よくあることなんですけど、フルオーダーの商品を手掛けている際

つくりの部分でよく悩むことがあります。

今回のモノはシンプルですけど悩みます。

それがコチラ。

大きなナイフのシースケース。

刃渡り25cmくらいあるんです。

しかもかなり鋭いカット!物凄く研がれてます。

いざ作ってみると、革の内側(トコ面)がザクザク削がれていくのです。

それをどう克服するか?

色々試行錯誤して一つの案が生まれたのですが

本当にそれで良いものか?って考えるんですね。

やっぱり2回目の加工となると慎重になります。

 

アタマの中はフル稼働!でも手は止まっているので

こんな感じで手とアタマのバラバラ作業。

手染めの紅型を加工する為の仕込み中。

芯材を貼り付けてカット。

最初は良いのですが、だんだんナイフの事より生地の風合いを考えてしまう・・・(汗)

特に芭蕉布に染められた生地は裁断もドキドキしながらなので。

 

そして、ホッっとしながらコーヒー休憩。

しながらの、商品整理。

ネット販売用に仕立てた小物たちの個数チェック。

すると思い出すのが途中まで仕込み中の商品。

放置して1か月以上。仕立ててないラウンドウォレットを発見。

そんな、在庫作業をしていると、パソコンへ。

撮影の終えた新商品の画像に手を加え始める・・・。

そんなことをしながら時間が過ぎてしまうんです。

本題を忘れているわけではないのですが。

しかし、時間をおいて気づかなかった発想が出てくることもあるんですよ。

でも、今回は無理でした(涙)。

 

さぁ、シースケースの製作再開です。

今日ももう少し頑張ります!

新商品『Esagono』ボストンバッグのご紹介です。

過去のボストンバッグから細部を修正し完成いたしました。

11月20日より工房およびネット販売開始です。

店頭販売でもクレジットカードでのご購入が可能です。

https://www.creema.jp/item/4864165/detail

 

コチラの商品は受注販売の為、セミオーダーとなります。

なので、革の色組み合わせパターンや金具の色をチョイスしていただく形です。

採用した革は、イタリア、トスカーナ地方の老舗タンナーにより

伝統的バケッタ製法により仕上げられた上質な高級レザーを使用しております。

今出せる力を注ぎ込み、細部にわたり心を込めて仕立させて頂きました。

シリーズ名の『Esagono』とは、イタリア語で六角形の意味で

わずかにカーブした独特な剣先が特徴のシリーズとなっております。

今後は、同様のシルエットを持った別のバッグ・小物を製作予定です。

裁ち切られた小端にはイタリアの顔料を塗装。

幾度となく、塗っては研磨し、そして磨く。

その工程を納得のゆくまで繰り返してゆく時間をかけたで仕上がっております。

フロントポケットには旅先で出し入れの多い

パスポートや搭乗券などの収納を考え採用しました。

今回の画像商品はYKKのエバーブライトを採用しておりますが、

今後の販売には最高級のエクセラを使用いたします。

それに見劣りしないために、ファスナー引手の作りにもこだわりました。

『Esagono』の特徴的シルエットをもちいて膨らみを演出。

それは紳士靴の先を思わすような雰囲気となっております。

また、その形状にはユーザーの指先から伝わるファスナーの引きやすさにも

考量し幾度も試作を重ねてまいりました。

ゴールドの金具には本金メッキが施された高級感のある金具を採用。

ショルダーストラップはあえて調整式を用いず製作いたしました。

サイズは 身長: Sサイズ~165cm Mサイズ165~175cm Lサイズ175cm~

の3種類で展開致します。

インナーにはレーヨンシャンタン地を採用。

フロントポケットに小物やスマートフォンが入るポケットを

バックには大きなファスナーポケットを取り付けました。

そこには密かに『KIKICHI LEATHER』の革タグがついております。

実際、使用し検証したところ2泊3日程度の旅行には最適な大きさだと思います。

駅構内などに設置されたロッカーでは小さいサイズのロッカーに収納できました。

旅先でもモチベーションに繋がるアイテムとなれば幸いです。

今後の『Esagono』も宜しくお願い致します。

 

 

先月からあっという間に一日が過ぎていく・・・という日々を過ごしております。

ある意味、仕事に集中していると言えそうなので『良し』としてますが、

そろそろ一息つかないと大きなミスをしそうでドキドキしながらモノづくりに励んでおります。

 

今、手掛けているのは、2・3泊の旅行に適したボストンバッグ。

先月ご紹介したイタリアンレザー『アリゾナ』を使用しております。

 

高価なレザーの上、ダブルショルダーというサイズ。

大きなミスが出来ないという、プレッシャーを感じながら仕立ててます。

 

過去に試作したバッグをご覧になられたお客様からのオーダーでして

受注の際には同じ作りで作業に入る予定でした。

しかし、扱う革に触れ裁断していると、過去に製作したサンプルでは

納得がいかない・・・。

そんな感情に駆られるのです。

きっと月日が経つなかで、私の感性も変化したのでしょうね。

 

パッと見た感じでは大きな変化はないように感じますが

わずかながら得た技術を精一杯つぎ込んで作らさせて頂いてます。

私は勝手に『仕込み』なんて呼んでますが、

鞄づくりでは、細かな部分パーツの製作に物凄く時間を費やしております。

今回の作りでもベルトのような部分が多く存在しする場合は手間がかかりますね。

尚且つ、コバ(裁ち切り面)の色付けを施しているので

塗装→乾燥→研磨→磨きの繰り返しで仕上げていきます。

 

そんな時間をかけて作業する中、手を動かしながら頭の中では完成をイメージしてるのですが、それもまた厄介なことに『こんなデザインにしたらもっと良くなるのでは・・・』なんて事を

思いつくので、そこで手が止まってしまうんですね(笑)

ある程度はお客様から任せてもらっている場合は良いのですが

そうでない場合は、またコンタクトを取って調整して変更案で製作する。

非常に効率の悪いお仕事ですが、そうしないと腑に落ちない性分なのです。

改善の余地あり、かもしれませんね。

こういう間違えようのない位置への貼り付け作業の時ほど

目の前に集中せず、頭の中は何処かに飛んで行っていることが多いかもしれません(汗)。

使用する金具の再検討なんか考えながら・・・。

ある程度形になってからも眺めては再検討・・・。

次にかかる作業が本当にこれでよいのか?なんて。

本日の作業はまだ手つかずの『仕込み』パーツを仕上げていきます。

今回も気長にお待ちいただけるお客様ですが、早く仕立てるのも今後の課題です!

 

エレファント革で小物オーダーのお客様は1年以上

ダレスバッグオーダーのお客様はもうすぐ一年

皆様、私の技術向上待ちでお待たせしておりますが

納得いく作りでお渡し出来るよう精進してまいりますので宜しくお願い致します。

 

 

 

 

昨日、納品の為に北谷町デポアイランドへ行ってまいりました。

10月31日ということで一帯は仮装した人々でいっぱい!

沖縄の渋谷ってかんじですかね。

 

そしてお土産に?頂いたのは小物に使用するニューバージョン。

紅型『琉球更紗』のブラックです。

これまでの明るい華やかさとは一味違うオトナなかんじですね。

ブルーのレザーにマッチしそうです。

今月の半ばには新登場させられるよう頑張ります!

 

美容師さんのプレゼント用にシザーケースをオーダー頂きました。

当初、シザーケースの製作経験がなかったため、

お客様と色々相談いたしました。

オーダーのお客様が使用しているモノと同じように製作することとなりました。

実際に使用しているところで撮影させて頂きました。

製作は、元となるシザーケースの採寸から始まりました。

なんといっても初めて手掛けるので物凄く勉強になりました。

今回使用した革は国産オイルレザー『ローレルオイル』キャメル。

トコ面(裏)の起毛もしっかりと処理。

左から、ギン面(表)、トコ面(裏)処理済み、トコ面(裏)処理前

こういう風にみると処理する手間をかける価値がわかります。

完成がコチラ。元のケースと同じ寸法で仕立てました。

ショルダー紐にはデザインホックを使用してオーダーらしくなりました。

依頼されていた刻印も見えるところに!

裏返っても可愛らしさを感じるデザインです。

中をあけるとこんな感じです。

コントラストにインナーの革には『ローレルオイル』ブラウンを使用しました。

全解体できるのでお掃除にも便利です。

 

プレゼント喜んで頂いたようで嬉しく思います。感謝!!

昔、試作してみた『島ぞうり』。

まずは、イメージ通り仕上がるかどうか?って事で作りました。

ソールの形は少し歪な形にして。

鼻緒の『Motto』ロゴが懐かしいです。

今の『KIKICHI』の前が『Motto』だったんですよ。

試しなのでいろんなところにロゴを付けてます(笑)

刻印の打ち方もひどいもんです。

ソールには栃木レザーの厚ヌメ革を使用し、ビブラムソールを採用してます。

鼻緒には国産オイルレザーをチョイス。

 

大分前に作ったものですがそれ以来手掛ける事がございません。

まぁ要改良ってところです(笑)

今回、リペアにお持ちいただいたのがポーチバッグ。

ブランドは『エル・フランセ』です。

こんな感じでファスナーテープがボロボロです。

仕事の上司からの頂きもので10年くらい大事に移用していたそうです。

結構年代物なんですね。

単純に口元の部分をほつって、ファスナーを交換するだけ!

なんて安易な気持ちでお引き受けしたのですが・・・。

長年の経年劣化で大分革が痛んでおりました。

中のウレタン芯材もボロボロ。

サイドのハンドルも縫製部分は薄く漉かれているので劣化が進んでおりました。

ヘリ返しの部分は丁寧に接着を剥がしていくものの裂けてしまう部分もありました。

その結果、オール解体ということに・・・トホホ(汗)

結果的に交換を余儀なくされたパーツはこれだけ。

っていうか、1/3は交換という感じですかね。

生地はエルフランセのロゴが入っているので、残す方向も考えましたが

かなり汚れや傷みがあったのでご相談の結果交換することになりました。

今回はKIKICHI定番のオイルレザー『ローレルオイル』のネイビーとキャメルを使用しました。

元のパーツはネイビーの身ごろは色変化がありませんでしたが、マチの部分はややグリーンがかって経年変化してました。

ローレルオイルのネイビーも経年変化ではややグリーンがかってくるので、バランスの良い経年変化となるのではないでしょうかね。

元のシボ程はないのですが、そう違和感のない感じではないでしょうか?

キャメルの部分なんかは元々こういう感じってみえませんか?

こうやって見ると大分新品っぽくなってきました。

元の作り通り、ハンドルの補強にはVステッチを施してます。勉強になります。

それでもって玉縁はローレルオイルのレッドを使用しました。

生地にはシャンタンのネイビーを使用。

元々のポケットはガラケーが入るサイズのポケットでした。

今回仕立直しするということで、ユーザー様のスマホに合わせてお作りしました。

見せ場の革タグはしっかり移植しましたよ。

後は、全体を組み上げて、こんな感じに仕上がりました。

こんな感じです。そんなに違和感はないかと思います。

ファスナーも元通りコイルファスナーの5番を使用してスライダーは新品に交換。

引手はエルフランセのものを移植しました。

いかがでしょうか?これであと10年お付き合いできるかと思います。

頂いた鞄に愛着が湧くと、新しいものには代えがたいモノになるんだなぁって思いました。

そんな手助けが出来ればと思います。

 

メンズベルトの考案中です。

パティーヌ仕上げのような感じでイメージしてみました。

ステッチや捻を入れるとまた雰囲気が変わります。

グラデーションだけでも良いのですが何か物足りない気が・・・。

ステッチを入れた方がグッと引き立ちます。

飾りの念も少し変わった感じで入れてみました。

今後商品化できるよう試作を重ねてみます!

これまでに沢山のキーカバーを出してまいりました。

こんな感じというご紹介をさせて頂きます。

住宅用鍵のカバーとなります。

カバーを付け加えることで見た目がグンと変わりますね。

コチラはCREEMAで販売してたラインナップ。今は廃盤になりました(涙)

コチラはKIKICHI定番オイルレザー『ローレルオイル』を使用してます。

『75』はKIKICHIの所在地である『名護市』をイメージしての刻印となります(笑)

飾っておくだけでも可愛いかと・・・。

定番キーホルダーの真鍮にマッチしてます!個人的にオイルレザー好きなんですね。

オーダーによっては角シボレザーやエキゾチックレザーを使用することもあります。

ちなみにグリーンの革は・・・オーストリッチのレッグを使用しました。

様々なカラーでご相談を頂いておりますよ!

その時の在庫によりますが。

 

今回はジャケットにネームタグを付けたいとのご相談。

顔出しOKを頂いて撮影致しました。

ヴィンテージ感の漂うジャケットに針を通すのは緊張しました。

確認していただいてから縫い付け。

ワッペンのエイジングに早く追いついてほしいと思います。