続き物です。先にこちらをお読みください。

1、袖振り合うも多生の縁   

2、人生の経営者が誰であるかを気付くことが必要

3、情報が氾濫する大海原を溺れずに泳ぐ方法

4、考え方がわかるとすべてが輝く


 経営者の仕事とは?



第2章で、


人生の経営者とは誰かということを書きましたが、


経営者の仕事とは、何でしょうか?





経営者の仕事とは、「決める」ことです。





例えば、


この商品を仕入れるか仕入れないかとか、


この場所に店舗を出すとか出さないとか、


この人を雇うとか雇わないとか、


売り上げ目標を、10億円に決める、15億円に決める、


など決めることが仕事です。






その自覚の無い経営者は多分、


大した事業は出来ないし、


そもそも経営者としての仕事をしていない。






でも、その様な人ほど、忙しい、忙しいと言う人は多い。





なぜか?






それは、仕事と作業を混同しているから。




仕事と作業は対になる言葉です。




では、作業って、何ですか?





仕事より、イメージしやすいと思いますが、


作業とは、右から左へ決められ通り並べるとか、


本体に部品を付けるとか、


何も考えずに、決められたことをします。





作業とは、「決められたことを、すること」


ここからも、仕事が「決めること」とわかります。





そして、仕事と作業をあわせて業務と言います。





この定義が出来ていないと、何事も上手くいきません。





例えば、飲食店の店長会議があったとします。


それぞれの店ごとに、課題を与えて売上を


1000万円づつ、アップする目標を立てたとします。





1ヵ月後、結果を見るとどうしても差が出てきます。





成績が悪かった店長に話を聞くと、


「仕事が忙しくって、忙しくって、課題まで手が回りませんでした」


と答えることが多々あると思います。





そして、仕事が忙しいんだから、


仕方がないやん、という態度を取る。





実際、何していたのと聞いてみると、


調理のバイトのAさんが辞めてとか


ホールのB君が事故入院してしまってとか、


その穴埋めで店長がホールの


仕事をしていた、


それで忙しい、忙しい、なんて事があります。





これは、作業に追われているだけで、


仕事をしていない。





皆さんが普段、忙しいのは


作業で忙しいんですか?


仕事で忙しいんですか?





もし作業に追われて忙しいとしたら、


経営者としてやっていくのは難しいんではないでしょうか?





皆さんが自分の人生、経営者として経営していくうえで


仕事人間になりたいですか、


それとも作業人間になりたいですか?






皆さん、仕事人間ですよね。




仕事とは、「決めること」とわかりましたが


決めること、とは何でしょうか?


次回、書きます。