スリランカでは月に1回必ず祝日がある

それは満月の日


仏教徒の多いこの国で

「月に一度くらいは体と心を穏やかに

お寺で祈りを捧げましょう」

という日らしい



地球って、一つの星なんだなって思う


時差があっても、どんなに離れてても

満月のタイミングは日本もスリランカも同じ

もちろん、アフリカでも


その国の風習や言語や文化が違っても

私たちはみんな同じ星の上にある


月を見上げると、それを感じるんだ

朝起きたら、ニュースは選挙速報一色


開票率80%くらいの時点で

現大統領の得票率が過半数を超えてた


まもなく世界で「現職当選確実」の報道



対立候補を支持してた事務所の男の子が

「大統領が不正をした」

と、嘆いていた



でも、不正選挙に近所で暴動が起きたわけでもなく

開票日の今日、穏やかな休日だった・・・


のは、お昼まで・・・



新大統領が決まって、夕方からは爆竹の嵐

どこから飛んでくるのかわからないけど

路上で幾多の爆竹が鳴り響く


人や車に当たったらどうするんだろう・・・

銃声のような音に、おっかなびっくりの夕方


スリランカには、サーフィンやダイビングスポットが多い

インド洋のビーチ・リゾート



オフィスからビーチまでは歩いても20分くらい


オフィスの周辺では、あまり欧米人を見ないけど

ビーチではいたるところに欧米人


独特の露出と朗らかさがあたりにただよう

いきなり別の国に来たみたいな感覚になる



この国の海は、波が激しい気がする


グアムやバリのように、遠浅なわけではなくて

砂浜もほとんどないくらい、波がとても近い


初日に空港に迎えに来てくれたドライバーさんが

「また、砂浜が減った」

と言ってた



温暖化で地表の氷が解けて水が増えて

小さな島が海に沈んでいくみたいに

スリランカもいつか、そうなるんだろうか



「ビーチ・リゾート」は、この星の声を聞ける場所

スリランカでは1月26日に大統領選挙がある

なんと、立候補者は20名を超える・・・


ただ、有力候補は現大統領ともう1人

実際は、この2人の戦いみたい


スリランカに到着して、任地に移動する途中

たくさんのポスターを見た

そして、日本の七夕みたいな飾りも見た


各政党がイメージカラーを持っていて

その色で街をデコレーションするのが選挙活動の一環らしい


目立ったのは、現大統領の青色だった



オフィスでは毎日のようにスタッフが議論してる

「現大統領がインフレを招いた、だから新しい大統領がいい」

「軍の司令官だった対立候補が国を変えてくれる」

そんな話が尽きない



国のトップを決める選挙を間近にして

こうやって人々が支持者について語り合う姿は

とても新鮮だった



2008年、大統領選挙が行われたジンバブエでは

政治について口にするのは危険だった

どこに秘密警察がいて、いつ命を狙われるかわからない

そんな危機感を多くの人々が抱いてたから



選挙まであと5日

どんな結果が出るだろう

結果がどうであれ、平和にすんでほしい

今年も私は外国にいる・・・


今日は29歳の誕生日


27歳はジンバブエで隊員の仲間と共に

28歳はウガンダで配属先の同僚たちと共に

29歳はスリランカでスタッフや受益者と共に


朝からみんなに「おめでとう」の握手をしてもらって

夕方にはケーキとプレゼントでパーティー

日本からのメールもたくさん届いて


私は幸せ者だなぁ


私の20代は、自分と向き合う旅の日々なんだと思ってる

神奈川、静岡、福島、ジンバブエ、ウガンダ、スリランカ・・・


でもきっと、これが最後の・・・異国で迎える誕生日


10年かけて、自分を活かしたい場所とシゴトを

やっと見つけた気がするから

ゴール県のオフィスでは

毎日スタッフのみんなとランチを食べる


ココナツやスパイスの効いたカレーを

ご飯とよく混ぜて右手で食べる



・よく混ぜること

・手で食べること



この2つが、「本来の味」を楽しむベストの方法らしい



毎日そうして食べているうちに

パラパラのご飯をこぼさずに食べられるようになってきたし

カレーとの混ぜ合わせ具合もわかってきた気がする



そうしてカレーを食べた午後は右手から残り香・・・

右手は若干黄色くなってきた???



スリランカ料理、「本来の味」を味わいながら

とってもおいしくいただいてます

日本から飛行機で約10時間

やってきました、スリランカ


そして首都から車で約3時間

やってきました、ゴール県


ここは、2004年12月に起きた

スマトラ沖地震によるツナミの被害が

とても大きかった地域


建物、人、電車、船・・・

海岸付近にあるものが波にのまれた地域


5年が経った今でも、その傷跡が目に映った




私の所属するNGOは

この地域で被災者支援をしてきた


仮設住宅を設置して、職業訓練をして

被災した人々の社会復帰をサポートしてきた


今では、職業訓練を受けた人々のなかに

その技術を活かした商品を売りながら

生計を立てられるようになった人もいる


こういう支援は、必要なんだと思う


予知や予防の難しい天災によって

被害を受けた人に対する緊急の支援


被災した人々の社会復帰や自立を促進する

持続可能性の高い支援




線引きの難しい世界だけど

必要なものと不必要なものの境い目を

私なりにちゃんと見極められるよう

いつも頭の中のどこかで冷静さを保てるように

それは、とても難しいことだけど

2年ぶりの日本の冬

こんなに寒かったっけ・・・


帰国してから、東京のNGOオフィスで

インターンとして勤務してきた


そのNGOが支援活動を展開するスリランカへ

1ヶ月の出張です


さよなら、寒い日本!!

こんにちは、常夏スリランカ!!



仕事はたくさんあるけれど

暖かい世界へ行ってきます!!

ウガンダを出発してから22時間

19日に羽田に降り立った


ここは、日本


整った街並み

おしゃれな人々

飛び交う日本語


ここは、日本


パッと見たところ、特に大きな変化はない

去年と同じ、暑くて忙しい世界がここにある


地元の風景は相変わらずで

家に帰れば、元気な家族がいて

私の部屋は出発した日のまま


「行ってきます」が1週間前であったかのような

そんな錯覚を覚える


でも、あまり変化がないように見えるけど

物事は少しずつ確実に変わっていて

2年2ヵ月の重みを感じる



周りのみんなが2年2ヶ月の間に変わったように

少しは私も変わったのかな・・・



でもそれはきっと、自分では気づきにくいのかもしれない

いつか、そこにある変化に気づくのかもしれない



あっという間に日本に順応して

さぁ、次は何をしよう



行く先が決まるまで、このブログもちょっとお休み

隊員としての任期が終わる


ジンバブエで、ウガンダで・・・

私は外国で音楽をすることの難しさを感じ続けた

外国で満足の行く仕事をすることに限界を感じてた


言葉、文化、考え方、生き方・・・

違い、越えられない壁、深まらない理解

そういうものにやるせなさを感じてた



だけど、それを変えるきっかけをくれたのが

任地で企画したイベントだった


本当にやりたいと思うことに対して

自分の言葉で話して

本気の気持ちをぶつけて

そうして相手と向き合うことで


違いや壁はそのままでも

何かがカチッと音を立てて変わった気がする

彼らと私が共有できる新しい領域が発生したような



弱気になってたけど

後ろ向きになってたけど


もう一度、思い描いてた自分に近づいてみよう

そう、思えた


まだ、甘いとは思う

でも、信じて突っ走ってみよう、今回みたいに

たまに立ち止まって、振り返ればいいはずだから



2007年6月18日 成田発、ジンバブエへ

あの日から2年2ヵ月

2009年8月18日 ウガンダ発、成田へ

任期を終えて、帰国します

胸を張って、笑顔で、かけがえのない経験と共に