今日は、このブログを書いている私についてです。
わだちまるって、もちろん本名ではないです。
私は今大学生の就活支援などの仕事をしているキャリアカウンセラーです。
国家資格のキャリアコンサルタントであり
２級キャリアコンサルタント技能士です。
普段は、人の話を聴き、面談した方に気づきを提供する仕事などをしています。
私の職場では副業禁止なので、こうやって名前を創っているんです。
こうやって副業ってしていけばいいのかというモデルにもしてほしいと思って、
副業現在進行形を紹介しています。
では、なぜこんな名前をつけたのか？
実はこの名前は、自分では「メッセージネーム」と思っています。
いろいろな人に私の伝えたいことを伝えるためのメッセージを名前を使って
発信したいと思ったからです。
おもしろおかしく、「山田 権左衛門」とかでもよかったかもしれませんが
名前って、何かと伝える場があると思うので、こんなふうにしてみました。
キャリアカウンセラーなら誰でも知っていることですけど、
キャリアとはラテン語のCarraria（馬車などの乗り物の通り道＝轍）が語源で、
それから経歴とかと意味に転じたんです。
「轍（わだち）って、どうやって出来るのか？」と考えると
馬車が通った跡にできます。
だから、キャリアって、このブログの写真のように自分の足跡を意味しています。
自分の強みや能力に気づくには、しっかりと自分の足跡を見つめる必要があります。
私はこれまで大学生を中心にのべ8000人のキャリアカウンセリングをしてきました。
そしてたくさんの人と面談していて思うのは、
自分のやってきたことを否定したり、受け入れたくない人がものすごく多いんですね。
つまり自分の人生の否定です。
当然、自分が否定している人生は他人が魅力を感じるはずがありません。
ですから、自分の強みを語る就活でも、うまくいかないのです。
ですから、私はこれまで、「私の強みなんか何もないです」という人の話を聴き、
その人の持つ強みを発掘し、本人が納得するような気づきを提供することを
これまでずっとやってきました。
こういうことをやってきて思うのは、「強みのない人なんていないということ」。
ですから、なにとか自分のこれまでの人生を認めてほしい。
自分のこれまでの人生は×ではなく○なんだということをわかってほしいという思いから
これまでの人生の轍（わだち）を全部受け入れ肯定する（○にする）意味で「わだち まる」なんです。
でも、今でこそ、こんな偉そうなことを言っていますが、
私自身、自分の人生を全面否定して生きてきました。
「おいおいっ」て感じでしょ。
私の過去を振り返ると×（（バツ）だらけなんです。
まさに、しくじり人生まっしぐら。
特に社会人になってからが、もう人間のクズだと思うくらい
自分の人生に自信が持てなかった。
それは、なぜだと思いますか？
それは転職です。
学生時代の同級生がひとつの会社できちんと勤務しているのに、
私はどんどん仕事を変えていたのです。
流浪の民です。
親にも随分叱られました。
「あんたは、本当に長続きせんなあ」って、もう呆れてましたが・・
私は好奇心旺盛で、すぐに飽きてしまう性格だったんですね。
ですから、3年くらい勤務すると
もう嫌になってしまう。
さらに性質が悪いのが、まったく違う業界に転職してしまう。
以前、私は人材紹介会社に勤務していたこともあったのですが
クライアントの会社に人を紹介する際に
一番嫌がられていたパターンが、自分のような転職が多い人だったんです。
そこで、もう自分には会社勤めは向いていないと思い、
起業もしました。
本を出版したり、マスコミにも取り上げてもらうなど
順調に仕事もできていたのですが、うまく継続できず
最終的には3年ほどで会社を畳み、もう一度会社員に戻ることになってしまったのです。
しかも、起業後に会社員に戻るのは、転職を繰り返していた時より
もっと環境が悪化しました。
採用担当者からよく言われたのが、
「一度社長になった人なんて、使いにくいし、雇いにくい」って、
ズバリ言われました。
もはやここまで行くと世間からクズ扱いされていると痛感しました。
本当に落ち込みました。
でも、人生どん底のときに、出会った仕事がキャリアカウンセラーという仕事だったのです。
まさに運命の出会いでした。
最初は派遣のような形で実績を積み、
今では経験豊富なキャリアカウンセラーとなったのです。
しかも、あんなに１つの仕事が続かなかった私は
もうキャリアカウンセラーとして9年も仕事をしているのです。
これって、不思議だと思いませんか？
仕事を転々として、起業するも失敗した人間が
人の仕事の相談に乗る立場なんです。
でも、これが実は、私が自分の人生を通じて、多くの人に伝えたいことなんです。
私はキャリアカウンセラーになったことで、自分の転職や起業など仕事について
失敗だらけの×（バツ）だらけだった自分の人生に初めて○（マル）がついたのです。
キャリアカウンセラーという仕事は、
お客様が、転職者や就活前の学生だったりするのですが
もしキャリアカウンセラーが1社しか会社勤務したことがないと、
本当の意味で転職者の気持ちに寄り添うこともできないんですね
また起業の悩みの相談にも対応できない。
つまり、自分がこれまで失敗続きの仕事の悩みが
他の人に役立つようになり、ものすごく感謝されるようになったのです。
まるでオセロのようです。
これまで黒づくめだったものが、一気に白になる。
こんな感じで、自分の人生が一気に○（マル）になったのです。
自分の人生の足跡が否定から肯定になり、
自分の轍がマルになり、まさに「わだちまる」です。
今までの失敗は、こういう仕事をするためだったんだと本当に実感しました。
だから、今の仕事が長続きしているんです。
だから、相談に来る人に本気で寄り添い、共感できる。
そして、ものすごく感謝される。
こんないいこと尽くめの日々です。
でも、こういうことをもっと自分の職場以外でも広めていきたい。
そう思ってこのブログを開設しました。
ですから、これは自分にとって副業という添え物ではなく
今職場でやっていることを形を変えて真剣に行なう複業なんです。
せっかく、副業解禁になってきたこの国で
もっと副業ではなく、複業を行なう人を増やしていきたいと思っています。
今回はものすごく長文になりましたが、
伝えたいことが、湧いてきてしまったので
全部書いちゃいました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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