ニンテンドーswitch「ARMS」のアーム別攻略記事。

最終回です。

そのテーマは⋯⋯　パラライザ

　サイボーグ００９の銃でもおなじみですが、

　ARMSにおいては

　パラソル系の中量級アーム。雷属性。

　しかし、このアームは単なる、雷属性になったパラソル、ではないのです！！！！

　大事なことなので二度言いますが、パラライザは単に雷属性になったパラソルではありません。

　まず、パラソルの挙動をおさらいしましょう。

　パラソルは発射時はたたまれています。動きはゆっくり。

　そして、ちょっと進むと傘が開き、猛烈にスピードアップして飛んでいきます。

　動きがゆっくり～　の部分は非常に短いため、普段は意識していることもないと思います。

　ではパラライザは？

　パラライザも発射時はたたまれています。動きはゆっくり。ここまでは同じ。

　しかし、なかなか傘が開きません。

　スピードアップすることもせず、いつまでものろのろと相手を追っていきます。パラソルと違いホーミング性能が高いようです。

　そして、相手の至近距離まで近づいたときにようやく傘が開く！

　で、そのちょっと後に猛烈にスピードアップして相手に突っ込む！

　このスピードアップして～　の部分は非常に短いため、気が付いていない人も多いと思います。

特徴をまとめると

・動きは非常にゆっくり

・ホーミング性能が高い

・相手に近づくまで傘が開かない

・ようやく傘が開いたあとは、スピードアップ

　見ての通り、パラソルとは完全に別物。

　そもそもパラソルは、相手の中量級を相殺したり、軽量級をはたきおとしたりすることを得意としますが、

　それは傘が開くことで当たり判定が広くなるから。

　相手に近づいてようやく傘が開くパラライザでは、

　同じ仕事をするのは難しいのです。

　そもそも、スピードが遅いせいで、相殺合戦になると大概手数で負けます。

　これをいくらか解決する方法が、超接近戦を挑むこと。

　パラライザは相手に近づいてようやく開くアーム。

　つまり、インファイトに徹していれば傘が開くタイミングも、加速するタイミングも早まるのです。

　では、接近さえしていればパラライザはパラソルと同じように使えるのか？

　答えは非情にもNO！

　確かに攻撃面では接近していると、相手に当たるようになります。

　ですが、インファイトにおいて、大きな隙は命取り。

　だからこそ、重量級アームは一発必中が求められますし、重量差という強力な武器を持ちます。

　そこにいくとパラライザは？

　スピードが遅くて、腕を落とされると隙も大きく、そのうえ、中量級なので重量差のメリットもありません。

　インファイトで使おうとすると、やりづらいことこの上なし。

　パラライザはメガボルトにはなれないのです。

　かといって、遠距離で使うとまったく当たってくれない⋯⋯

　しかも、傘が開いて当たり判定が広くなるぶん、相手のパンチですぐにつぶされてしまい、近くにさえたどり着けません。

　たとえたどり着いても、そのスピードの遅さゆえ相手は見てからガード余裕。

　それなら、チェイサーでいいじゃん！

　防御用にと割り切ろうとも、ファランクスが存在する。

　本当に、本当にこのアームは謎だ。

　性能がまるで噛み合っていない。

　しかも、当たり判定などの本来長所である能力がマイナスに働いている。

　最初のとき、単純にパラソルの色違いだと考えていた過去の自分に教えてやりたい。

　こいつは、お前を最後まで悩ますことになる最大の変態アームだと！！

　パラソルにはなれない、メガボルトにもなれない、チェイサーにもファランクスにもなれない。

　しかし、その境界線上のどこかに、このアームの役割が存在するはずです。

　私は使用率ランキング３位にパラライザがランクインするまで、ひたすらこのアームを使いまくり、それを探りました。

　そして、ついに発見したのです。

　パラライザの正しい使い方！！

１、接近戦で使うアームである

　⋯⋯遠距離では隙ばっかり大きくて役に立ちませんでした。

２、相手のパンチと相殺させてはいけない

　⋯⋯これは意外でした。パラソルの派生なのに戻りがあまり早くないのです。

　　　緊急の防御以外ではやめた方がいい。

　　　相手の攻撃は回避するか、もう片方のアームで対処。

３、チャージして使う

　⋯⋯雷属性がないと、このアームは相手にとってプレッシャーになりづらいです。

４、相手が隙を見せたときに発射！

　⋯⋯このアームは、そのような使い方がもっとも効果的でした。

　　　広い攻撃範囲＋ホーミング性能により、相手の隙を的確にとらえます。

　　　それこそ、命中率７０％とかになったり。

　　（命中すると確信したときしか発射しないせいだけど⋯⋯）

　接近戦において、もう片方のアームで圧力をかけつつ、相手が隙を見せたら発射！感電！追撃！

　と、いった戦いになります。

　重量級から中量級に落ちたかわりに、若干動きやすくなり、チェイサーのホーミング性能を得たメガボルト、と言うのが妥当でしょうか。

　と、こんな感じで非常に使いづらいアームでしたが

　なんと、大会の日本チャンピオンが試合の重要な局面で、大真面目にこのアームを選択したという珍事もあります。

　狙いは、大会での使用率が低いアームを両手に持つことで、大会用に訓練を重ねてきた相手を攪乱することだったそうで、対戦相手の選手も苦笑いだったとか⋯⋯

　しかし、作戦は見事に的中し勝利に導いたのでした。

　対策されていない作戦、は、やはり強し。　

　日本１まで目指さなくとも、トリッキーなインファイトのオトモにパラライザを使ってみては？

　いつもとは違った、しびれるような体験が待っているかもしれません。

　腕が太くてチャージを維持できる、マックスブラス、ミェンミェン（龍化前提）がおすすめ！

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最後の変態最大の謎・パラライザ ～ニンテンドーswitch「ARMS」

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