W杯サッカー。
みんな、なんとななく応援していたベルギーが負けちゃった。守備的なフランスを批判する向きもあるけど「パス回し」を敢行した日本が文句を言える筋合いではない。編集したモノを見ただけだけど、やはりフランスの中盤はスゴかった。とくにカンテ。気の利かせ方に驚異的なスピードとスタミナ。さすがレスター優勝の立役者。
さて、イングランド好きなタイのお友だちPさんが、イングランドがコロンビアをPK戦で下したとき僕はイングランドのキーパー・ピックフォードをちょっと貶したLINEを送ったところ「何を言ってるんですか、彼は世界レベルですよ」とお叱りをうけてしまいました。
なに言ってんのと思いましたが、自チームのエバートンもパットしないし、普段プレミアリーグを見ていてもそれほどのインパクトはなかった。これまでの頼りない主軸・ハートの後釜ということで見くびっていました。でもたしかに「当たってる」。
そしてベルギーのクルトワ(チェルシー)、デンマークのシュマイケル(レスター)あたりを「名手」と囃すマスコミにちょっと辟易していました。たしかにチームは勝ってて、いいセーブもしていたけれど、僕の中で今回のW杯でのGKランクは、スペインのデヘア(マンU)、ブラジルのエデルソン(マンC)、ちょっと陰が薄くなってきたけどドイツのノイアー(バイエルン)でした。
とくにデヘアはプレミアリーグでは出色。彼のおかげでチームを何回救ったことか。それが今大会ではまったく精彩を欠いていた。コンディション不良?モチベーション低下?
でもサッカー経験者の同僚と話していたら、その謎が少し解けた。GKって、それなりの距離からどフリーで打たれたら、まずノーチャンスなんだって。いいセーブができるのは、シュートする相手の情報をスカウティングしておくことと、DFの協力のおかげ。当たり前かもしれないけど、対戦相手を徹底的にスカウティングして、利き足はもちろん、どちらに切り返すとか、どのコースに打つのか等々、ここしかない、というところにシュートを打たせる。DFとの協同作業だということでした。ま、当たり前っちゃ当たり前ですけど。
ということは、精彩を欠いていたGKたちは、そのままチームのDFの出来が悪かったということになりますね。いかにデヘアでも連携を欠いたDFとはいい仕事はできなかったということか。マンUのDF陣はああ見えてwwうまくやってるということなんでしょう。
となれば、わがカワシマくん。彼ばっかりを責めるのもアレかと思います。セットプレイの守り方は日本の永遠の課題ですね。「高さに負けた」なんて言ってるうちはダメだと思うよ。
さて、イングランド。当たり前ですが全員プレミアリーグ所属。若いチームですが「当たってる」GKを中心にどんな戦いをするのでしょう。楽しみです。