足踏みミシンと手縫い-サトウトモヱのかばんの中身 -5ページ目

代々木八幡駅からの道をご案内します

迷ったよ、と仰る方が複数いらっしゃったので、代々木八幡駅からの道案内画像です

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代々木八幡駅を出て右手に進みます

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ガードをくぐってこの駐車場の角を左折

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上原水道通りを進むと

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井の頭通り、上原1丁目の交差点付近に出ます

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ルヴァン、ル・シァレは横断歩道を渡ってすぐ


カフェ ル・シァレ
住所:東京都渋谷区富ヶ谷2-43-13

かばんの会:2月20日~23日@代々木上原ル・シァレ

WEBSTORE:聞き鞄謹製

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木曜日からのかばんの会 会場アクセス


お会いできるのを心よりお待ち申し上げます
が、今週は関東地方でまた雪が降るかもしれません
お出かけくださる際は、皆さまご無理なさらぬよう
足元お気をつけて

日時:2014年 2月20日~23日 10:00 ~ 19:00 
カフェ ル・シァレ
住所:東京都渋谷区富ヶ谷2-43-13

小田急線代々木八幡駅が便利です

代々木公園を背に井の頭通り沿いを歩いて、富ヶ谷交差点のひとつ先、上原一丁目交差点からちょっと横道に入ったところにあります

国産の小麦、天然の塩と水、自家製の天然酵母で作られた、ル・ヴァンの焼きたてのパンが食べられるカフェです
ドイツで作ったかばんや、新たな製法を取り入れたこものを展示します

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こんな建物です


かばんの会:2月20日~23日@代々木上原ル・シァレ

WEBSTORE:聞き鞄謹製

旅するかばん屋 ドイツ、ハンブルク12

最近、ドイツの人々の働き方が話題になっているようなので、久しぶりのドイツ日記


去年の秋、ドイツ人サラリーマン家庭にホームステイしていました
秋も深まる10月の終わり、引越し先の部屋を探して困っていた私
古い友人伝いとは言え、初対面の日本人に部屋を提供してくれた、奇跡みたいに親切なご家族のお話です
※当初、彼等の日本に関する知識は、寿司、車、侍を見聞きしたことがある程度でした

電車で通勤するのにちょうど40分かかるハンブルク郊外の庭付きの一軒家
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ダイニングテーブルの傍には、ドイツ家庭に欠かせない、パン切り用丸鋸
リビングのカウチには家族がいて、夕食後のひとときを一緒に過ごせるのです
ちょうど娘さんが留学中で、彼女の使っていた2部屋をそのまま使わせていただくことに
二世帯住宅のような作りになっていて、2階の向かい側は賃貸アパートとして貸していました

もう、夜、家に帰っても独りじゃない
快適なベッドと清潔で広いバスルームと暖かい暖炉
誰かと一緒に住む幸せに浸っていた私に、まだありました
忘れていたもの
そうです、誰かと過ごす週末

つい先月まで、週末は洗濯をして

カフェでピノキオアイスを食べる日々でした

その私が家族と寛げる、暖炉のあるリビングの他に得たのは、金曜日のディナーで始まる週末だったのです

金曜日、午後2時頃から、ハンブルクの街には人が増え始めます
日本人には信じられないことだと思うのですが、彼等は家族とのディナーのため、お仕事を早めに切り上げています

私のステイしていた家族は、お父さんが忙しい方だったので、金曜日は定時まではお仕事していました
それでも金曜日の夕食は必ず家族と、ゆっくりワインを飲みながら、と決めていました
お母さんにただいまのキスをすると、ろうそくをつけてディナーを楽しみ、食後にはチョコレートなど食べて何時間も話します

土曜日と日曜日は、ゆっくり起きて、ベーカリーにパンを買いに行きます
遅めの朝ご飯を食べて、車で北海を見に行ったり、

お友だちの誕生日パーティーに出かけるのです

娘さんとのskype通話の時間もあります
介助が必要なご両親(2組いらっしゃる)の生活を助けるために割く時間も、短くはありません
つまり、お仕事以外の生活がけっこう忙しいのです

もちろん、残業の日や、休日出勤もあります
風邪を推して出かけるひとの姿も見ました
失業者もいるし、移民の問題や、男女の格差の問題、晩婚の問題等、日本でも聞いたことのある単語もたくさん聞きました
月曜日は行きたくないな、とか、上司と反りが合わない、みたいな話も聞きました

だからこそ、1ヶ月のバケーションを家族で日程を合わせて取れることは、当然!!!という感じで大事にされていたような気がします
ステイ先の家族を通して知り合ったあるひとは、一回の長期休暇のため、2年間かけて徹底的に調査し、帰ってきたら動画編集とアルバム作りに数ヶ月かけると言っていました
1年中、休暇で行く先について家族で話し合うのです

単純にドイツは長い休みが取りやすいから羨ましい、残業が少ないからいい、というのではなくて
家族と仲良くていいな、自分の時間を大切にしていていいな、と
思いませんか、皆さん


かばんの会:2月20日~23日@代々木上原ル・シァレ

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革小物の作り方ご紹介 でんぷん糊について

寒い時期によく使う、でんぷん糊のお話


でんぷん糊

多くの工房で採用される
合成糊で貼り付け→2枚~3枚のパーツを同時に穴あけ→縫い
という貼り付けから縫いまでの3工程


糊は粘着力そのものが機能です
職人さんは匂いや肌荒れに負けることなく、糊の機能を使いこなして製品作りをしています
特に革を縫うときは、穴をずらしてしまうわけにいきません
そこで粘着力が強く、乾くまでの間に貼りなおしもできる、使い勝手のいい合成糊が使われるのです
かばんも小物も、綺麗に仕上げることを追求し続けた職人さんたちの作業方法に学ぶことはたくさんあります


名刺ケース

ところが、聞き鞄で使うんぷん糊は人間に優しい反面、とても粘着力が弱いのです
上記の方法では大抵の場合、接着面が剥がれて作業できません
このマチつき名刺ケースの場合は
パーツごとに穴の数を合わせて穴あけ→糊付け→仮縫い→解き→本縫い
という工程で縫っています
パーツ毎に穴を開けると、穴の位置がずれてしまいやすいので、穴あけ作業には裁断よりも神経を使います


手縫いは製作時間がかかるでしょう?と聞いてくださるお客さまがいらっしゃいます
確かに、手縫いはミシンよりも時間がかかります
しかし実は、でんぷん糊を使うことでも、時間はかかります
でんぷん糊は工程が多いだけでなく、仮縫いしたら、乾くまで半日程は触れません
作業に入る前に、まず糊を煮て瓶につめるところからやらなくてはなりません
それでも選ぶのは、長く使われてきた製法が、長く使われる製品を作ると信じているから


聞き鞄では、見た目の美しさ、丈夫さやその時々で大切と思える出来上がりを目指して、製作工程を決めていきます
どうしても糊を使うのではなく、どうしても使わないのでもなく
考える時間は、手で行う作業の時間よりも長くなることもしばしばです


そしてその考える時間こそが、製品を「作っている」時間なのです




かばんの会:2月20日~23日@代々木上原ル・シァレ

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看板2014、かばんの会2014

聞き鞄謹製

図書館で広告や看板の図案集をみていたら

明治から昭和初期にかけての大阪の手描き看板がかっこいいなと

木彫りの看板を作るくらいの気持ちで、心を込めて(時間もかけて)製作したので

見ていただきたくてブログに載せてしまいます


あと、来月は東京でかばんの会をやります


日時:2014年 2月20日~23日 10:00 ~ 19:00 

カフェ ル・シァレ

住所:東京都渋谷区富ヶ谷2-43-13

小田急線代々木八幡駅から歩いて数分、
井の頭通りをちょっと横道に入ったところにあります
代々木公園からも歩けます


旅のかばん

すべて国産の小麦、天然の塩と水、自家製の天然酵母で作られた、
ル・ヴァンの焼きたてのパンが食べられるカフェです

ドイツで作ったかばんや、新たな製法を取り入れたこものを展示します


かばんの会:2月20日~23日@代々木上原ル・シァレ

WEBSTORE:聞き鞄謹製