先週末「21_21 DESIGN SIGHT(ミッドタウン)」で開催されている
「カラーハンティング展」を見に行ってきました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20131010/13/kiitos-design/62/17/j/t02200309_0450063312711471873.jpg?caw=800)
最初何の展示会なのかと僕も思いましたが、
言葉の意味を良~く考えていたら分かりました。
カラー(色)をハンティング(狩り)したものを展示しているのです。
つまり、自然界やその他の場所で色々見かける色は、
果たして絵の具で表現するとどんな色になるのか。
例えば空を見ながら、絵の具を調色して、
現在の空の色と照らし合わせて絵の具で表現するのです。
そうやって様々な色をハンティングして、
作品として展示してありました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20131010/13/kiitos-design/39/9a/j/t02200165_0600045012711471872.jpg?caw=800)
下りるとすぐに説明がありました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20131010/13/kiitos-design/6d/1b/j/t02200165_0600045012711471649.jpg?caw=800)
まずは空の色をハンティング
藤原大「空のいろ日記・午前」
3.11の大震災後、毎日日記のように何かを残したいと思い、
可能な限りカラーハントした365日分の空の色を展示してありました。
すごいですよね。
毎日ハントしたのも大変だけど、
その結果、空の色ってこんなにカラフルに違うもんなんだ、
と見ている僕らが気付かされてしまう作業に感服!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20131010/13/kiitos-design/5c/74/j/t02200293_0450060012711471871.jpg?caw=800)
「ライオンシューズ」
アフリカの国立公園のライオンの色をハントして、
靴をライオンに見立てて染め、車化する装置をつけて動かしていました。
それが自在に動き回っている様が本当に動物の様でした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20131010/13/kiitos-design/b1/d6/j/t02200293_0450060012711471387.jpg?caw=800)
そして「カラーボキャブラリー」
色を持たない言葉をあえてイメージで色分けし、
その分布を3Dで表現。
著名人の名前等もあり、
マツコ・デラックスさんは紫だったかな~。^^
その他
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20131010/13/kiitos-design/20/65/j/t02200293_0450060012711471386.jpg?caw=800)
「動く色ー目盛りの無い温度計にメモリ(記憶)を与える」
というちょっとひねったタイトルのもので、
温度計を触ると体温に合わせて上昇し、
その目盛りに日付と名前を書き込みます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20131010/13/kiitos-design/1b/e1/j/t02200165_0600045012711471385.jpg?caw=800)
「カラーシューティング」
鉄砲を発射するとスクリーンにカラーが映し出されます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20131010/13/kiitos-design/aa/a1/j/t02200165_0600045012711471650.jpg?caw=800)
「肌色メガネ」
あのJINSさんと資生堂さんのコラボレーションで、
肌の色をハントしたメガネが沢山。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20131010/13/kiitos-design/2b/d7/j/t02200165_0600045012711471122.jpg?caw=800)
「食べる色」
食べ物の色をハントして、映像と共に面白く、
またこの写真の様に通路に並べて分かり易く展示されていました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20131010/13/kiitos-design/aa/95/j/t02200293_0450060012711471124.jpg?caw=800)
そして最後には
みんなが選んだ「未来」
東京をイメージするとどんな色香と言うアンケート形式で
カラーシートが置いてあり、
自分の選んだ色を貼っていきます。
僕は水色を選びましたが、
こうして見ると大分カラフルですね~。
そしてその横にはiPadで人形や動物に色を塗って
オリジナルを作る、と言う催しが置いてありました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20131010/13/kiitos-design/0d/99/j/t02200293_0600080012711471123.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20131010/13/kiitos-design/3e/02/j/t02200165_0600045012711471121.jpg?caw=800)
出来たものはこんな感じです。
この展示会は先週末で終わってしまったのですが、
普段目にする色彩や、昔から重んじられていた色を
絵の具で”ハンティング”するとどういった色になるか。
そんなテーマが非常に興味深く、
自分の仕事に置き換えた時、
オーナーさんが普段何気なく気に入っている店舗やカラーを、
的確にハンティングし、きちんと再現するために、
これだけ入念な下準備と、繊細な作業を一つずつ積み重ねなくては
いい仕事は出来ないな~、と思いました。
そんなコンセプトに共感したカラーハンティング展でした。