置。視界が悪くて映像が見づらくなった時に、解像度を上げる装置などを販売しています。

 

その他に行政のニュースを配信する装置も取り扱っており、消防本部など行政の機関に納入した実績があるため、商品の精度は高いです。コンクリート業界以外で、どんな動きをするか注目したいところです。

千石高史はすごい経営者

千石高史氏は、過去に特許を取得していた凄い人間であることが分かりました。特許を出したても、全く儲からない人がいる一方で、千石高史氏は自分の商売に反映できる仕組みを作っています。

 

そのため、開発者としてだけではなく、経営者としても目の付け所が良いのかもしれません。開発・商才の両方を兼ねそろえた経営者と言って良いでしょう。