続けて
ドームネタ!
SUPER JUNIOR ―11万人を魅 了したSUPER SHOW
2012年05月14日11時49分
写真=SMエンターテインメント
「こんにちは、SUPER JUNIORです!」
大きな声が東京ドームに響いた。そして、大 きな歓声がそれに応えた。5月12日、13日の 両日間、東京ドームで「SUPER JUNIOR WORLD TOUR “SUPER SHOW 4” in TOKYO」 が盛況の中、行われた。1日に5万5千人。11 万人が東京ドームで熱狂した。チケットを申 し込んだ40万人のうち、選ばれたファンは SUPER JUNIORと一つになり、観客席はパール サファイアブルー(SUPER JUNIORのファンカ ラー)一色となった。
スタートから華麗なSUPER JUNIORのコンサー トは4時間にも及んだ。1万円のチケットで盛 りだくさんの手土産を持って帰るようなもの だ。人々はこれを「SUPER SHOW」と呼ぶ。 SUPER JUNIORのコンサートにないものはな かった。一つ一つ説明することが出来ないほ ど、盛り沢山だった。だから彼らに魅了され るのだろう。コンサートが終わっても絶える ことのない歓声。帰路に着かずその瞬間を楽 しむファン。そうやってSUPER JUNIORと E.L.F(ファンクラブ)は一つになった。
死角席まで行くSUPER JUNIOR
SUPER JUNIORのコンサートには視野制限席が ある。当初、コンサートチケットは5万席規模 だったが、ファンからの要請によって死角の 席まで販売することになった。しかし、彼ら のコンサートの視野制限席はただの席に過ぎ なかった。彼らはコンサートの間、宙を舞 い、ステージを走り回ってファンに少しでも 近づこうしていた。オープニングから一ヶ所 にとどまることなく、9人のメンバーはステー ジじゅうを走り回って、自身の領域をマーク した。
どこに座っても見られる。ファンから向かう のではなく、SUPER JUNIOR自らがファンへ近 づくファンサービスは観客を感動させた。 SUPER JUNIORが走るだけでは足りず、ステー ジが動き、そのステージが高くなるのはもち ろん、クレーンで2階席のファンがいる所まで 向かうサービスは「SUPER SHOW」最大の武 器だった。また、8mの高さを誇る噴水ショー は観客を驚かせ、花火に浮かび上がったサイ ンメッセージはファンに感動を与えた。
マルチエンターテイナーを全て結集させた
SUPER JUNIORといえばまず思い浮かぶのが、 元気さだ。ダンスミュージックをメインにし ているSUPER JUNIORはプロらしいダンスの実 力でファンを沸かせた。ダンスももちろん、 歌まで上手な彼らは、クールダウンのための バラードで会場をロマンチックな雰囲気に し、愛をささやくような「僕たちの愛」は、 ファンの心をとろけさせた。
コンサートのタイトルである「SUPER SHOW」らしく、強烈な「スーパーステー ジ」もあった。映画「サウンド・オブ・ ミュージック」の挿入曲「ドレミソング」を 歌った彼らは、まるで子どものようだった。 扮装したシンドン、シウォン、キュヒョン、 ソンミン、ウニョク、ドンヘ、イトゥク、 イェソン、リョウクは人々を楽しませ、「い つのまにか僕たちは」を歌いながら、コミカ ルなショーを披露した彼らの姿に会場では爆 笑が起きた。
ぎこちない日本語がむしろ可愛い
カリスマ溢れるオープニングで観客を圧倒し た彼らは「BONAMANA(美人よ)」で観客に挨 拶を伝えた。メンバー別の挨拶は、彼らを キュートな男たちにさせた。恐る恐る日本語 で恥ずかしそうに挨拶をし、ぎこちない日本 語でコメントをした彼らにファンは歓声を上 げ「可愛い!」を連呼した。
メンバーは日本語で話しながら恥ずかしそう にしていた。表情と仕草でカバーする姿に、 より大きな歓声が起きた。特にコンサートの 最後にファンのために書いた手紙を読んだ姿 を、微笑ましく見守る日本のファンの様子が 印象に残った。手紙の内容は「本当に会いた かったです。感動して全く眠れませんでし た」という内容だった。
一日を全て使っても足りないソロステージ
9人のソロステージは圧巻だった。「Sorry, Sorry」に合わせてダンスを披露したウニョク は、女性ダンサーとのスキンシップでファン の嫉妬を買った。シンドンは「Twinkle, twinkle little star」でシャッフルダンスを披露 し、歓声があがった。イトゥクは上半身裸と なり、これまで見せることのなかったドラム の腕前を公開し、女性ファンの心を揺るがし た。
ソンミンは「One In A Million」を、シウォン は「Your Grace is enough」を、キュヒョン は「奏」を、イェソンは「愛するほど」を熱 唱。ドンへとウニョクは「Oh No」「Oppa, Oppa」で雰囲気を盛り上げた。また、リョウ クとソンミンは「Story」で感動を与えた。
4時間でも足りない
SUPER JUNIORはアンコール曲まで全て終え、 挨拶をしてもステージから降りることが出来 なかった。東京ドームを埋め尽くしたパール サファイアブルーを見ながら、感激してい た。「ありがとうございます」を連呼しなが らも、ステージから降りることはなかった。 ステージを行き来しながら、丁寧にお辞儀を していた。彼らの心はファンを感動させた。
最後には、メンバーは涙を見せた。「今日は 昨日よりたくさん泣くと思います」と話した イトゥクは、多くの涙を流した。夢だった東 京ドームでのコンサート。11万席を埋め尽く したパールサファイアブルーを目の当たりに して、涙を流すのは当然のことであっただろ う。SUPER JUNIORは何度も何度も「ありがと うございます」と叫び、名残惜しそうにス テージ裏へと去っていった。
記事書いたひと
よくわかってるじゃないかー!


